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一級建築士試験_08【GWの勉強が合否を決める】

今年一級建築士の学科試験を受験する皆さん、勉強は順調でしょうか?

学科試験まで残り2ヶ月半となり、全ての範囲の勉強を一通り終えた頃ではないかと思います。

今年絶対合格したい方はゴールデンウィークの勉強がとても重要です。

今回はゴールデンウィークに私が意識していた勉強方法についてお伝えします。

これを読んで意識が高まった方が少しでも増えれば嬉しいです。

【GWの勉強が合否を決める理由】

一級建築士試験において、2ヶ月目の長期休暇でまとまった勉強時間が確保できるゴールデンウィークはとても重要です。この期間をいかに勉強出来たかで合格が決まると言っても過言ではありません。

私が合格した時も、ゴールデンウィークが開けて、今まで模試の結果が散々だった方もいきなり高得点を取る人が増えました。

逆に今までコツコツと順調に勉強していたにもかかわらず、ゴールデンウィークをサボったことで不合格になってしまった方も多く知っています。

それはなぜか?

ここからの期間は「合格したい」とどれだけ思えるかが重要だからです。

決して精神論だけの話ではありません。

一級建築士の学科試験というのは、ご存知かと思いますが出題範囲がとても広い上に、毎年新傾向の問題が3割くらいあるので、過去問と同じ問題を間違える人は合格出来ません。

だからこそ、残りの2ヶ月は過去問で絶対に間違えないように、問題集の繰り返しとその項目の理解力がどれだけあるかが重要になります。

理解してさえいれば、今まで出題されたことのない問題でも、解ける確率が増えるからです。

私は勉強において必要なのは、【勉強の質】だと考えています。

テストでは先生の観察をすれば自然と出題される問題は見えてくるものです。

しかし一級建築士という出題範囲が膨大な試験では、質とは別に【勉強の量】も重要ですし、特にゴールデンウィークという長期休暇は、遊び等の誘惑も多いので、【質】ではなく【量】をこなすことを意識した方が捗ります。

漠然とした目標ではなく、ゴールデンウィークは「これをやる」という目標設定、つまりは【量】をこなすことを目標にすることで自然と勉強時間を確保出来ると考えるためです。

試験に臨む気持ちとして、ゴールデンウィークという長期休暇にどれだけ勉強したかというのは、結果的に「合格する自信」を得ることにも繋がります。

【量】=問題集を終わらせること

私はゴールデンウィーク前まで、教科書を中心に暗記し、トレトレという小さな問題集で勉強をしていました。

授業後のテストでは高得点は取れるのですが、模試の結果は思うように伸びませんでした。実際の4択の問題を解いていなかったので当然と言えば当然です。

だからこそゴールデンウィークはとにかく問題集をこなすことを目標にしていました。

私が合格した年は、ゴールデンウィークの休日は7日間だったのですが、「全教科の問題集を取り敢えず1周すること」を目標にしました。1日に1教科の問題集を1周したので、全教科で5日間使い、残りの2日は復習に当て流ことにしたのです。

今年はゴールデンウィーク休日が10日間あるので、頑張れば「全ての科目の問題集を1周し、かつ全教科の復習」が可能かと思います。

厳しいことを言うようですが、合格してしまえば来年はフリーです。

今年で一級建築士の試験を終わらせたいと思っている方は、騙されたと思って「全ての科目の問題集を1周し、かつ全教科の復習」を目標にすることをお勧めします。

【問題集を1周して見えてくるもの】

上記にも書いた通り、私はゴールデンウィークはそのほとんどを試験勉強に費やしたわけですが、さらなるこだわりとして、1教科の問題集を「1日」で全問解くことを意識してやっていました。

もちろんこの時期であれば、全然わからない問題も多くありました。わからない問題があっても良いので、とにかく「1日」で「1周」することを目標にして下さい。

そして「1周」した後に確認すると、科目ごとでも問題ごとでもなく、テーマごと(例えば「施工」の杭工事など)で得意項目、苦手項目が見えてきます。更に「1日」(同じ日)でやることでその項目はより顕著に現れます。

私はゴールデンウィークに問題集を1周したとき、構造の【鉄筋コンクリート】の部分がやけに間違いが多いなと気づけました。

ゴールデンウィーク中に「全ての科目」で苦手なテーマを見つけることが重要です。苦手が分かれば勉強すれば良いからです。

残り2ヶ月半あるこの時期に苦手テーマを見つけ、苦手テーマがわかった状態でこれからの2ヶ月を過ごすのとそうでないのとでは結果は火を見るより明らかです。

気持ち的にも時間的にもまとまった時間を確保できるゴールデンウィークは、とにかく問題集を1周することを目標にした方が良いと考えています。

そして問題集を1周して、時間が余った方は、各科目の苦手なテーマを1つでも良いので得意になるように勉強して下さい。

それが出来れば、ゴールデンウィークは大成功です。

まとめ【GWは問題集をとにかくやる】

10日間のうち全ての時間を勉強に当たるのは難しいと思います。

だからこそ目標を「全科目の問題集を1週すること」にしてみてはいかがでしょうか?

ここで敢えて目標を【量】(全科目の問題集を1週することにすることで、サボりがちな長期休暇の勉強時間を確保しやすくなりますし、「各科目の苦手なテーマ」を見つけるという今後必要な作業を長期休暇を利用して終わらせてしまいましょう。

合格している人はゴールデンウィークに勉強が出来た人です。

是非頑張ってみて下さい。

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