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アンチワーク哲学【ホモ・ネーモ】

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「労働なき世界」を実現するため「アンチワーク哲学」を紹介するマガジン。なぜ、誰1人労働しない世界が可能なのか? を徹底的に考察しています。
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2023年2月の記事一覧

労働時間削減を大義名分にしよう

労働時間削減を大義名分にしよう

Googleで「労働時間削減」と検索しようとすると、続くキーワードとして「メリット」がサジェストされる。

検索してみると、どこそこ大学の研究で労働時間の削減が生産性を高めることがわかった(だから、労働時間を削減すべき!)とか、実はそうとも限らない(だから労働時間を減らすべきではない!)とか、そういうみみっちい議論を目にすることになる。

僕はもっと大きな問題点を指摘したい。なぜ、生産性が高まるの

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僕は非効率が嫌いだ

僕は非効率が嫌いだ

毎月10日になったら、僕は軽トラで取引先のところへ集金をして回る。あるところは現金で、あるところは小切手で、あるところは手形で、買掛金をチャラにしてくる。

誰しもが抱く疑問は次のようなものだ。「振り込みじゃダメなのか?」と。

もちろん僕はその疑問を社長に投げかけたことがある。すると「手数料が高いからなぁ」と言われた。

このとき、一般的な感覚の持ち主であれば、振り込み手数料を片方の天秤に載せ、

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資本は自動運動なのか?

資本は自動運動なのか?

マルクスやマルクス主義者は、資本を自己増殖する運動だと考えることが多い。まるで資本が人間の意思から離れて、ドフラミンゴばりに人間をコントロールしているかのような言い草だ。

外側から見れば確かにそうだろう。資本の増殖に固執する資本家は、まるで悪魔に人格を乗っ取られたかのように見える。僕はあまりこの見方に納得していない。

それでも資本家は人間なのだ。1人ひとりの人間の行動は、なんらかのニーズに根ざ

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ベーシックインカム時代には『ホグワーツ・レガシー』は量産されるか

ベーシックインカム時代には『ホグワーツ・レガシー』は量産されるか

久しぶりに夜中の3時半までゲームをプレイした。9時半から始めたので6時間ほどやっていた計算だ。

正直、大学生の頃なら24時間ぶっ通しでゲームをしているようなこともあった。その頃から考えれば、大したことのない没入っぷりなわけだが、それでもこれだけ僕を夢中にさせる魅力が『ホグワーツ・レガシー』にはある。マップは広大でもサクサク作動し、戦闘にもストレスはなく、ゲームバランスは良好。ダンジョンもダレない

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金と女の道徳を捨てよう

金と女の道徳を捨てよう

ひょんなことからおっさんの集いに行った。

31歳。自分もおっさんになってきた中で、同世代の人たちはもうおっさんのノリで生きている。

ビールをお酌して、健康の話と子供の話で場を繋ぎ、たまに宴会芸に勤しみ、一本締めで終える。そのまま二次会へ。そんなノリ。

おっさんと話すのは疲れる。つまらん話はつまらん。僕は1人の人とじっくり時間をかけて話をする方が好きなのかもしれない。あるいは、本音でぶつかり合

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