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就職活動_02【書類選考を突破するために、知っておくべき「作品シート」の評価方法】
組織設計事務所へ就職を希望している方はそろそろエントリーシートを出し始めている頃かと思います。もうすでに出している方も多いかと思いますが。
今回はエントリーシートと並行して提出する「自身で設計した作品をまとめたポートフォリオである」【作品シート】において、評価されるポイントについてお伝えできればと思います。
これはあまり言えることではないですが、私自身、今年の就職者の【作品シート】を評価することになりました。
私はとある組織設計事務所に勤めているのですが、うちの会社では若手社員数名も【作品シート】と【即日設計】の審査に参加することになったのです。
私自身がデザインチームに所属することもあり、今回審査を行う立場になったという経緯があります。
そこで今回は、
【作品シート】を評価する側が、何を見て、どう考えて、案を評価・選出しているのか
について、書きたいと思います。
建築業界における就職活動において、書いた前回コラム「即日設計の必勝法」は下記よりお読み下さい。
基本的に審査員は、「設計部の部長クラス」というのがほとんどなので、とても忙しく、時間がありません。
時間がない中で、どういう風に作品シートを評価しているのか。
それを知っていて作品シートを作るのと知らないのとでは、全く違う結果になると思います。
私は全く偉くはありませんが、それなりに忙しい身だと自負していますので、私自身が時間がない中で、何を見て評価しているのか書いていきます。
目次
1_100作品から30作品に絞られる
2_【第一印象】ぱっと見が全て
3_審査員が作品シートを見る順番
4_なんと言おうと【卒業設計】
5_常に修正を重ねること
1_100作品から30作品に絞られる
もちろん企業によって選考方法は様々ですが、だいたいの組織設計事務所には、毎年100を超える作品シートが集まります。
そこから「即日設計試験」や「1次面接」に進めるのは、だいたい「30〜50名」でしょうか。
もちろんエントリーシート(履歴書)での、自社への希望度も評価のポイントになりますが、評価の大半は【作品シート】によるのではなります。
だからこそ作品シートは何より重要だし、「30名に残ること」を意識しなければなりません。
2_【第一印象】 ぱっと見が全て
会社として【作品シート】で、100作品を30作品に絞る場合、審査員全員に30作品を選ばされるようなことはありません。
それぞれの審査員に与えられるのは、
「100作品から良いと思う作品を10作品程度選んでもらう」
というものです。
つまり、上位30名の中に確実に入るのではなく、誰か1人に上位10名であると思わせる必要があるのです。
それでは次に、10/100作品を決める方法を書きます。
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