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適応障害になったけどツイてる?

去年適応障害になって、その周辺のできごとも手伝って、自己肯定感はどんぞこに落ちた。
たぶん社内の評価も落ちた。評価が下がって、アサインできる仕事がなくて待機状態。しばらくプロジェクト管理はまかせてもらえないだろう。なんて不運。

…と思ってたけど、「実は長い目でみたらツイてたのかしら?」と最近思えてきた。

待機状態なお陰で勉強がし放題。データ分析の初歩の履修をあらかた済ませることができた。一部は社内教育も割り当てて頂いて、書籍購入等自費の部分もあるけど、プライベートで全て自費よりかは軽い負担でできた。1年前の私は「領域を変えたくて勉強したいけどそんな時間はない…」「リスキリング講座もお金かかるなぁ…」とため息をついてたのに。

このたび、新たな職場のご縁を結ぶこともできた。私の状態を知っているのに声をかけてくれた。プロジェクトにおいて勤務時間も配慮してくれるそうだ。年休もとってよいって。おいおい何かの間違いじゃないの?

このツキの回りかたをみるに、私は単に悪縁(私にとって、だけど)を切っただけだったのかもしれない。そして新しい縁に出会おうとしている。

人生はあざなえる縄のごとし、と昔母が言った。去年、永遠にも思えたあの苦労は、じつは縄目が裏手にぎゅっと絞られて沈んだ時期ってだけだった。人生は、あとになってみてその意味が分かるのかもしれない。とりあえず、腐らずにいてよかったと思う。