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私の頭の中を映像にしてくれた映画

私には思い出深い映画がある。
その映画が「ネバーエンディングストーリー」だ。

私は子供の頃から、本が大好きだった。
その中でもお気に入りの本のひとつが、「はてしない物語」である。
なかなか分厚い本で、それなりにお値段もするので、子供時代には手に入れることが出来なかった。
いつか絶対手に入れると決めて、正社員として働き出してから、購入した。
今は娘の部屋にある。
そんな大切な1冊。

この「はてしない物語」と「ネバーエンディングストーリー」の関係は、いわゆる実写化作品だ。
図書館で借りて、何度も読んで、頭の中で物語の世界を作り上げていた私にとって、はてしない物語が実写化されるということは、ワクワクとドキドキした気持ちと、残念な感じだったらどうしようと言う思いで複雑だった。

実際に見たのは、おそらくテレビが最初だったと思う。
我が家は結構貧乏で、なかなか映画なんて見に行けなかったから。
子供の頃の私にとって映画というのは、映画館ではなくて、レンタルビデオやテレビ放映で見るものだったのだ。
だから今も映画館に行くと、妙に贅沢な気持ちになれる。

話が少し脱線してしまった。

ネバーエンディングストーリーを初めて見た私は、感動で胸がいっぱいになった。
私の頭の中で描いていた映像が、今私の目の前で形となって動いている。
なんなら、私の想像以上だ。

原作と違う部分もあったけど、それが映像化という事なんだろうと思った。
私の頭の中の「はてしない物語」とは違っても、「ネバーエンディングストーリー」には「はてしない物語」がちゃんと生きていて、その世界観は私の世界を超えたものだった。

あの時の感動は、一生忘れない。

あれからウン十年。

好きな小説や漫画が実写化されたものは、山ほどある。
その全てを見た訳では無いけれど、実写化と聞いただけでワクワクするのは、やっぱり「ネバーエンディングストーリー」を初めて見た時の感動があるからだと思う。

そろそろ好きな作品がまた実写化するので、久しぶりに映画館に行こうかな。

#映画にまつわる思い出


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