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2021年5月の記事一覧
なぜオッサンはクロスワードパズルが好きなのか?
世の中には2種類の問題がある。合理的に考えれば解ける問題と、そうでない問題だ。
クロスワードパズルは明らかに前者だ。合理的にメソッドに当てはめていけば、たった1つの明確な答えに辿り着ける。単純だ。
一方で、世の中の大半の問題は後者だ。オッサンを日々苦しめる問題は、合理的なだけでは解けない。
「合理的に考えれば俺の方が正しいのに、嫁はなぜ俺の言うことを聞かないのか?」
「合理的に考えれば、あ
能力主義の何が間違っているのか?
「誰でも、努力次第で上に行ける」「貧乏人は努力しなかっただけ」
これらが間違っていることは、ほぼ明らかになっているのだが(貧乏人の子は貧乏になりやすく、金持ちの子は金持ちになりやすい)、まぁそれは置いておこう。
僕は、100パーセント努力だけで評価される平等社会が仮に実現したとしても(そんな世界が実現するとは思えないが)、僕はそれを受け入れたいとは思わない。
その社会では、トイレ掃除をする人
なぜ「Wednesday=ウェドネスデイ」じゃないのか、ようやくわかった
中学1年生の頃から、イギリス人は馬鹿なんじゃないかとずっと思っていた。
「水曜日のことは”ウェンズデイ”と呼ぼか」
「綴りはどないする?」
「んーどないしょ、”Wednesday”とかでええんちゃう?」
「”d”はどっから出てきたん?」
「いや、なんか、こっちのがかっこええかな思って?」
「まぁ、言われてみれば・・・でも、発音しないのに表記するのはややこしない?」
「せやけど・・・まぁええがなこ
人々は「オリンピックのためには犠牲を払わなければならない」発言の何に怒っているの?
バッハ会長がそんなことを言ったらしい。
僕はどういう文脈でこの言葉を言ったのかは知らないが、少なくとも「人が多少死んでも構わないから、オリンピックやるべきだ」という意味で言ったわけではないのだろうなということはわかる。あるいは「費用」とか「労力」とか「努力」と解釈できるような言葉が「犠牲」と翻訳ミスされたのではないかという可能性も考えられる。
少なくとも、これだけの影響力がある人が人命を蔑ろに
正直、DX化って意味わからないまま言ってるだろ?
僕にもわからない。「IT化」という言葉が手垢に塗れまくってダサくなったから、新しい言葉にみんなが飛びついているだけにしか見えない。
厳密な定義で言うとたぶん、デジタルでビジネスモデルを大きく革新するならDX化で、ちょっとした小手先の変更ならIT化ということなのだろう。たぶん、オリエンタルランドがVRディズニーランドを作ればDX化で、「ファストパスをネットで取れるようにする」というレベルならIT化
「どうして人を殺してはいけないの?」→「いや、殺していいです」
僕たちは人を殺すことができる。それも割と簡単に。100円ショップに包丁が売ってるし、駅のホームから突き落とすことも簡単だし、車で人混みに突っ込むことだって可能だ。殺せば捕まるわけだが、捕まることを前提にすれば人なんて簡単に殺せる。
1人殺したくらいじゃ死刑になんてならないだろうし、刑務所で衣食住を保証されながら朝日とともに目覚め、規律正しく働き、夕方からはゆっくり読書を楽しむという暮らしを味わえ
エッセンシャルワーカー以外は全員不労所得者
だって仕事してないもの。僕もだけど、仕事じゃなくて日々儀式をしている。
野菜を育てたり、木からテーブルを作ったり、老人のオムツを換えたり、バスを運転するのは仕事だ。でも、ホワイトカラーはなにも生み出さず、ただ何かを生み出しているフリをしたり、不労所得を得るために右往左往しているに過ぎない。
不労所得というのは、ピンハネしたり、右から左にものを流したり、マネジメントとやらコンサルティングとやらに
日本人の多くが日本語を理解できないなら、僕は一体誰に対してなにを伝えているのか?
僕は求人広告のライターをしている。求人広告というのは給与条件以外にも、仕事のことや会社のことを説明するための文章をたくさん書く。わざわざ取材をして、頭を捻って文章を書いて、校正する。たっぷり時間をかけて、1つの求人ができあがる。
僕の努力を読む人が気にすることはない。そんなことはわかっている。
ほとんどの人は給与条件にしか興味がなく、他の部分は読まない。そんなことはわかっている。
でも、せめ
ティール組織について、誤解していないか?
「権限委譲だろ?」「情報を公開するんだろ?」「組織をフラット化するんだろ?」という理解をしている人が多いように思う。しかし、これは本当の理解ではない。
このような発言をする人は、無意識のうちに「ヒエラルキーによる組織運営こそが普遍的な方法であり、ティール組織はあくまで特殊例」という風に考えている。
つまりティール組織の原則で運営されるということは「社長と上司のきまぐれとご厚情により、権限が社員
「競争がないと人は怠ける。ソ連や中国の失敗が証明している」とか言う奴
‥正直、頭が悪いと思っている。
もしかしたら、本当に全ての人は競争がないと怠けるのかもしれない。だけれども、流石に早まった一般化にも程がある。
まず言いたいのは、平気で数千万人を粛清するような支配者がいるなら、どんな政治体制を採用したところでうまくいくわけないだろうという点だ。仮に毛沢東やスターリンが、ゴリゴリの新自由主義者だったとして、ソ連や中国がうまくいっていたと、本気で思っているのだろう
英語が苦手な人ほど、TOEICよりTOEFLを選ぶべき理由
5万回くらい挫折した英語の勉強を、1ヶ月ほど前から改めて始めた。
YouTubeで好きな有名人のインタビューを聞いたり、道を歩きながら英語で独り言を言ったり、英語のニュースを読んだり、英語でラップを作ったり、TOEFLのライティング問題を解いたりしている。
いつまで続くか、わからないけれど、いまのところ好調だ。
さて、こんな疑問が浮かんだことだろう。
なぜ、TOEICじゃなくて、TOEFL
差別の基準を押し付けることこそが、究極の差別
ジェンダーがどうとか、LGBTがどうとか、レイシズムがどうとか、僕はあんまりこういう言葉を流行らせるべきではないと思っている。
というのも、これらは苦しみをカテゴライズする言葉だからだ。カテゴライズするということは、「なにが性差別で、なにが性差別でないか」の基準を設けることになる。
「差別」にカテゴライズされた人は、「その苦しみは歪な社会構造によって不当に与えられたものだ」というお墨付きをもら
ベーシックインカム論者は、財源を計算するな! 根拠なんて示すな! 理想だけを語れ!
「財源はどうするの?」とか「みんな働かなくなるんじゃない?」とかそういう攻撃に対して反論してばかりしていている。大抵のベーシックインカム論者は、ある程度理屈立てて、実証実験の結果も踏まえて反論しているが、「それでも、100パーセントではない」という反論を許してしまう時点で敗戦濃厚だ。
そろそろベーシックインカム論者は、攻撃に出るべきだと思う。
つまりこういうことを主張するべきだと思う。
僕が