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【UXリサーチ】デザイン未経験だった学生によるユーザーインタビュー体験記

UI/UXデザインをするにあたって必要となるユーザーインタビュー。最近、長期インターンや空いた時間で個人的にサービスをデザインする上で、とても重要であると気がついた一方で、これが難しい!先日個人製作した際の実体験や感想を踏まえつつ、本日の記事にしてみたいと思います!

ユーザーインタビューとは

サービスを作る側がユーザーのペインを解消・解決、また現状より良くする方法として立てた仮説が、本当にそうなのか確かめるために実際にユーザーに聞くこと。ただ、そこで必ずしも正解を得られるわけではなく、あくまで仮説検証。インタビューを行っては仮説を立て直し、またインタビューして検証する、を繰り返すことでサービスをどんどんブラッシュアップさせていくことが大切。

また、Goodpatch blogにはこのように書かれていた。

"ユーザーから教えを乞うためのプロセス" 

Goodpatch blogより

"教えを乞う"という表現が面白いなと思っていたら、『UXリサーチの道具箱』という本でも、このように書かれていた。

"ユーザーに弟子入りするつもりでインタビューする"

著・樽本徹也『UXリサーチの道具箱-イノベーションのための質的調査・分析』より

師匠であるユーザーに弟子入りし、以下のプロセスを繰り返す。

"教えを乞う→根掘り葉掘り→確認する→フォーカスを移動する"

著・樽本徹也『UXリサーチの道具箱-イノベーションのための質的調査・分析』より

ここからも分かるように、インタビューとはただ質問をして回答を集めるという行為ではなく、ユーザーが潜在的に抱えている課題が何かを見つけるために行うのだと思う。

実際に家計簿アプリを個人制作した時のお話

◎インタビューをする前

まずインタビュー以前に、サービスをまっさらから作る段階でアンケートをとり、想定ユーザーがどんなニーズ・課題を持っているのかある程度見当をつけた。アンケートは文字ベースなこと、回答者の負担にならないボリューム感を考慮すると、あまり本質な答えは得られないような肌感だった。(選考課題のように短期間で作るものには、クイックに目星がつけられるため有効かと思った。)そして第一段階で立てた仮説から設計してプロトタイプまで作り...

◎いざインタビュー!

インタビューでは、ユーザー想定の友人に、制作したサービスのプロトタイプを実際に触ってもらい、そこから根掘り葉掘り聞いた。Yes or Noで答えられてしまう質問だと、ユーザーの本音が聞けない(と、色んなところに書いてあった笑)ので、オープンな質問をするよう心がけた。はじめはUIを見せながらフローごとに質問を投げて、自由に語ってもらおうと思っていた。しかしそれが難しかった!!!!ので次にまとめる。

難しかったこと•どう乗り越えたか

自分が新たに作ったサービス(=当たり前だけど、相手が普段使っているわけでないサービス)のUIをインタビューの場で見せて、それを使っていることを想像して語ってもらうことは予想以上に難しかった。フローをざっと説明して、いざ意見を聞こうとしても、

|| 友人「え〜と・・・どうなんだろう?」

みたいな感じに何度もさせてしまった汗

では、それをどう乗り越えたか。ペルソナと近しい自分のエピソードをUIを見せながら話した。この時に、UIに直接関係しないことでも、自分の私生活の中でこういう課題あるよなっていうのを打ち明けてみる。

|| 私「私はこういうときこうなっちゃうんだよね」

|| 友人「ああ〜わかる、私もこういうときあった!で、〜」

みたいな感じで、共感してくれると、いろいろエピソードを踏まえて話してくれた。これも色んなところに、ユーザーに共感することが大事と書いてあるが、相手がなかなか使っている状況を想像しにくい時は、逆に自分のエピソードに共感してもらい、自身の体験を思い出してもらうっていうのも大切かもしれない。

インタビュー後

インタビュー後はユーザの共通点を見つけて、ペルソナを再設定し、UIに落とし込む作業をした!そこで改めてしっかりペルソナを定義したのだが、ペルソナがぼやけているとサービス自体ぼやけることに気がついた。インタビューをする前まで、ペルソナを具体レベルで想像できていなかったので、ペルソナ外の人にウケるようにと考え始めたり、ブレまくりだった。なので、ペルソナが固まった後にデザインしていた時は、誰かのためにデザインするってこういうことか、と思った。

今回記事にしたユーザインタビューついてもまだ発展途上ですが、その後の、見つけた共通点をもとにUIに落とし込む作業はさらにまだまだなので、これからも精進していきます!


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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