「誰が言うかではなく、何を言うか」と人は言うけれど、キレイごとだと思う

 この記事で書きたいことはタイトルの通りである。とある会社(とはいえまだ三社しか働いてないが)にて、このフレーズを言われた。僕も最初はそう思っていたし、気にくわない相手であろうと、それが仕事なら話は別だと切り分けるようにしていたからだ。だが、どうだろう。現実はそんな甘くない。正しいことを言ったとて、やはり人間の好き嫌いだったり、社歴が長いから、と言った会話の中身以外の部分での評価が多分にある。
 かくいう私自身も、お前が言うんかい!と心の中でツッコミを入れつつ、言っていることは正しいから受け止めるかぁ、くらいの処理で誤魔化しているにすぎないのだが。

 だが、今の話は自分が受け止める側だから、これで済むが、発信者側だとこうは行かない。やはり学歴や社歴といった肩書きは付いて回ってくるし、きれいごとでは片付けられないのが現実である。ただ、実績を出していると言われる人は事実結果を出しているのだと思う。それがどんな手段なのか、自分も同じようなやり方で闘いたいのかは見極める必要があるだろう。

 極端な例を言えば、金メダリストが言う練習方法を真似すれば金メダルが取れる、というわけでもないけれどその方法を真似すれば強くなれる気がする、みたいなものだと思う。本音をどこまで話すか、どんな風に見られたいか、みたいなテクニックは難しいなと思うのです。

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