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はじめての病児保育レポ

このたび娘みーちゃん(2歳半)がはじめて病児保育を利用した。そのドキドキの思い出を書いてみたい。

これまでの病児保育との関わり 

みーちゃんは生後9ヶ月から保育園に通っている。幾度となく風邪をひいて保育園をお休みしてきたが、これまでは病児保育は利用せず家族だけでなんとかしてきた。なぜならみーちゃんがすごーく人見切りだったから。
ばあばの子守りタイムでさえ、みーちゃんは私と離されることを全力で嫌がっていた。知らない人と静養するなんてとうていムリ!
仕事的にもサブの仕事だったりペア体制を敷けてたりと、なんとか仕事を休みにできていた。あるいはお父さんが積極的に休んでくれて、だから病児保育を使わずに済んできた。
それがこれまでのこと。

はじめての病児保育に至ったわけ

そんな我が家も、2歳半にして病児保育の利用に踏み切った。それには、みーちゃんの人見知りが和らいでいたのが大きかった。
散歩中に近所のおばあちゃんが声をかけてくれた時、ばいばいと手を振り返すことができるようになった。保育園でも担任の先生だけでなく、色んなクラスの先生に心を開く様子がみえてきた。外の世界はそんなに怖くないかも…みーちゃんがそう思えてきているらしい様子に、これならもしかして病児保育も利用できるのかもしれないなぁ、と感じていた。

そんななか、私とお父さんの繁忙期がばっちり重なった。私はみーちゃん体調不良に備えて、休めるように余裕をもってプロジェクトを受けていたのだが、色んなトラブルが重なりあれよあれよと予備日程が切り崩されていった。
どうかいまみーちゃん風邪ひきませんように…そんな願いは冬の風邪将軍には通じなかったらしい(泣)
みーちゃんが発熱したときには、1週間自宅保育は互いの会社業務的にムリな状態におちいっていた。
もう、病児保育のお世話になるしかない、と腹をくくったのだった。

はじめての病児保育レポ

コロナ禍での病児保育の注意

コロナ禍では病児保育を利用するハードルがかなり高くなっている。
利用には前日に小児科に診察をしてもらい、病名診断をもらい、病児保育していいと確認する必要がある。しかしコロナは、私の経験した範囲では、病児保育していいやつではない。
コロナでなくても保育園でコロナが流行していると、発熱外来のない小児科では「コロナ疑い」といって診察を受けられなかった。発熱外来のある小児科は多くない、あっても1日の受入数が少ない。診察が受けられなければ病児保育も利用できない。

なので「なにかあっても病児保育があれば仕事に支障がないはず」は今は通用しないことにご注意を。職場の人に病児保育あるでしょ的なコミュニケーションを受けたら訂正しておいたほうがお互いのためと思う。

今回の利用の流れ

今回はこんな感じで病児保育を利用した。
ちなみに病児保育は利用者事前登録制。ここで書いてる以外に事前登録をもっとまえに済ませている。

・日曜日 みーちゃん発熱!
     慌てて翌日の有休を調整する。
・月曜日  私有休。
     AM.
     みーちゃんを診察してくれる
     発熱外来をバタバタ探す。
     なんとか受診。胃腸炎ということで
     病児保育利用のOKがでる。
                    18:00
                     翌日の病児保育予約申請を出す。
     病児保育の支度をする。
     21:00
     無事保育枠に当選の連絡をもらう。
・火曜日、水曜日 病児保育利用。

大変だったこと

①発熱外来で診察をうける
発熱外来をやってる小児科とやってない小児科があったり、発熱外来があっても予約がいっぱいだったりして、まず病院で診察をうけるのが大変。
日曜日は不安でドキドキしてたし、月曜日は9:00から病院の予約に奔走。無事診察してくれる病院が見つかった時点でくたくただった。

②病児保育の予約が取れるかドキドキ
病児保育の申し込み=利用OKということではなく、枠を巡って抽選になる。このあたりは施設のルールによっても違うと思うけれど、今回は15時から翌日の予約受付→22時までに利用可否が決定という形だったので、待っている間かなりそわそわした。

③準備する書類や荷物でバタバタ
慣れないことは時間もかかる。
病児保育の説明書きに書いてあるものをトートバッグに積め、「これ足りないから買ってきて!」とお父さんにLINEした。
書類も2、3枚あって、準備はお父さんと手分けした。

とりあえず、こどもが病気になったら両親総出でケアにかかるつもりでいたほうがよさそうだ。片方ばかりこの準備をしてたら恨みを買いそう。

実際利用してみて

今回はフローレンスの訪問型病児保育を利用した。

月会費制で結構な金額かかるが会社補助がでるので登録していた。

さすがシッターさんは百戦錬磨だった。織り紙やぬり絵など、娘みーちゃんを楽しませる技を色々繰り出してくださったよう。
みーちゃんもよく頑張ってくれた。預けるときは大泣きで心配したけれど、その後は気持ちを切り替えてシッターさんと前向きに遊んでくれたようだ。人見知りが和らいでいると感じた判断は間違ってなかったらしい。最後はシッターさんに「またきてね」と言っていた。
副産物として、保育園よりも手厚いマンツーマン保育のおかげか、みーちゃんの発語がちょっとスムーズになった。とはいえそれを素直に喜んでいいものかは迷う。言語発達をうながすほど必死に環境適応しようとしたみーちゃんを想うと、本当はゆっくり静養させてあげたかったなとも思う。
でも毎回休みを取れないときのために、プロが病児保育をしてくださることは、働いている身として「助かった…首の皮がつながった…」という感じだった。

最後にひとつ言いたい。会社やら手続きやらみーちゃんのことなど、とにかく色んなことを気遣いして、心配して、私はめっっちゃ疲れたー!