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一緒に成長し続けられる関係性は長く続く

大事にしている価値観はなんですか?この問いをもらった時に一番最初に出てきた言葉が、「あなたがいないと(依存)」ではなく「あなたがいたらもっと(共存)」を築きたいという思い。

共存と依存は全く別の質感を持つ言葉として認識していて、一緒に高めあえる共存関係って未来に続いていく力強さがあると惹かれてしまう

“あなたがいないと“と“あなたがいれば“の決定的な違い


依存関係を表す言葉は“あなたがいないと“だと思う。

あなたがいないと幸せになれない
あなたがいないと決められない
あなたがいないと進められない
あなたがいないと楽しくない

ある意味ここまで必要とされている、ということに対して承認欲求や依存欲求が満たされて満足する人もいるのかもしれない。

依存関係の場合、“2人で1つ“だと思う。

  • 1つの喜びを2人で分け合っている。

  • 1つの責任を2人で分け合っている。

  • 1つの幸せを2人で分け合っている。

責任は半分だけど、喜びは1以上にはならない。2人でいれば完全=1になるから。

一方で共存関係を表す“あなたがいれば“は大きく質感が変わる。

“あなたがいれば“もっと楽しい
“あなたがいれば“新しい話を聞ける
“あなたがいれば“見たことのない景色がみれる

そんなふうに共存関係の場合は、『もっと』が自然に求められていく。2人で体験する喜びや幸せは『もっと』増えていく。

責任は減らない。あなたも私も自分の責任は自分で取らなければいけない。でも、その分あなたの喜びも私の喜びに付け足すことができる。それが共存関係だと思う。

足を引っ張り合うか、手を引っ張り合うか


依存関係の場合、どちらかだけが大きな成長を遂げてしまうと、関係が成り立たなくなると思う。2人は同じレベルで同じ方向を見ていないと、一緒に一体となって進めない。だからどちらか一方が羽ばたこうとすると、もう一方は足を引っ張るしかない。

「行かないで、私を置いて行かないで」と。

だから2人で足並みを揃えて、爆発的な成長はなく、一歩一歩進んでいく、一方が休むなら他方も一緒に休む。そんな関係が依存関係だと思う。

共存関係関係の場合は、足ではなくて手を引っ張り合うと思う。2人は同じレベルである必要はないし、同じ方向を向いている必要はない。それぞれがそれぞれのしたい方向に成長していき、その成長や過程で感じたことをシェアして喜びを分かち合える

相手の成長からモチベーションをもらって、自分がしたい方向・進みたい方向に前へと進む。相手と同じである必要はない、ただ自分の進みたい方に進んでそれをシェアすれば良いのである。

だから共存関係の2人は相互に影響を与え合える。爆発的に成長できる。
いい影響力を与え合って、成長できると思う。

当たり前に見えるが案外難しい共存関係の築き方


依存関係よりも共存関係がいい、そんなの当たり前だと誰もが思う。
でも実は意外と共存関係って難しいんじゃないか?とも思う。

依存関係を脱して共存関係になるために必要なことっていくつかある。

  • 相手と違うことを受け入れる

  • 相手のいいところや素晴らしいところを認める

どれも言葉にすると簡単に思えるけれど、実際やるとなると難しさがある。

・相手と違うことを受け入れる
自分に対して自信がないと難しいと思う。誰かと同じであることは安心する。特に日本は“同じ“であることを要求されてきたようにも思う。

でも誰かと同じになろうとしても、その人と全ての経験を共有している訳ではないし、できないことを望んででしまっている。自分の人生の責任を“真似した相手“に押し付けてしまっている。そんな相手と同じになろうとする枠の中に自分を押し込む必要はないんじゃないか。

・相手のいいところや素晴らしいところを認める
相手のいいところを認めたら、相手が自分よりも優れているところを見つけたら、まるで自分の価値が下がるように感じている人はいないだろうか

相手にいいところがあるように、相手にも悪いところがあり、自分にもいいところ・悪いところがある。見たい側面だけを見てしまうということが人間の認知バイアスとして発揮されやすいけれど、相手も自分も全体を見ることが必要だと思う。

そして、相手のいいところを認めたからと言って、自分のいいところが損なわれたり、自分の悪いところが際立つなんてこともないのだ。だから相手のいいところは積極的に認めてほしい。そんなふうに相手のいいところを認められる人は、きっと相手からもいいところを認めてもらえるから。

相手は相手で自分は自分。そんなふうに切り分けができるようになると自然と相手のいいところを認めて、相手も自分のいいところを認めて、お互いにお互いを尊重し合う関係性になるのではないか。

同じであろうとする限り、お互いを尊重することは難しい、だからこそ違いを面白いと認めて、楽しむそのマインドが共存関係を築く上では欠かせないことになっていく、そんなふうに思う。

持続可能な関係性へ


依存関係はいつか終わりが来ると思う。片方が大きな成長を遂げて置いてけぼりにしたり、相手の分まで背負いきれず潰れてしまったり。そんな終わりの感じられる関係が依存関係

共存関係は長く続くと思う。お互いに刺激し合い、新しいフィールドに踏み出し続け、応援し合える関係は長く続く。相手が新しいことに挑戦していることに刺激を受け、楽しい面白い新しい話を聞けて、自分も前に進みたくなる。そんな前進が感じられる関係が共存関係

相手との終わりを予感させる関係よりも未来に希望が見える関係を長く築いていきたい。

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