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想い出のコニーアイランド

初めて行った海外は1人でNYだった。ツアーでなく航空券とホテルだけを旅行代理店に頼んだ。当時は海外旅行に纏わるイロイロのほとんどを、全く何にも知らなかった。受け取った(今は亡き)ノースウエスト航空券のチケットは団体割引チケットのバラ売りの代物で、それはフツーのチェックインカウンターではなく団体向けのカウンターに行く必要があったのだが、そのことを代理店に説明を受けた記憶はなくフツーのチェックインカウンターで順番を待った挙句、ここじゃないとかナントカ言われた(その後の海外旅行では団体チケット航空券を使ったことがなく団体チェックインカウンターなんてものが今もあるのかどうかさえ知らない)。

何故、NYだったのか?それは、スパイク・リーの映画「Do the right thing」を好きになったから(当時、ブルックリンにあったSpike Lee Joint(店)に行ってDo the right thingのTシャツとか買った)。でも、その話はまた次の機会に。

ノースウエストの機体はなんだったかもう忘れたけど(ボーイングだったと思うけど)、2-5(4?)-2の座席配列だった気がする。でも、機体後部で胴体が細くなったせいの窓際2席だったのかもしれない…忘れた。私は通路側、隣の席は韓国人の鍼灸師だった(テキトーな英語と漢字の筆談で話した(今考えると漢字がまだ分かる年齢の韓国人だったってことだ)。でも、この話も別の機会に。

とにかくNY、マンハッタンのホテルに着いた。最寄りの駅はペンステーション(ペンシルバニア駅)で、7thアヴェニューを挟んでマジソンスクエアガーデン向かいのホテル・ペンシルバニア(ペンタホテル)だった。このホテルは今もあるしそれなりに大きいけど、まあ中級ホテルかな。ルームチャージは100USD~150USD程度だったと思う。代理店に宿泊分の料金は支払ってありホテルクーポンを使ったような気もするけど細かいことはもう覚えてない。チェックイン時にクレジットカードあるか?と訊かれたはずだが当時、そんな英語は聞き取れなかったのでうやむやに。その結果として部屋の電話は外信は、着信以外(発信は)使えなかった*1(ルームサービスへのダイヤルは出来て頼むことは出来た*2)。部屋の壁紙は一部破れてた。

ホテルの部屋は33丁目通りに面していて体を乗り出せばエンパイアビルが窓から見えた。本当に何も知識がなく英語もマトモに聞き取れなかったりしたので最初の1-2日は、ウロウロと徒歩で移動してホットドッグスタンドでホットドッグ買って食べたりした。

マンハッタン内のセントラルパークより下の方はエリア的にそんなに広くはないので33丁目辺りからだとダウンタウン、ロウアーマンハッタン(ウォール街とか)やタイムズスクエア、セントラルパークへはそれぞれせいぜい2,3-4km程度?歩いて行けないこともない。

私はどちらかというと行き当たりバッタリな感じではなく、ある程度は準備しておきたい方(むしろ脳内シミュレーションまでする方)。なので、知り合いのツテでNY在住の人を紹介してもらっていた。NYに着いてから2-3日後だったと思うけど、その人にエンパイアビル近くのショッピングモール(何処だか忘れた)で会った。いろいろ教えてもらった。地下鉄の乗り方も教えてもらいそれからは地下鉄を多用した。当時はまだトークンだった(今はテレフォンカードのようなプリペイドカードだよね?)。窓口で「テン、プリーズ!」って言ってトークン10個入りの袋を買えと言われた。

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きっと幸せになりますよ(私が