SMILE微習慣1-ネガティブな感情は自然なことと認識する

 GW連休明け、日常生活に戻ると、ネガティブな感情が噴出します。そんな時に、どのようにネガティブな感情と向き合うでしょうか?
 
Myco(Myimpact Coachの略)2020年パンデミック直後、最も落ち込んで無力感を感じたとき、セルフコーチングで自己癒しのSILE微習慣をご紹介します。
 
先週、中国WechatグループA会で外資系企業エグゼクティブのJさんが、自分が先週落ち込んでいたことを認め、彼女が共有した温かい話は私たちを感動させました。そんな彼女がSMILE微習慣をもっと知りたいと仰っていたので、共有することにしました。
 
「誰もが感情的に落ち込む瞬間を経験します。それが自然の一部」それを認識することが、感情の健康を保つための第一歩です。
 
感情のプラスマイナスは環境や周囲の人々の影響を受けます。同じ人でも、異なる時期、異なる身体の状態、異なる環境では、感じ方も異なります。
 
表面的には輝いて見える外資系企業のエグゼクティブでも、仕事が順調で家庭が幸せですが、日常生活や仕事で、些細な心配や問題が私たちの感情に影響を与えることがあります。
 
2008年から仕事上、企業のストーリーテリングを手がけ、数多くトップに向き合ってきました。2014年よりに意識的に企業家向けインパクトコーチングを始めると、多くの高位の企業家たちは孤独で、二面性、あるいは多面性を持っていることに気づきました。
 
あるグローバルでも著名なCEOが「言うことも気分もコロコロ変わる」ことが有名でした。彼曰く「僕は毎日色んな本を読み、人と接し、学習して成長し続けているんだ」と言います。
 
リーダーほど多様性と多面性を持つ、ずっとポジティブであることはありえませんし、感情的に落ち込んでいるのに強く楽しそうに振る舞っていると、最終的には突然力尽きるか、精神的な健康問題を引き起こす可能性があります。
 
逆に、私たちが感情的に落ち込んでいると感じたとき、それを無視せず、自覚して、意識的に向き合う練習することで、「ネガティブな感情はただの感覚で、私はどう対処するかを知っていて、ネガティブな感情を持つ真の自分を受け入れる。」ことがとても大事です。
 
私は先週、八ヶ岳から東京に戻り、毎日終わらない家事や結果が見えない仕事に直面して、非常に焦りと不安を感じました。本来の計画は山に行って、数日間静かにKindleの原稿を整理し、アップロードする、それに主人も1か月以上費やして、一字一句、日本語を丁寧に修正し、さらに中国語を書き直しました。
 
しかし、家のリフォームがまだ終わっていない、Wi-Fiが使えませんでした。モバイルホットスポットを使ってみることもできましたが、時間に追われる感じが心にあり、物理的な条件がスムーズでない状況で新たな挑戦を始めることは心理的なハードルが高かったので、結果的にはできませんでした。
 
他にも外に簡易トイレしかなく、それがそんなに不便とイメージはできませんでした。
 
昨年冬に熊が出没していた山の中で、夜は真っ暗で、携帯電話のライトをつけて外のトイレに行くのはどれほど恐ろしいか、経験したことがない人には感じられません。たとえ昼間でも、雨の日に傘をさして外のトイレに行くと、目立ちすぎて恥ずかしいです。夜中に目が覚めても、外に出るのが怖くて、明るくなるまで我慢しました。
 
「トイレに行く」という簡単な生理現象が、連休計画を台無しにするとは思いませんでした。
 
Kindleのアップロードが完了せず、新しい日本語の本を書くことができず、また、いつ両親にビザを取るのか、ビザを取るためにの手続きもしなければなりません。さらに両親の体調もどうなっているか、コントロールできません。
 
これらすべてが私を焦らせ、一緒に生活する娘や、北京で遠隔で執筆と翻訳を手伝ってくれる夫に対して、不満を漏らすことができず、彼らも影響を受けます。
 
一度感情が落ち込むと、両親とビデオ通話をしたくない、夫と共有したくない、娘に影響を与えたくない、でも表情や雰囲気は彼女に多少の影響を与えます。私が彼女と一緒にいるときでも、私はできるだけ落ち込んでいるようには見せません。
 
一人でいると、どうしてもネガティブなことを考え、不安に陥ります。
 
幸運なことに、私は国内で影響力のコーチをしており、千人以上の経営者を観察し、どんあえらい人でも、精神的に不調や健康状態が悪いときに感情が落ち込むことを見てきました。それに対処する方法をある程度理解しており、多くの人々が最適な状態に調整するのを助けてきました。
 
2000年に疫病が突然発生し、企業や家庭で様々なネガティブな感情が噴出したとき、私はこれらの方法を体系化し、生活に取り入れるSMILE微習慣に変えました。4年間の実践で、ネガティブな感情に対処できることを知り、それらは流れていくことを確認しました。
 
ネガティブな感情に直面するとき、それを無視したり、ポジティブな部分だけを記憶したりするのではなく、自分の感情が落ち込んでいることを率直に認め、観察します。
 
さらに、SMILE微習慣を使って整理し、小さくて達成できる微習慣に落とし込みます。
 
SMILE、掃除、瞑想、愛、離れ、動き
 
例えば 、一つ目のS掃除
 ネガティブを見たら、まずネガティブな感情を紙に書き出し、自分が不快に感じる具体的な原因を認識し、コントロール可能な範囲で、微小な行動を一つ取り、取り消していく掃除を始めます。

例えば、昨日の雨で落ち葉を掃除すると同じ感覚で、すべてできなくても、玄関の前に落ちた1枚の葉っぱを拾って、ゴミ箱に捨てる。
それだけでも、やらないよりは、少しでもやったとの達成感を得られます。
 
ネガティブもごくごく自然な感情の一部です。
それを認識して、いきなり消すのは難しいけど、ちゃんと向き合うことから始めましょう。
 
ちなみに、今日はMycoのSMILE微習慣1472日目

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