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「7日間ブックカバーチャレンジ」第4日目…『國體講話』

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facebookからの轉載。令和2年5月15日(金)執筆。

戰前を代表する神道思想家、今泉定助の著。昭和13(1938)年刊。GHQ發禁圖書。

「神道思想は、西洋哲學に對抗できるのか」「そもそも、神道に哲學と同列に論じるだけの理論が存在してゐるのか」「あるいは、存在し得るのか」
私は、かうした問ひを長期間持ち續けてゐた。そんな時、一條の光明を與へてくれたのが、本書の存在だつた。そこには、雜多な神道思想を網羅的に體系化し、神學にまで深化させ、尙且つ行動へと喚起する宗敎性をも持ち備へた神道があつた。

一流の古典學者としての該博な素養。西洋思想への對抗心。絕大なまでの尊皇思想と神祇信仰。そして「世界皇化」にまで至る宇宙規模の思想。

「國體とは何か」といふ問ひは、泥沼へと陷りやすいが、本書は無數にある「國體」解釋の有力な座標軸を提供し得るものと考へる。

友人が、この『國體講話』紹介の動畫を作成したので、ご參考に。

国体講話(1/6)第一神勅
https://www.youtube.com/watch?v=6GZtMGtrUhc
国体講話(2/6)三種の神器
https://www.youtube.com/watch?v=r5gDAPYtEtI
国体講話(3/6)第二神勅
https://www.youtube.com/watch?v=3H9Fq88OtOs
国体講話(4/6)大嘗祭
https://www.youtube.com/watch?v=OaLeWiHmWgQ
国体講話(5/6)第三神勅
https://www.youtube.com/watch?v=JdN6VVP0UUk
国体講話(6/6)八神殿
https://www.youtube.com/watch?v=0kHjqlHNwwk

尙、本書は長らく絕版であつたが、この動畫を作成した友人が、自費で復刻してしてくれた。正に國士といふべし。

https://www.amazon.co.jp/國體講話-今泉-定助/…/4892972436/ref=sr_1_1…

バトンは、神職仲間、ヤマトコトバラッパーのccdさんへ。宜しくお願ひします。

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