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アンチワーク哲学【ホモ・ネーモ】

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「労働なき世界」を実現するため「アンチワーク哲学」を紹介するマガジン。なぜ、誰1人労働しない世界が可能なのか? を徹底的に考察しています。
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#ニート

ニートとキャリアブレイク

ニートとキャリアブレイク

※タイトルを回収するのは記事の後半である。しばし前置きにお付き合い願いたい。

ニートが幸福を追求しようと思ったなら、無為徒食に過ごすことはむずかしい。なぜなら、幸福にはなんらかのマイプロジェクトの追求が欠かせないという事実を、即座に彼は発見するからである。

僕は定義上の厳密なニートではないが、事実上のニートであり、「見込みニート」だ。僕もまた、幸福を手にするために、マイプロジェクトの追求を渇望

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壁とニート

壁とニート

キーボードを叩いて作業するサラリーマンに挟まれた窓際の席からは、大きな工事現場と、そこで働く人々の姿が見える。仮設の事務所でiQOSを吸いながら雑談している作業着の人。産業廃棄物らしきゴミ山を3tほどのトラックに積み込もうと悪戦苦闘する人。台車で荷物をせっせと運ぶ人。

仕事する人々に囲まれながら朝マックを食べている僕は、現在、仕事をしていない。適応障害と診断されて8月半ばから9月末まで休むことに

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彼のような男を、僕は待ち望んでいた

彼のような男を、僕は待ち望んでいた

誤解も曲解されない文章ほど退屈なものはない。社会を揺さぶる最高の洞察であるならば、それは犯罪のように人々の耳に響く。

僕はこれまで労働なき世界を夢見て、労働や社会、人間について考え、文章を書き、理論を磨き上げてきた。

そして、この記事は僕にとって最高の洞察であった。誰もみたことのない最高到達点に辿り着いた。そんな手応えがあった。

しかし、どこか自信を持てずにいたのだ。

「毒にも薬にもならな

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現代のナチスに加担したくなければ、ニートになれ

現代のナチスに加担したくなければ、ニートになれ

■はじめにこの記事のタイトルを見て、捻じ曲がった道徳観念の持ち主による悪ふざけという印象を抱くのが、正常な感覚の持ち主というものである。

しかし、僕は真面目に書いているのである。扇動的なタイトルで人目を引こうという打算もなくはないが、それでも真面目に書いているのだ。

「現代のナチスに加担したくなければ、ニートになれ」と。

どういうことか? まず「現代における労働は悪行である」ということから、

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Kindle出版2作目『働かない勇気』販売開始!

Kindle出版2作目『働かない勇気』販売開始!

ノリと勢いで出版できるようになったのだから、いい時代である。Amazonよありがとう。

一応、Amazonは出版前に軽く内容を審査しているらしい。装丁とタイトルは思いっきり某ベストセラーをパクっているので、Amazonにハネられるかもしれないという一抹の不安を抱えながら審査に出したわけだが、ものの1時間ほどで販売開始となった。あとはダイヤモンド社に怒られないかだけが心配である。

※ここで宣伝し

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