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天気の仔

溜め息

そして、眠気

疲労困憊

逃げたくなる

女との関係

誤解を与えて

余計な一言

僕は消えない

僕自身は

本当の自己とはナニ?

僕は誰なんだろう…

不在感に覚えていない

女の人が怖い

僕等はもう終わっていた

お互いがお互いの暮らしに

其々の暮らしの中、また別の人生を歩み出した

風が吹いている

木枯らしが吹き荒ぶ荒地の中

毅然としていた

今日の僕は毅然としていた

この自分の心の内を曝け出してしまわなかった。

本当の僕を知って、幻滅したかぃ?

僕は笑った。

答えなんか、知りたいなんて

微塵も思わない。

僕が嫌になった?

僕も君が嫌いだよ。

不思議だ

お互いがお互いの心の中、同じだ。

僕らって最高にキモいね?

ごめん、私の事?

僕は言い淀んで、言葉を濁した。

君は悪くないよ

(悪いのは寧ろ、僕の方なんだ)

自分の人生が先行きが不安になっていた。

君が眩しくみえる。

それに比べて、僕なんか…

挫けてしまいそうになる。

キミは其々の暮らしの中、自分で独り立ちしていた。

一方の僕は、人生の不幸を噛み締めていた。

意味がないね?

僕は独り、壁に凭(モタレ)れ掛かり、独り愚痴ている。

どうせ、僕なんか。

彼女と別れ、僕の人生は終わった気がする。

あの日々はもう二度と戻らない。

何処かで分かっていた。

見ない様にして来た。

僕は、唐突に激しい睡魔に襲われた。酷く、疲れていた。

眠気まなこで、私は睡眠薬を2錠と声の薬を飲んで、安定剤を二種類口に放り込んだ。

眠気があっという間に、堕ちさせる。

もう、何も先のことなんか考えたくない。

怯えているんだ、この暮らしがいつ迄続くか、その賭けをしていたから。

僕は通院している。

将来に絶望している最中、病に侵された。

其れがまだ、続いていた。終わりの来ない、永遠の闇の中、焦り、僕はせっかちになる。

人生の航路が、楽な方を選んでいる。

其れでも、ハードルが高いその、壁の悲惨さに、僕は躊躇った。

こんなひどいのか…

大家が、けたたましく捲し立ている。

五月蝿い。

分かったよ、思い出した。こっちだったよね!
あーはいはい、わかりましたよ、わかりました

難しい問題を抱えて込んでいる。

僕は彼女や、金持ち達が羨ましく思っている。

そう言う顔は見せない様に気をつけていたけれど、やっぱり電話口の彼女は輝いてみえた。

妬いてるな…

一方の僕は如何だろう?

なんでこんなに釣り合わないんだろう。

今の僕は、見窄らしく視える。

僕はイヤになる

自分自身が"イヤ"

人と比べてばかりいる。

劣ると。

静かな部屋に僕は寝息を立てて、喧騒から一刻も早くサヨナラしたかった。

傍ではライフル銃を構えたイスラエル人達が、自国の為に血の涙を這いずり回りながら、相手の殲滅をコックピットから指図する指揮官に吐き気を溢し、込み上げてくるモノを呑み込んだ。

気持ち悪さと嗚咽が、僕にも、感じられた。

明日は晴れるか……

そんな事を私は気にして、老け込む自身の身体を、こんな夜更けに呪っている。

愛って何だろう…

そんな難しい事、もうとっくに忘れている。

静かな夜が更け混んでいた。

しかし、羨ましく思う人間になれば良いんだよね、人を妬むなら、寧ろ、僕は君に憧れている、君になりたい。

其れは良い事ですね、と彼女は笑った。

本当に悲しい時

其れは他人の幸せを妬んでいる。

自分さえ良ければ他人は関係ない。

そんな人達が増えている。

僕はそんな下劣な人間を完全に、見限っていた。

そんな今の自分は、結構好きだ。

うん、良い夢を見れそうだ。

今日の僕は晴れのち曇りだった。

まぁ、天気自体は悪くないな

其れでよしとしとこう…

ふぁあ、眠気がMAX迄来た。

ニンゲンってそんなに悪いもんでも無いなァ。

呑気な事を考えて、僕は寝息を立てた。

"明日は晴れるかな?"

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