戦略的習慣化のススメ#勉強をはじめたての人の習慣化のコツ


勉強を習慣化することが難しい原因とは?


キャリアアップ、キャリアチェンジのために「よし、やるぞ!」と決意して勉強をはじめたのはよいけれど、
「今日は時間がないから、明日まとめてやろう」そんなことが2、3日と続いて、だんだんと勉強の頻度が下がり、いつの間にかすっかり手つかずの状態になってしまっている…。

私自身もこうした失敗を何度も経験し、そのたびに「どうして私はモチベーションが維持できないのだろう、すぐ怠けてしまうのだろう」と、胸の中が自分を責める気持ちでいっぱいになりました。

同じような経験をされたことがある方、実は多いのではないでしょうか?

なぜならば、脳科学によると「○○のために、○○をしたい」と、人が習慣を意識的に変えようとするときに働く脳の前頭前野という部分は、いつもの習慣に沿って行動する時よりエネルギーを激しく消費してしまうため、私たちの脳は変化に抵抗するようにできているのです。
つまり、モチベーションが上がっている時に作成した私たちの学習計画が大抵の場合で頓挫してしまうのは、脳の仕組み的には仕方のないことなのです。

では、この脳による抵抗をどのようにして乗り越え、勉強を習慣化させていけばよいのでしょうか?
この記事では、勉強をはじめたての人におすすめの簡単な方法を5つのステップで紹介します。



1.毎日の学習目標は小さく設定しよう

最初はつい自分のモチベーションの持続力を過信して毎日の目標を「1日1時間本を読む」などと大きく設定してしまいがちですが、そうすると前述したとおり、変化を嫌う脳から大抵抗を受けてしまいます。

そこで大切なことは、脳が変化と認識しないくらい小さくて確実に実行できる目標を設定することです。たとえば、「1日2ページだけ本を読む」にするとどうでしょうか?もっと小さくして「1日1回は本を開いてみる」でもよいのです。もちろん、余力があるときに目標以上のことに取り組むのは大歓迎です。ただし、毎日の目標を大きくしてしまうことは避けましょう。

2.なぜ勉強を習慣化したいのか、理由を明確にしよう

習慣化したい学習目標に対して「なぜ?」の問いかけを繰り返して、理由を明確化することによって、その目標が努力に値するのかを確かめることができます。

たとえば、

目標例1「私は毎日ライティングの勉強をしたい」
なぜ?→「文章を書く力をつけたいから」
なぜ?→「ライティングを仕事にしたいから」
なぜ?→「文章を書くことだけが私を夢中にさせてくれるから」

目標例2「私は毎日簿記2級検定の勉強をしたい」
なぜ?→「同じ職場の人のほとんどがこの資格を持っているから自分も取得しておきたい」
なぜ?→「私だけ資格を持っていないのはなんだか格好がつかない」
なぜ?→「勉強ができない人だと思われそうだから」

このように理由を深堀りして明確化することで、例1のほうは自分にとって重要な目標であることを確かめることができます。
例2のほうも自分にとってプラスになることは確かですが、根っこにあるのは周りからの評価に対する根拠のない思い込みであり、優先順位はかなり低いと判断できます。
勉強のためのリソースは限られているのに、やりたいことがいくつもあって優先順位がつけられないときにもおすすめのワークです。

3.勉強開始の合図を決めよう

学習目標を忘れず実行していくためには行動開始の合図を決めておくのがおすすめです。
仕事も定時で規則正しい生活を送っている人は「20時になったら勉強する」と時間ベースで決めてもよいですし、日によってスケジュールが異なる人は「夕食後30分経ったら勉強する」と行動ベースで決めましょう。

4.自分の脳にご褒美をあげよう

脳はとても合理的であるため、行動に対して見返りがあるとそれを継続しやすくなります。「勉強したときは甘いカフェラテをのんでもよい」「勉強したらドラマを観る」など、勉強をはじめたてのときは戦略として自分の脳にご褒美を与えるようにしましょう。やがて、ご褒美がなくなっても脳は勉強することで得られる達成感で十分だと感じるようになります。

5.勉強したことを記録しよう

SNSで共有したり、アプリで管理したり、カレンダーに印をつけるなど、記録方法は何でもよいので毎日就寝するまでにその日に勉強したことを記録するようにしましょう。そうすることで勉強の進行状況や成果をつねに意識できるようになります。

「やるぞ!」の気持ちが芽生えた時がチャンス

さて、ここまで5つのステップを紹介しましたが、意外と簡単に実践できそうな内容ばかりではありませんか?

休み癖の権化であると自負している私も、小さな目標を組み合わせた学習計画のおかげで、仕事や育児に追われながらも気付けば勉強を習慣化することができています。

不思議なことに、勉強の挫折を繰り返していたときのように「今日は時間がないから、明日まとめてやろう」と思っても、なんだかソワソワしてしまって、結局その日のうちにやってしまうのです。

そもそも、私は勉強を始めた当初からキャリアアップやキャリアチェンジに関して明確な目標があったわけではありませんでした。将来に対する漠然とした不安と、こんな自分を変えたいという焦りから、ただやみくもに自己啓発本を読み漁っているだけでした。

そんな悶々とした日々を送っていたとき、ある広告のキャッチコピーが目に飛び込んできました。

『変わりたいと思っているだけじゃ、変われない。』
ーそれが、SHElikesとの出会いでした。

SHElikesは、Webデザイン・Webマーケティング・ライティングなど全38種類の豊富で幅広いスキルをオンラインで学ぶことができ、時間や場所に縛られない<私らしい働き方>を実現するための女性向けキャリアスクールです。

私がSHElikesに魅かれた1番のポイントは勉強の習慣化ができる環境が整っているところです。

SHElikesではスキマ時間に動画を観て学習を進めることができるため、私は「レッスン動画を1日1回は再生する」という小さい学習目標を「子どもたちが寝て自分の時間になったら」という行動開始の合図とセットにして実践しています。

また、月に1度のグループコーチングで目標のブラッシュアップや行動の振り返りをしっかりと行ったり、コミュニティで仲間と励ましあいながらも切磋琢磨できることが、最終目標まで挫折することなく勉強を継続することを後押ししてくれます。

学んだことを活かして、お仕事案件にチャレンジする機会も用意されているので、実際のお仕事の練習にもなり、大きな達成感が得られるので勉強を続けることが楽しくなってきますよ。

SHElikesでは人気のコース受講やキャリアカウンセリングをお試しできる無料体験レッスンをほぼ毎日開催しています。

やる気が芽生えた今がチャンス。勉強を習慣化したその先で、あなたらしい花を咲かせられるように、その気持ちを一緒に育ててみませんか?

参考文献:スティーヴン・ガイズ「小さな習慣」ダイヤモンド社 2017年 

本記事はSHElikesの受講生を対象とした「SHEライターコンペ」の応募作品です
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