GW一人旅@大塚国際美術館
GWにアート一人旅してきました!まとめようと思いつつ遅くなってしまい久しぶりの投稿ですが元気です。
まず行ってきたのは徳島。お目当てはずっと行きたかった大塚国際美術館!ここでは1000余点の世界中の名画が特殊技術によって陶器の板に原寸で焼き付けた”陶板画”として展示されています。すごいとも聞いていて十分過ぎるくらいワクワクして来たんだけど、想像を遥かに超える凄さでした…!!これはシスティナ礼拝堂!
そしてこれは秘技の間!
そしてスクロヴェーニ礼拝堂!
聖テオドール聖堂!
まずこういった環境展示がいくつもお出迎えしてくれてもう感動…ここまで再現するの!?って何度思ったことか。大塚製薬凄すぎない?これから絶対贔屓にする…ポカリスウェット飲みまくるね…と決心したくらいに、常人では絶対に考えられない再現への欲張り度合いがすごいの。いい意味で多分気が触れてると思うんだけどどうなんだろうか。(すごく褒めている)環境展示に感動させられたと思えばボッティチェリ、ラファエロ、ダヴィンチ、レンブラント、ベラスケス、ゴヤ、ドラクロワ、ルノワール、ミレー、クリムト、シャガール、ピカソ…と次々にたたみかけてくる。教科書で見たあの名画たちが所狭しと並んでいて、一気にぶわーって見られるの。こんなのはルーブルでもプラドでもオランジェリーでも見れない。でも、見れるんです、そう大塚国際美術館ならね!(言いたかった)
フリードリヒ!マネ!ドラクロワ!
ミレイ!ルソー!イヴクライン!
本やネットでしか見れなかった絵を細部まで見れるのでいろんな発見もあり、しあわせの極み。
また、最後の晩餐を修復前・修復後と見比べられたり、
ボスの快楽の園を電気仕掛けで開いたり閉じたりするギミックありの三連祭壇画として見れたり、
ゴヤの黒い家の再現を見れたり、
モネの大睡蓮を屋外で本当の睡蓮の浮かんでいる光景とともに見れたりするなんて、
本当に”陶板画”さまさまです。”陶板画”って色彩の退行にも非常に強くて約2,000年以上にわたってそのままの色と形で残るんだそう。そのため、大塚国際美術館では絵を、写真にいくら撮っても、手で触ってもOKなのです。しかし、いくらコピーといえど最初に触る瞬間は緊張したよ…!触ってみるとやっぱり印刷面という感じはするんだけれど、ゴッホなどのマチエールがしっかりした絵などに関しては、絵を印刷した後に手作業で絵の具を少し乗せたりもしているようで感触からも少し感じられるものがあったよ〜。ちょうど今年の3月末から、ゴッホのひまわり(花瓶に入ったもの)を全7点並べて展示するという新展示室もできたらしく、館内はゴッホでフィーバーしていました。
可愛いゴッホカフェもできてた!
7点のひまわりのうちの1点はすでに焼失してしまっているもの。それを蘇らせ、世界中のひまわりとともに並べるなんて、現実ではどうしたって完全に不可能なことなわけだから、これが見れるのも大塚国際美術館に来た醍醐味。ゴッホの人生を紹介するムービーなんかもしっかり作って流してくれたりもしている。
そして素晴らしいなと思うのは絵を単に並べ倒してるだけではなく、こんなふうにひとつひとつしっかり解説のキャプションがついていること。
すべて読んでるとホントにキリがないのよ...時間との勝負で最期の方は写メでキャプション撮りながら競歩するという事態に。でも楽しい...!結局、10:30から17:30まで滞在してしまった。それでも飽きない。というか時間が足りない(古代ゾーン駆け足で回ったのにもかかわらず…)本当にすごいぞ大塚国際美術館。美術館は全部歩いたら4kmだそう!私は何度も往復して回っていたのできっとそれどころではなく、非常に足がヘトヘトになりました。でもすぐにでもまた行きたい!それが大塚国際美術館!レストラン・カフェも幾つかあって、私はムンクのどら焼きセットをいただきました〜。
可愛いでしょ!味も美味しかった!大好きなシニャックにも会えて御満悦すぎたよ〜。