学校のお勉強だけでは無い”お勉強”を教えてくれた先生。

高校3年の時。

ぼくは工業高校だったのでいろんな実習があるわけですが、
確か電子回路かなんかの実習だったと思う。
（それすら全然覚えておりません…）

授業をよく寝ていたのでw、
（一番酷かったのは体育の授業で寝てたこと汗）
その先生にも怒られた記憶があるのですが

ぼくが今でも印象に残っているその授業は
実習の最後10分くらい、
実習をほっぽり出して語り出した先生の姿。

「ぼくはね、これしたいなぁ！と思った仕事は
　これまで全部やってきてるんです。
　実際、教師もまだ数年やし（忘れた）、
　あと数年したらぼくはカメラマンになるんです」

珍しい話をしだすなぁ、と思いながら
興味深く聞いていた記憶があります。

友人に聞いた話だと
本当に数年で教師を辞めてカメラマンになり、
個展も開いてたらしい。

その時に先生が手に持って熱く語ってたのが
「ナポレオン・ヒル　プログラム　思考は現実化する」
だった。

「今まで書くだけでやりたいことを叶えてきた」と。

頭をハンマーでガーンと叩かれたような衝撃を受けたのを
今でも覚えています。

借りたい人は言ってくれたらワークブック見てみて
と言ってくださり、ぼくだけ借りた。
他の人は見向きもしていなかった。

借りて「オモシレー！」と感動しながら
何も書き出さなかったのは自分らしいけどw、

自己成長とかに興味を持ち出したのは確実にこの先生が
いたからこそだと、十何年経っても思い出します。

今思えば、オシャレで軽やかな先生で
クソ真面目な先生ばっかり（失礼）の公立高校にしては
異色の存在だったのは当時から感じていましたが、

正直社会に出たら役立つのかどうかわからない、
しかも工業高校だから尚更特殊な知識よりも

これからを生きる生徒には
本当に自分の人生を生きてもらいたい、
そんな想いがあったのかなと書きながら感じました。

お元気されていることを願いながら。

忘れられない先生のお話でした。

#忘れられない先生