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死にたい君へ贈るnote*武士道と白襷隊(しろだすきたい)

こんにちは。

君は死にたいくらい辛いのかな?

ここへ来てくれてありがとう。

僕もよく死にたくなるんだ。

でも人間に限らず生き物は100%死ぬから安心して。死に急ぐ必要は無いし無理に生きる必要も無い。ただ、君はそこに存在していれば良いんだよ。するとさ、虚無感にも襲われるだろ?

生きて行くには何か役割が必要なのかな?虚無感は何処から来るのかな?逆算してみると、役に立てないから虚無感に繋がるのかもしれない。

役に立ててないかな?役に立ってないと生きる権利無いのかな?神様がそんな心が狭いと思う?働け働けって言うのは誰かな?

僕には分からないんだ。ただ不思議だなって感じる。

僕らは誰かの役に立たないと生きる権利が無いみたいに思うのは、変だよ。存在そのものが奇跡で、奇跡の星に存在しているのに、何を畏れて何に怯えているんだろうね?

君が今、もう死ぬ気でいたとして、最後に僕の話を聴いてくれるかな?

僕がいつも死にたいって思っても、最後に必ず踏み留まるのには理由があるから。そのお話を君にも聴いて貰いたいんだ。

ちょっとここからは、残酷な話になるから、無理だと思ったらすぐに読むのを止めて大丈夫だからね。君は君の自由に選択して生きて大丈夫だからね。

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日本には武士道って言葉があるね。言葉は有名だけど、その本質や本当の意味を知っている人は少ないと思うんだ。何となく分かっている人は沢山いると思いたいけれど。

武士道で有名な「葉隠(はがくれ)」は、江戸時代に平和になって武士の活躍する場が無くなってから、書かれたと言われているよ。堕落を防ぐ為に、武士の心構えを説いている書だとも言われている。

戦国時代なら当たり前の事を、忘れないようにと改めて書いたって事なんだと、僕個人は解釈しているよ。

鎌倉武士や他国と戦った武士に関する外国の記録からは、日本人の戦い方に武士道そのものを感じるから、元々、日本建国から連綿と続いている戦闘民族としての気質や気概があったんだと思う。

中国の書物には、「日本人は死地に置いても絶対に引かない。相手が10倍だろうと逃げない。死を恐れない。そして非常に切れ味の鋭い武器(日本刀)を使う。こちらが槍で応戦する前に刀で斬り殺される。」などの文献が残っていて、

日本人は、相手が10倍居ても、全く恐れずに戦い挑んで来るので、槍の方が長くて有利なのにも関わらずに、自国(中国)の兵士が怖がって逃げ去る。という記述があるんだ。

死を恐れないのは、武士道の基本。生きる道と死ぬ道の分かれ目があったなら、迷わずに死ぬ道を選べ。という記述がある。この点が「死に狂いの書」として「葉隠」が禁書にされたりした理由かもしれないね。

でも、本質は逆なんだ。

生きようとして逃げて殺されるくらいならば、死ぬ気で最後まで戦い抜けば、その中で生きる道が見いだせる。僕は、そういう意味だと捉えているよ。

死地へ飛び込んで、生きる道。最後まで戦って生きる道。散り際の美学とは、最後まで美しく生きる事に拘る道。でもあるんだと、僕はそう感じている。

いかに華々しく死ぬか。いかに壮絶な散り際を魅せるかが、武士の誉れとされた時代があった。

恥の文化と言われるのは、恥ずかしい死に方や生き方はするなよ。美しく生きる道があるのだから、最後まで美しく生きろよ。って、本質を知らなかった僕は、これを知った時に魂の琴線に触れたんだ。

ああ、この世には美しく生きる道が存在するのかってね。

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そして残酷なことだけれど、旧大日本帝国軍にも受け継がれていたと思う。今も無形だけれど、自衛隊が引き継いでいると思う。今、現在の日本の憲法や法律では、専守防衛。つまり【例え自衛の為でも】先制攻撃が禁止されている。

空軍のパイロットが明らかに撃墜されると分かって居ても、攻撃出来ない場合にどうするか知っているかい?命令はされて居ないし、どこにも明文化されていないけれど、離脱して逃げ帰れないならば、体当たりして止めるしか無いんだよ。

その意味は分かるよね。

命に変えて、国を守る。そんな人達が、令和になった今現代でも実際に存在して国防を担っているんだよ。今は令和なのに、未だにそんな状況を許している大人の責任は重いと僕は思っている。

ちょっと話がズレたね。話を戻すよ。

旧大日本帝国は、白人が他国を植民地化する中で、小さな身体でも決して臆せずに、立ち向かって戦ったアジアの英雄なんだ。右翼の話や保守の話をする気はないよ。

そこにあるのは武士道だった。

明治天皇は、乃木希典(のぎ まれすけ)将軍に「お前は生きて帰って来い。決して死ぬな。」と命令した。乃木将軍は、天皇の命令を忠実に守って帰還したけれど、自分よりも若い部下を沢山死なせてしまった事で、大変苦しんだという。

だから、明治天皇が崩御された後に、夫人と共に切腹して武士としての命を忠実に君主に捧げた。

乃木将軍の中の一つの話に「白襷隊(しろだすきたい)」の話がある。僕はね、この話を知らなかったし、これを知った時に、何故、義務教育で教えないのか疑問に思ったね。

これだけの犠牲を出して、日本を守り、国や家族や未来の日本人の為に、若い命が壮絶な死を遂げたのに、知らずにいる日本人の方がきっと多いのだから。

哀しいけれど、君が命を捨てるなら、彼らの守った日本はどうなってるんだ?僕は、彼らが繋いだ命を、簡単に捨てるなんて言わないで欲しいんだ。

だから、僕もいつでも死にたくなった時に踏みとどまるんだよ。関係ないと思ったかもしれないけれど、彼らが居なければ、日本という国が滅びて存在しなかったかもしれないんだ。君も僕もね。

武士道は実践の道なので、知っているだけでは何の意味も無い。美しく生きる為の書なんだよ。死ぬ前に一度だけで良いから読んでみて欲しい。無様に死にたいならば、そうすれば良い。それは誰しも自由だから。例え君が死なないと決めても誰でも100%死ぬから安心してお迎えを待つといい。僕もそうするよ。

死は哀しくも辛くも恐くも無い。

ただ、大好きな人達に会えなくなるのが寂しいだけさ。

この先は、白襷隊のお話と僕が思う事を少しするね。

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