今さら、花束みたいな恋をしたの話をしたい。
Netflixに現れた「花束みたいな恋をした」見ましたよ。
若い2人が出会って、幸せいっぱいのキラキラした時間を過ごすけれども、夢とか将来とかで悩んで、些細なすれ違いが積み重なって、別れを選ぶ、みたいな映画って、まあ他にもある。
ララランドとかさ、そういうのを見ると、なんだか気持ちが引きずられて、憂鬱になってしまう。
私は、有村架純でも、エマ・ストーンでも、ないし、似ても似つかないけれども。
でも、映画の中に、共感できるところっていっぱいある。
出会ったばっかりの、ドキドキとか。
共通点を見つけて、嬉しくなって、付き合うまでの答え合わせみたいな時間とか。
付き合い始めのワクワクとか。
世界中で、一番の味方を見つけたような、安心感とか。
喧嘩した後の、気まずさとか。
受け止めてもらえないことの、寂しさとか。
理解できないことの、苦しさとか。
気持ちが離れた後の、しんどさとか。
そういうことが、わかっちゃったりとかして、見てるうちに、過去を振り返ったりとかして、憂鬱になってしまう。
「花束みたいな恋をした」の結末の話なんだけどさ、見てない人は是非映画を見てほしい。
長く付き合って、一緒に暮らした2人が、別れを決意して、想い出のファミレスに行く。
それで、別れ話になるんだけど。
恋心は、もうないけれども、家族としてなら一緒に居られるんじゃないか、結婚なら…って話になる。
別れないのかなー、って思ったところにさ、出会ったころの2人にそっくりな、若い男女が現れてさ、昔2人が座った席に着いて、話し出すんだよね。
もう初々しい感じで、○○さんって呼び合って、「○○さんのこと、ずっと考えてました」とか言ったりして、ドリンクバー取りに行く時間も惜しい、みたいに、恋をぎゅっと固めたみたいに話してる。
それで、昔2人がしたように、お互い持ってた本を交換してさ、キラッキラで見つめ合ってしちゃう。
その様子を見て、有村架純と菅田将暉がボロボロ泣くんだよね。
有村架純なんて、外に飛び出しちゃってさ、菅田将暉も追いかけて、抱き合って泣いてさ、そして別れるんだよね…
え!!!別れるの!?!?
昔の自分達にそっくりな2人を見てさ、ボロボロ泣いて、路上で泣きながら抱き合うなんて、そんな映画みたいなこと起きたら、別れないでしょう!!(まあ、これ映画のだけどさ!)
盛り上がっちゃって、3ヶ月くらいしたら、やっぱダメだわ…こいつ。ってなってさ、その時にはもう互いに、無感情になって別れたりする流れでしょう!これは!!
とか思っちゃってさ。
それも、飼い猫、どっちが引き取るか、ジャンケンで決めたのも、ちょっと嫌だったな。
猫の生育環境的に、どっちが良いかを、冷静に話し合って決めてほしかったよな。
やっぱさ、精神的に疲れてると、分かりやすいハッピーエンドばかりを求めてしまうよね。嫌だもんね、別れとか。
それで、ディズニーばかりを観てしまう。
美貌だけて成り上がる女たちの話ばかりを観てしまうよ、わかりやすくハッピーエンドだから。
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