見出し画像

女性は経営者に向いてないと言われるけど

男性だって最初からできる人ばかりじゃないみたいだ。

2012年、47歳の時にテレビ事業の事業部長を任された際に、初めて事業部の事業計画を立てたときでした。今思えば酷い中身だったのですが、当時はこれで良かろうと、年末の最終日に上司に報告をすると、即座に「何やこれは! お前は事業ということも、事業部長ということも全然分かっていない。お前が言うたら周りはお前の言う通りに書くわな。せやけど、お前は事業部長になりたてで何も知らんやろ。…」
(中略)
年が明けて、出勤日の前の日に、その上司からフォローのメールをいただき、事業というのは様々な側面があること、事業部長一人でそれらの全てを精緻に理解し指示することなど不可能であること、いかに皆さんに動いていただくかということが大事であるかということなど、頭では知識としては持っていたけれども、本当の意味での理解には至っていなかったことに気付かされました

上記ノートより

このように、メンターから経営のいろはを教わって経営者になっていくことがあるみたい。

これが女性ならどうか。
最初の失敗の時点で、「これだから女性は…」といわれてメンターがつかないことがあったりするのではと思う。(ちょっと心当たりがある)

ほかの視点でみると、男性上司は女性へどうやってメンターすればいいか分からない、という側面もありそうだ。
 男性同士なら「これくらい言って大丈夫だろう」と思うことが女性には通用しないんじゃないかと思ったり。あと体力面で女性がついていけない部分をみたりすると、「やっぱりじぶんとは違うなぁ」と思って遠巻きにする。育てず放置する。
この現象は男性が権威主義、というのとも違うと思う。どっちかというと、マジョリティーがマイノリティーを受け入れるのは大変、という話なように思う。
だって台所では女性は逆に「これだから夫は…」と言ったりするのだから。

いろんな歴史があって、今の会社組織は男性が多数派だし、男性が切り開いてきた。だからトップにいる男性が次の後継者にメンターしやすい人=強み弱みが自分と似ている人を選ぶのは、至極当然な流れだともとれる。
だからといって今のままメンターしやすい人を経営層に固めておくだけで、この多様性と人材不足の世を乗りきれるだろうか。
そういう危機意識のある会社は、つとめて自分とはことなる属性のリーダーを作り出そうと試行錯誤していて、そのひとつが女性の管理職、ということなのかもしれない。
そして、女性の管理職をつくるカギのひとつは、経営者教育やメンターにありそうだ、と、冒頭のnoteを読んでおもった。