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声にならない思いが絶叫する


声にならない思いが絶叫する

どうでもいいで捨てないで

零れ落ちた黒い影が

今日も僕の息を覆って

呆れるほど聞いた言葉も

全て無にきえて

どっかに行ってしまった

どこへも行けなくなってしまった


彷徨う亡霊は今も


僕を見つめている


嘆くこともせず


ただ


僕を見つめている



光り輝く夜空の

晴れ間がしいことに

隕石が落ちたような

空しい衝撃

無音の刃が今日も

全て虚ろにきえて

どっかに行ってしまった

どこへも行けなくなってしまった



一面の草原の水面に


僕は水を育んだ


それはもしかしたら


濁りのようなものかもしれない


今も


訥々と溢れて已まない



声にならない思いは張り巡らされて

光り輝く夜空は向こう側

黒い影の自戒が

頬を泪で濡らす



悪戯にしては悪意が酷い


傷つけるのも傷つけられるのも


タールはそこら中にまき散らされた


拭えもしない


拭いたくもない


清純派の僕は今日も



頬を泪でぬらす






最後まで読んで頂きありがとうございました!





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