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1時間前出社がもたらす効能とデメリットについて

新人なら一時間前に出社しておくべき!

このような言説、聞いたことがあるのではないでしょうか。

わたしは証券会社で3年、M&Aブティックファームにて1年半程働いていますが、耳が破裂するくらいに聞かされました。

「なんで早く出社しないといけないの?寝させてほしい。こっちはクタクタなんだよ~」

というのが本音かもしれません。わたしも昔はそうでした。

結論、一時間前出社はメリットが多いので仕事ガチ勢は絶対やったほうがいいです。

一時間前出勤がもたらす効能と、デメリットについて話していきます。

仕事の成果が出やすくなる

シンプルに、仕事にかける時間が増えるため成果が出やすくなります。

極めたい物事にかける時間がプロとアマチュアを分ける話については、下記の記事で解説しました。

平日は5日程(完全週休二日制を仮定)あるため、連休を無視すると5時間/週余分に仕事に時間を当てることが出来ます。

こうなると月間で20時間、年間240時間の差が他社と開くことになります。

1ヶ月余分に出社しているようなものなので、これで差がつかないほうがおかしな話です。

朝は上司や部下からの横槍も入らないため、おだやかな気持ちで仕事をできるのも利点の一つですね。

遅刻しない

当たり前ですが、1時間前に出社しているため遅刻しません。

なにをバカなことを・・・

そう思われるかもしれませんが、けっこう大事です。

1時間前出社を心がけると電車の運休や突然のトイレといったトラブルがおきよーが、確実に就業時間に間に合います。

時間を守れない=他社との約束を守れない=仕事を振っても期限通りに仕上げてこない=仕事ができない。

こういった連想ゲームがはたらきがちのため、無駄にイメージダウンさせるのを避けるためにも遅刻はしないことが懸命です。

社内のイメージが上がる

遅刻とは逆で、スピーディな出社は社内イメージが上がります。

一時間早く来る=少しでも長く働いて会社に貢献したい=やる気がある奴だ=仕事やチャンスを与えてみよう=仕事量が増える=成長機会が増える。

という公式が成り立ちます。

仕事の報酬は仕事とはよくいったもので、仕事をこなせばこなすほど少し難易度の高い仕事がどんどん降ってきます。

雪だるま式に仕事は大きくなり、作業のような脳死タスクから頭を使った「あなたにしかできない」思考タスクが振られるようになるでしょう。

しかし、どんな仕事も最初にもらえる仕事がないと大きくなりません。

海外ドラマSUITSでも以下のようなシーンがあります。


遅刻するやつとして脳に刻まれるより、毎朝やってくる仕事熱心なやつ。

こういった覚えられ方をしたほうが社内イメージは高まります。

会社内での居心地が良いと、仕事へ行く精神ストレスも減りやる気が出てきます。

逆に社内での居心地が悪いと、仕事へ行く精神ストレスは半端ではなく、職場にたどり着くのが困難な状況に陥ってしまいます。

仕事で一定以上の成果をあげたいと考えるのならば、一時間前出社はしておいて損はないでしょう。

一時間前出社のデメリット

一時間前出社のデメリットは、眠い・疲れる・意識高い系に見られるの三点です。

当然、一時間前に出社するということは一時間早く起床しているので眠いです。

労働時間も他人より1時間多く、毎週人より5時間も多く働いていれば疲れは溜まります。

そして、意味不明な文化ですが日本では頑張っている人間を「意識高い系」と見下す傾向にあります。

このような努力を怠る方のおかげで、わたしやあなたは先頭を走れるのですが精神的に負担になることもあるのではないでしょうか。

大丈夫です。

「意識高い系」は意識だけ高く行動が伴わない人間のことなので、一時間前に出社するという「行動」をしているあなたには当てはまりません。

意識高い系ならぬ行動しすぎ系です。

意識高い系にしか見えないのか。やれやれ、その程度か・・・。

くらいのテンションで受け流していきましょう。他人はあなたの人生に責任をとってくれません。

足を引っ張る人間とは縁を切り、ひた走っていきましょう。

おわりに

以上が、一時間前出社の効能とデメリットについてでした。

ほんの少しの努力に見えますが、年間240時間余分に働くという数値で見ると大きな差を生むのがわかりますね。

こうした小さなことの積み重ねが明暗をわけるため、仕事で成果を出したい人はやっておいて損はないでしょう。

とはいえ、仕事はやりすぎると身体がボロボロになり、ぶっ倒れてしまいます。

身体を労りながら、ほどほどに無理をしていきましょう。


日々の仕事・転職の体験を基に記事を書いています。良い記事だと思ったらサポートして頂けるとうれしいです。