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31. IoT Edge をダウンストリームデバイスとして接続する

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はじめに

前回は Raspberry Pi 上で動く IoT デバイスアプリをダウンストリームデバイスとして、Lenovo M70q 上の IoT Edge をゲートウェイデバイスを介して Azure IoT Hub に接続しました。今回は、Raspberry Pi 上の IoT Edge をダウンストリームデバイスとして接続することを試みます。

構成

作業は、「Connect Azure IoT Edge devices together to create a hierarchy(nested edge)」を元に進めます。このページのの日本語訳のページもあるのですが、2023/1/30現在の訳(読者が目にする頃には直っているかも)はボロボロなので、英語版に従って作業を進めます。

Raspberry Pi(ダウンストリームデバイス) への IoT Edge Runtime インストールと設定

先ずは、Raspberry Pi に IoT Edge をインストールします。
その前に、/etc/hostname と /etc/hosts を編集して、ダウンストリームデバイス用の Raspberry Pi のホスト名を修正しておきます。
ここでは、名前を ”raspi-agu” とします。
先ず、/etc/hostname を以下の様に編集します。

raspi-agu

次に、/etc/hosts を編集します。

127.0.0.1       localhost
::1             localhost ip6-localhost ip6-loopback
ff02::1         ip6-allnodes
ff02::2         ip6-allrouters

127.0.1.1       raspi-agu.kae.exp       raspi-agu

/etc/hosts の最後の行に、

IPアドレス FQDN ホスト名

とします。変更後、一旦 reboot してください。
この変更により、ドメイン付きの名前に変ります。

pi@raspi-agu:~ $ hostname
raspi-agu
pi@raspi-agu:~ $ hostname -f
raspi-agu.kae.exp

IoT Edge Runtime のインストール

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