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我が家のパーティ飯を紹介するコーナー

僕はパーティが好きだ。食を思いっきり満喫しつつ、贅沢している気分が味わえるからである。

外でパーティすればそこそこ金がかかる。しかし、家でやれば1人あたり1000円もかからない。酒を買ってきても高が知れている。

ならば家パーティである。何事もチャレンジだ。むずかしそうな料理も、やってみれば意外と簡単だったりする。

今回は、皆さんの家パーティライフをより豊かにするために、我が家のパーティ飯を紹介しよう。


■餃子パーティ

餃子パーティをするには、ホットプレートがあればいい(ホットプレートなど5000円もあればそこそこいい物が買えるし探せば安い物はもっとある)。材料費も高くない。そして美味い。オススメである。

さて、調理手順について説明しよう。まずは皮作りである。スーパーに行けば50枚入りの餃子の皮が100円〜200円の間くらいで買えるが、パーティ好きはそんなものには頼らない。

家に帰るまでが遠足、準備からがパーティである。準備にかける手間暇を楽しめるのでなければ、本物のパーティ好きではない。

皮の材料は材料は強力粉と薄力粉。塩。打ち粉として片栗粉(あと熱湯)。以上である。どれも業務スーパーで格安で手に入る。レシピは適当に検索すれば出てくる。

ちなみに言えば僕はいつも50枚ほど作るのだが、皮作りだけで1時間以上はかかる。スーパーで買ってきた皮はペラペラで味気ないが、手作りの皮はもちもちで食べ応えがある。

が、1時間かけた分だけ美味いのかと言われれば怪しい(実を言うと皮を丸く伸ばす工程は、結構コツがいる)。繰り返すが、手間暇すらもパーティの楽しみなのである。手間暇それ自体が、手間暇をかける目的なのだ。

さて、便宜上、皮を先に説明したが、本来はタネを先に作ったほうがいい。なぜなら、皮は時間がたてば乾燥するからだ。なのでタネを先に作ろう。

タネはといえばキャベツor白菜を刻んで塩揉みである。ブンブンチョッパーやフードプロセッサーはオススメしない。刻まれすぎてもさつくからだ。男は黙って手刻みである。塩揉みはやりすぎるとパサつくし、やらなさすぎると逆に水分が溢れ出なくてジューシーさにかける。程よくやれば良い。ちなみに塩揉みしたあと水洗いしたら味気なくなるので、お勧めしない。塩分は完成系をイメージして入れるといいだろう。

あとはひき肉と混ぜるのみ。オーソドックスなのは豚肉だが、鶏むねはあっさりしていて合うし、合い挽き肉なら洋食っぽさが出る。いろいろ試してみるといいだろう。その他は好みだが、僕はニラや椎茸や刻み生姜、刻みニンニク、玉ねぎなどを入れる場合もある。味付けは塩に加えて、中華だしなり、醤油なり、ごま油なりを入れる。が、これも好みで調整するといい。

ちなみにヴィーガン版も試したことはあるが、肉の代替として豆腐を入れるのはお勧めしない。単純にまずいしベチャつく。肉はすっぱり諦めて、ニンニクや生姜を大きめに刻んで多めに入れて、パンチを効かせれば割と美味い(里芋を多少入れればまとまりができていい感じだ)。

あとは包んでホットプレートで焼くのみ。簡単である(ぶっちゃけフライパンで焼いた方が火力が出るので美味しい。でも、やっぱりパーティしようぜ)。


■ピザパーティ

自炊して最も節約になる料理はピザである。デリバリーすれば1枚2000円だが、自炊すれば200〜300円だ。

生地は強力粉と薄力粉、イースト、塩、砂糖、オリーブオイル(なくてもいい)。イーストはスーパーに行けば大抵売っている。

10分こねて、20分くらい発酵させて、オーブンレンジで10分焼く。これだけである。オーブンレンジがない場合、魚焼きグリルでも焼ける。ただし、レンジの種類にもよるが、大抵ピザ屋よりも火力が足りない。そのためどうしても生地はパリッと感に欠ける。別に気になるほどではないが、ライ麦粉や全粒粉の小麦粉を混ぜればパリッと感が少し増す。

