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子どもの「泣く」を恐れなくていい
「子どもを泣き続けさせる」ことに抵抗がある親って、
多いんだなと、回りを見ていると思います。
子どもの泣き声は、大人にとって耳障りになるようにできているから、
泣き続ける子どもにイライラしてしまうのは、自然なことです。
だから、イライラする自分の気持ちも否定しなくて良いし、
子どもが泣くのも自然なことだから、否定しなくて良い。
子どもが転んで泣いているのなら、泣き止むまで、
「痛かったね」と慰めればいい。
喧嘩して悔しくて泣いているなら、
「悔しかったね」と、泣き止むまで泣かせればいい。
わがままを通したくて泣きわめくなら、
「泣いても変わらないよ」と教えてあげて、
そういう時には、ユーモアで乗り越える。
電車やお店の中ではそうもいかないから、
好きなキャラクターやお菓子やゲームで気を紛らわせるのは、
もちろん全然OKだけど。
子どもが、悲しくて泣いているのに、
「ほら、アンパンマンだよ~」とか言って、
感情を味わう機会を奪わない方がいい。
泣けるって、すごく凄いことだと思う。
その言葉にならない、自分だけしか味わえないその感情には、
誰も土足で入っていけない。
親の私が、言葉でどうこうコントロールして良い部分じゃない。
しっかり味わって「誰にも侵されない」ということが分かれば、
そのうち付き合い方もわかってくるし、
自分で自分の感情を大事にできるようになると思うんだけどな。
どうだろう。
もちろん、泣き止んだ後のフォローは大事だし、
泣いている時に無視するっていうのは、ちょっと違う。
でも、子どもが「泣く」を恐れなくていい。
全然、悪いことじゃない。
感情を味わえるって、スバラシイ。
子どもの「泣き」をOKだと思えない場合、
親が頑張り屋さんだったり、我慢強かったりして、
人や自分の弱さを許せなかったり、
不安が強かったりという背景があると思います。
子どもが「泣く」ということに対して、
必要以上にいら立ってしまったり、
不安になったりしてしまう人は、
自分の心がどういう風に動いているのか、
どういうわけで、いら立ったり不安になるのか、
一度観察してみると良いかもしれません。
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