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サジェスチョン


意味サジェッションとも言う...暗示、示唆。suggetion(oxford language定義出自)

"静かに"

音楽を生業にするモノなら、防音設備に苦慮する。

そんな声がしたので、私は、後ろを振り返って見たが、誰もいない。

自分が病を抱えていることを、知っているが、そのことは、あまり向き合わないようにしていた。

したい事がない、今の自分にとって、その声に、私が直視することは恐ろしかったのだ。

CDショップに行き、陳列された棚にある、買いたい本を我慢して、高い値段のする、今時のCDを見た時に辟易する。

なんで高いんだ…とても手が出ない…

うなだれる僕に、無遠慮にリリースラッシュするCDアルバム。

僕は無機質になってしまう様な錯覚を覚えた。

この人生の終わりに、僕はなんて間抜けなんだよ…

絶句した。

そして、本命のCDを買った。ソレ以前にも、仕事で必要な本を買っていたから、正直財布の紐が痛かった僕は、店員の前で、卑屈になってしまう。その本命のCDは、全然関係ないが、本を買った事がバツの悪い思いをしたのだ。

参ったな…暫く硬直していると、店員が気まずそうな顔をして、この人貧乏で可哀想だな…と長いお客なので、良く分かっている。

そんなお金がどこにあるのか、正直、店員でさえ、参るぐらい…

僕は、自分の自由な人生とは、真逆の道を歩もうと足掻いている。

そうやって、本や音楽を金でしょ、と冷めきっているそんな僕は、何故か、虚しい。

どんな好きなミュージャンの音楽も、悲しいぐらいに、僕の顔は無機質だ。

其れはお金を使う事がどんなに、僕の心を磨耗するか、痛い程知っているからだ。

虚しさ、人間でいる事、ただの人間であることを、本当の僕は、直視するのが怖いのかもしれない。

僕には、コレと言った誇れる、取り柄がないのだ。

音楽を創ってみたりしているが、其れは、シロと言われてしてみたりしている。

自分の素直な創りたいという想いとかは、一切ない。

ヤレと言われれば、サラっと作ってしまう。

コレも才能かもしれないが、何故か作ったものは、何も響かない。

少なくても、自分の作ったものは恥ずかしくて見れない。

良くある事なのか?

わからないが、私は、妬いていた。

だから、そんな見苦しい己を直視する事が物凄く、愚かだと思った。

自分で嫉妬する己こそ、見苦しいモノは無い。

他人の評判を意識すると、途端にやる気が失われる。

音楽をすれば良い、なんて僕には、良くそれに対して素直に、従う事が無理だ。

作れと言われれば作れるのだが、内容が練られてるわけでもない、そんな突発的な一発録音取り的な、内容が出回っている。

…考えなければいけないな…

基本的に、ジャムセッションみたいな、そんなノリで作る音楽の方が、良いものが出来る。その中で優秀なメロディが生まれると、昔デスペラードと言う漫画で教わった。

音楽というモノへの危険な傾倒も描いていたので、私は彼等に対して、上京する気持ちとか、付いていけないと、億劫だった学生時代もあったが、27才の時、初めて上京した。

音楽では到底、そこまでの勇気は出なかった。
余程、本気だったのだろう。

熱くなれるモノがあったのだろう。

それを振り返るに、私は文学の世界に、本腰を入れた方が、熱くなれるとそう診断した。

音楽は自分の、作家としてのモチベーションを高め、趣味で書いてる絵すら本気にさせる魔術みたいなメロディが私を鼓舞させる。

音楽は棄てられそうも無い。

麻薬では無い(笑)が、私は身体に心地よく大森靖子が、沁みる。僕の身体を心地よく充すのを、好んでいる様だった。

スキだな?コレは

ニンマリと笑って、前説advanceを、配信された時、直ぐに歌って、モデルになった人に良いね押してくれたのは嬉しかった。

因みに自分の感じたのは沢山あり過ぎて、弾き語りは、覚える愉しさ有るが、素直に音楽楽しめるのはやはり、カラオケ🎤だろう?

大森靖子の声は、裏返る声が、sexyで艶(ツヤ)やかで綺麗だ。

キュンとする。

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