見出し画像

GW一人旅@直島

大塚国際美術館に行った後は、高松に移動して宿泊。翌日はフェリーで直島へ。夢に見たまで見た赤かぼちゃとご対面!

地中美術館
なんてったって名前の通り地中だし、館内もどう回るべきか、構造がなかなかに謎めいておりました。まず、チケット売り場とミュージアム自体も直結じゃないの。売り場でチケットを買い、そこから3分ほど歩いたところに美術館の入り口があります。ミュージアムへの道のりには素敵なお庭が。

地中美術館はウォーターデマリア、モネ、ジェームズタレルの3アーティストのみの作品を飾っているよ。建物は安藤忠雄!光の取り入れ方とかすごくよく考えられているしコンクリートの無機質な壁が、よりこの地中美術館をある意味で神聖な秘密めいた場所にしている。

ジェームズタレルのインスタレーションはびっくり!計算された光と視覚。とっても面白かったです!ウォーターデマリアはあれです、まさにガンツ玉みたいなやつ。下の画像は屋外作品だから館内のものとは違うけど、こういう玉です!

玉を囲む周りの金の柱の彫刻があったんだけど、それが四角だったり六角形だったりと、形の違う角柱になっている。どんな意味が込められてるのかしら。モネの部屋はスリッパでの入室!薄いスリッパごしに足元のタイルを感じることまで込みなのが、ここでの作品の見せ方みたい。写真撮影NGなので、記憶に刻んでいくスタイルです。地中カフェは買ったフードを持って外にも出られ、海を眺めながらの食事が可能でした!(ノンアルの炭酸ドリンクの種類が豊富でした。ピタパンはイマイチ。笑)

李禹煥美術館

天気が良かったので屋外作品の鉄板がとっても熱そうでした…。

鉄板も元は鉄鉱石から出来た近しいもの。それぞれ異なった時代に、近しいものから生まれ、別々の場所で育ち成長して、他者として出会って、距離を縮めて、互いの存在を認識し語り合う、そんなストーリーが浮かんできました。ちなみに石は岡山で採ってきたものなんだって。

館内には靴を脱いで座って瞑想ができる部屋があるよ。これも安藤忠雄の建築!水や風で削られて丸くなっていく石は、遥か昔からの長い時代の目撃者かつ体験者だなぁ。

I♥湯
大竹伸朗よき〜!外観のポップでキッチュな感じ最高。

浴場の中には定子という象さんがおるよ。浴槽の床面にもアートがあるので、水面の揺らぎによってぶれるのもまた一興。お湯を出す押しボタンもレジンでいろんな小物が閉じ込められていてすっごく可愛いんだよ〜。曲がり角、唇。脱衣所もレトロでキュートな世界が広がっている。ステンドグラスも。アートも風呂も単体で最高なんだから掛け合わせたら天国に決まっているよね…!気持ちよかったーぁ。

いつか子供ができたらガジェ先生の絵本読み聞かせしてあげるんだ。

ベネッセハウスミュージアム

一番見たかったのは、ナウマンブルースの「100生きて死ね」!!!「100 LIVE AND DIE」!!!このタイトルからして大好きなんだ。一つ一つ順番に点灯していく言葉たちは、意味を持つものもそんなに意味を持ってなさそうなものもあるのだけど(WHITE AND DIEとか)、なんだかそれでも深い意味を持っているんじゃないかと考えさせられる説得力があって、啓示のようだったよ。全部の言葉が一斉に点灯するタイミングはカラフルで美しいだけでなく、人生を想起させるものがあり、心を打つ。寝っ転がれる石がある。トム・ウェッセルマン「グレイト・アメリカン・ヌード #39 」好きだった。日本食のレストランもあり、ここで格式高い懐石料理のディナーをいただいた。壁にはウォーホールのフラワーペイント、窓の外には、屋外展示の杉本博司の写真、そしてだんだん明るかった空が暗くなっていく。贅沢である。ジョナサン・ボロフスキーの「3人のおしゃべりする人」は喋ってなかった…。18時以降は喋らないらしい、エコか?エコなのか?朝8時から開館しているので翌日早朝から再入館。「ちゃうちゃう」みたいな謎の言葉喋ってた!笑 ベネッセハウスミュージアムも自然光を取り入れる建築なので朝と夜でだいぶ表情が変わる。

夜はベネッセハウスパークに宿泊。ホテルの中にも展示作品がたくさん。

贅沢なことに部屋の中にもアートが。私の泊まった部屋にはフランクステラ。最高ですね。

翌朝はまずホテル周辺のアート作品を巡りました。いたるところに素敵な作品が点在していて本当に幸せ空間でした!

これはね、杉本博司の写真が岸に飾られているの。1代目の写真は波で退色・退廃したらしい。だんだん痛んでいくというの込みで作品なんだって。面白いことするよねえ。そのあとは、直島の本村エリアをテクテク。

家プロジェクト

大竹伸朗のはいしゃ、見た目からして好きすぎる〜!

角家は中に入ると暗くて、足元には水のプールのようなものがあり、その中に数字の点滅装置が入っていてチカチカ光ってとっても綺麗。足元に気をつけるよう係りの方に注意を受けての入室になるのだけれど、外人さんがワーオとか言って早速ボチャッと足から落ちてたから笑った。

護王神社も面白い。こんなのもやってるのね杉本博司って。写真のイメージしかなかった。

南寺はジェームスタレル。

ANDO MUSEAM
安藤忠雄が今まで手がけた建築を、安藤忠雄が手がけた建物(ミュージアム自体。築100年の木造民家×コンクリートの不思議なのに居心地良い空間!)の中で知れる、小さなミュージアム。

建築、今まで全く縁遠かったのだけれどこの直島旅を通して大変興味を持ちました。勉強してみたいなぁ。

本村エリア遊び心に溢れていてお散歩するだけでもとっても楽しかった!可愛い道中のアートにも遭遇できます。

思いがけず個人的大ヒットは空き缶アートのお店「よいちざ」。ノーチェックでふらっと入ったんだけれど、キュートすぎて…!

今度は犬島や豊島、女木島、男木島のほうまで行ってみたいなぁ。大満足のGW旅でした!

#美術 #美術館 #直島 #地中美術館 #李禹煥美術 #ベネッセハウスミュージアム #大竹伸朗 #家プロジェクト #安藤忠雄

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?