ちなみに具材だが、おすすめは照り焼きチキンである。醤油と味醂と砂糖で味付けして細かく刻んだ鶏もも肉をあらかじめ炒めておき、冷凍のコーンとマヨネーズとチーズと共に載せる。焼き上がった後に味海苔をハサミでチョキチョキして載せれば簡単にお店の味だ。

他にはラタトゥイユとか、山盛りチーズとか、ツナポテトとか、なんでもありである。ちなみにヴィーガンチーズはあまり美味くないので、ヴィーガンピザを作るならヴィーガンマヨネーズを使うといい。

パーティ飯としての難点は、焼き時間がかかるためテンポが悪くなることだ。レンジとグリル併用でもいいが、火加減の管理が難しいので、基本的には1枚ずつ焼くことになる。だからと言って予め具材を載せておくと、生地のベチャつきの原因になる。焼き終わる時間を見越して、具材を準備しておき、焼けたピザを取り出してスムーズに次のピザを焼きつつ、焼けたピザをカットし提供する‥と、スムーズに提供するためのオペレーション上の工夫が求められる(ちなみにピザカッターは百均で買おう。パンキリ包丁でも切れるが、微妙だ)。


■サブウェイパーティ

無性にサブウェイが食いたくなる瞬間は、誰しも経験があるだろう。そんなとき、サブウェイに行くべきだろうか? 否!

家をサブウェイにするのである。

刻んだレタスとピーマン、スライスしたトマトに玉ねぎ。あとは卵なりハムなりツナなりとマヨネーズでOK。欲を言えばバジルソースも用意したいが、なくてもいい。それらをテーブルに広げれば、即席サブウェイである。

作業工程は、コッペパンを焼くところから。卵も牛乳もなしで作れる。意外と簡単である。

野菜嫌いの子ども相手でも、楽しみながら食べられるのでオススメだ。餃子やピザは子どもが参加する余地が限られるがサブウェイパーティならガッツリ参加できる。


■小籠包パーティ

蒸篭がなくても、フライパンに載せるタイプの蒸し器があれば作れる。餃子を作るのと感覚的には変わらない。

少し異なるのはジュワッと溢れるスープの用意であるが、これも難しくない。溶かした中華だしとゼラチンを混ぜて冷やす。それをタネに混ぜ込むだけだ。

ちなみに小籠包と同時に肉まんも作れる。難点はパーティ感にやや欠けることと、あまり大量には作れないことだ。蒸し料理は欲張って詰め込むと火の通りも悪いし、もっちり感も弱まる。


■インドカレー屋パーティ

意外や意外、ナンはフライパンで作れる。こねて発酵させて焼く。簡単である。

出来立てのナンは激うまだ。フライパンでも、インドカレー屋と遜色はない。チーズを入れるとさらに良い。あとは適当にカレーを小さい器に入れて提供すれば、そこはもうインドカレー屋である。

こだわりたければラッシーも作ろう。牛乳とヨーグルトを混ぜればOKだ。


■燻製パーティ

この前初めてやった。コンロで加熱するタイプの安い燻製機でチーズやら、卵やら、タコやら、ウィンナーやらを燻す。実験的みたいで楽しい。調理の手間もほぼかからないので気軽にできていい。部屋はバーベキュー場の横にあるコテージみたいなにおいになるが、次の日には消えていた。割とよかった。


■まとめ

いかがだろうか。

他にもたこ焼きや焼肉、鍋もいいわけだが、それはまぁ普通なのでここでは紹介しない。

繰り返すが、準備からがパーティである。むしろ、準備が本番という気すらしてくる。飯など口実に過ぎない。飯を食うよりも、酒を飲んで話をしている方が楽しいのだから。

いつかnoteで知り合った人とパーティでもしてみたい。我が家でパーティオフ会でも企画しようかしら(大阪に来れる人は、声かけてね)。

1回でもサポートしてくれれば「ホモ・ネーモはワシが育てた」って言っていいよ!