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3. IoT Hub を介してデバイスを操作する Azure Functions ロジックを作る

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はじめに

今回は、クラウド側から、IoT Hub を介した組込み機器へのコマンド送信やメソッド起動、設定更新について試していきます。

Functions で IoT Hub を操作する

Azure IoT Hub のエンドポイントについて | Microsoft Learn で紹介されている様に、IoT Hub は組込み機器向け用、サービス側向け用にエンドポイントが用意されています。そのままこのエンドポイントを HTTP REST Style で叩けば事足りるのですが、一つ前の記事では、組込み機器用に公開されている Endpoint を叩く処理が内包されている、Microsoft.Azure.Devices.Clinet パッケージの DeviceClient を使った方法を紹介しました。今回も、Microsoft.Azure.Devices  パッケージのクラスライブラリを使う事にします。

Azure IoT Device SDK、Azure IoT Service SDK。図は、Microsoft Docs の記事からコピーし上書き

この図の下の方に、IoT Hub Resource Provider という四角と右に突き出た Endpoint が書かれていますが、これを使うと、IoT Hub のクォータ制限に関する情報を取得することができます。メッセージ受信量をモニターしながら IoT Hub のスケールを上げたり下げたりと自動スケールなんかもできるのですが、また、別のところで試してみることにします。

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