いやいや期に親のメンタルを大切にする
2歳の娘が少し前にいやいや期がすごくなった時があった。洋服きたくない、でもおでかけしたい。疲れた。でも帰るのもイヤ…。
いやいや期は成長のしるしと分かっちゃいても、相手する私=お母さんはまぁー大変だ。
今回は、そんないやいや期に私のメンタルを守ろうとやった工夫を書いてみようと思う。
システム開発で学んだメンタルヘルス
私はIT業界でシステム開発を仕事にしている。
仕事では納期ぷれっしゃーや好き勝手主張する関係者に挟まれて、メンタル疾患のリスクと隣り合わせ。キャリア10年間の間にメンタル管理スキルは上昇したと思う。
例えばこんなメンタルを持っていると病みやすいと思う。
自分も正しくあるべきだし、他人もそうあるべきと期待する。
逃げ場をつくらない。
自分のコンディションを把握するのが下手。言い訳してるみたいで罪悪感をもってしまう。
世の中は自分だけが生きてるのではなくて他人も生きている。それぞれがそれぞれの立場を懸命に生きている。他人の数だけ思惑と正しさはあるしそれが自然なのだけれど、1のようなメンタルだと自分の正しさしか目に入らなくなってしまう。
そして2や3のメンタルを持つと余力があるときはいいのだけれど、体力がなくなって来たときに2や3のスタンスは、自分をもっと追い詰めてしまう。
逆に次のようなスタンスだと病みにくい。
深く考えない。あるがままに流される。
自分にご褒美をあげる。
「辛かったね」と自分に声をかけられる。
ただ病みやすいメンタルも完全に悪なではない、とも思う。一生懸命に仕事をやってるからそういう気分になってしまうともいえる。でも一生懸命なばかりでは乗り越えられない壁がやってきたら、病みにくいメンタルモードにチェンジできるとよいんだと思う。たとえばONモードとOFFモードみたいに。
いやいや期は水圧の強いホースみたい
この図式はいやいや期を迎えうつ親、つまり私にもあてはまる気がする今日この頃だ。
みーちゃんを見てると、
感情の出力が強すぎるその様は、さながら水圧が強すぎてホースが大暴れしてるようだと思う。たぶんみーちゃんにも制御ができない。
「したい!したくない!」と生まれた強烈な感情をどうしていいか分からない。
散歩先から全然帰ろうとしてくれず、大暴れするみーちゃんを羽交い締めして連れ帰ったあと、私の本能は告げた。
(あぁ、これはスイッチoff案件だなぁ…)
いまのみーちゃんに「早く帰らないとね」とか言って同意してもらうのは難しそうだ。
そして哺乳瓶拒否が自然に収まった経験から、このバクハツ期間が永遠に続くわけでないこともなんとなく感じた。
いまは、時期が悪い。しつけとか脇においとこう。
みーちゃんが自分の強い気持ちー「自我」に慣れるのを待とう。
そのために私はメンタルoffモードを発動して、
MPゼロを避けることにした。
私のいやいや期対策ーメンタルoffモード
①いったん思考停止!
いやいやするみーちゃんをどうにかしようとしない。
いやいやしてしまった時になだめきれなくてもしょうがない。(もちろんできるベストは尽くすけれど解決しようとふんばりすぎない。)
よいとか悪いとかではない。
今のみーちゃんは「こう」なんだ。
それ以上でも以下でもない。
こう思うことで現実と理想のギャップに苦しまなくてすむ。
②「たいへんだよね!おつかれさま!」セルフ声掛け
「いやー本当たいへんだよね!ぜんぜん言うこと聞いてくれないし、今日の予定もこなせてないし、泣き声聞くのしんどよね。ほんと頑張ってるよ自分。2年前には育児経験ゼロだったんだもん。ここまでこれただけでも上出来だよ。
おつかれさま!自分!」
と泣いて怒ってるみーちゃんをなだめながら全力で自分をフォローする。
③自分にご褒美をあげまくる
いやいや期はいつ終わるとも分からない持久戦だ。傷ついたらすぐ応急処置をしてダメージコントロールするのか重要だ。
…と正当化しつつこんなことをする。
晩御飯をつくらない。(お父さんが帰ってくるのを待つ)
お菓子を買いだめして幸せになる
ばあばに話を聞いてもらう
ときには守りがあっていい
いやいや期の対処というとこどもへの接し方に焦点をあてたくなる。
けど同じくらい親側のメンタルヘルス術も大事だと経験してみて思った。
こどものいやいやに伴走する大人のコンディションが悪かったらつい怒りたくなってしまうから。
だからコンディションを整える守りの姿勢、メンタルoffモードでこれからもほどほどにやっていこうと思う。