わたしの音楽年表②バンクーバー編
25歳のころ、3年間務めた証券会社を退職し、
バンクーバーに語学留学した。
バンクーバーはカナダの南部左端に位置する、2010年冬期オリンピックが開催された都市。
移民や留学生が多く、とても自由で開放的。
私の肌になじんだ。
すぐ好きになった。
何より夏の気候が最高だった。
カラっとしていて暑すぎない。
夜9~10時まで明るい。
この写真は夜9時頃。
そして、雨がほとんど降らない。
とっても過ごしやすかった。
(冬はほぼ雨で夕方4時ごろには真っ暗なので冬の留学はおすすめしない)
7月~12月までの半年間、
ダウンタウンの語学学校に通い、
発音を中心に英語を学んだ。
というと聞こえはいいが、ほぼ毎日語学学校の友達と飲んでいた。
飲みながら会話することで英語を覚えたようなものだ。
体重も順調に増え、
腰の椎間板が悲鳴をあげて病院にも行った。
その時病院でもらった鎮痛剤が、筋肉を弛緩させて超~気持ちよかったのを覚えている。
飲んでしばらくするとふわ~っとして秒で眠った。
また欲しいな(こら!)。
とにかく毎日酒を飲んでいた。
二日酔いで幾度となく午前の授業を休んだ。
大学生の頃と、何ら変わらない。
どこにいても、人は変わらないんだなぁと思った。
It's up to you.
(あなた次第)
この頃、口ずさんでいた自作の歌詞だ。
(ハローバイバイの都市伝説ではないよ)
どこにいても、
何をしても、
誰といても、
どう感じるかは自分次第。
これが留学して得た一番の気づきだった。
語学習得はもちろんだけど、
本当は自分探しの旅をしたかったんだと思う。
自分探しは、外を見ることで内を見つめ直し、気づきを得る作業。
実は、どこにも行かなくても自分探しはできたのかもしれない。
じゃあ行かなきゃよかった。
なんてもちろん思ってはいない。
素晴らしい景色に出会えたし、
世界各国に友人ができたことは人生の宝となった。
そんなこんなで、
カタコトの英語力と、
7キロほど逞しくなった体を携えて、
私はGo back to Japanした。
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