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雑記

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2021年3月の記事一覧

『架空のアホ現象』について

「マスクの作り過ぎでトイレットペーパーが不足する」

2020年に流布した、デタラメということで有名な言説だ。僕が知っている限り、これを本当に信じている人はいなかった。

しかし現実として、トイレットペーパーの買い占めは起こった。僕の義母も買い占めて、僕たち夫婦にトイレットペーパーを分けてくれた。

当時、僕は感謝を伝えつつも、「なぜ、そんなことをするの?」と尋ねてみた。するとこんな返事が返ってき

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身近にある、お金のない世界。

息子の1歳の誕生日を記念して、スタジオで写真を撮ってもらうことにした。

子どもの撮影を強みとするカメラマンさんだったためか、「あ~かわいいねぇ!」「いないいない…ばぁ!」と、ノリノリだ。おもちゃやお菓子を駆使して、的確に目線と笑顔を引き寄せてくれて、あれやこれやと盛り上げながら僕たち夫婦のことも楽しませてくれた。

すごくいい人だと思ったし、いいスタジオだと思ったし、とても楽しい経験だった。

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本音なんて、話せない。

最近、僕は資本主義のゲームから降りて、極力金銭を排した生活をしたいと思っている。しかし、住宅ローンと妻子を抱えた会社員というポジションにいる以上、僕が毛嫌いするルールに則って行動しなければならない。

当然、妻も、子供も、同僚も、取引先も、僕の主義主張に興味を示すことはない。みんな、ディズニーランドの話とか、生産性の高いスケジュール管理アプリの話とか、マーケティング戦略の話とか、新しいビジネスチャ

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ブラック企業ほど、社員に育休を取らせるべきという話

なぜなら、ブラック企業は社員が育休を取ってもダメージが少なく、むしろメリットの方が大きいからだ。

どういうことか?

そもそも、育休を社員が取ることによる、企業のデメリットは2つ。

1つ目は、戦力が抜けることで、忙しくなること。2つ目は、戻ってくる席を用意し続けなければならないことだ。

実は、厄介なのは1つ目ではなく2つ目だ。抜けたタイミングで新しい人を雇ってしまえば、今度は戻ってきた人の

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自己責任論というクソダサい理論

自己責任論は万能だ。あらゆる災難や困難は、他人が後から見れば「事前に予防できた」と言えてしまう。いわゆる後知恵というやつだ。

「貯金が無くなった? 節約しなかった奴が悪い」
「仕事がない? なぜ真面目に勉強しなかった?」
「医療費が足りない? 保険に入っておけばよかった」
「災害で困ってる? 防災グッズを準備しなかったからだ」
「家がない? 自己責任だ」

そして、予防措置を取らなかった本人の自

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新作のそわそわ

ハリーポッターの新作が出る日は、本屋の開店がいつもより早かった。学校に持って行っても読む機会なんてないのに、わざわざ登校前に買いに行って、授業中はカバンの中身を想像してずっとそわそわ。ホームルームが終われば誰よりも早く教室を出て、すぐに魔法の世界に浸る。

あのころは楽しかった。いまにして思うとハリーポッターなんて、とんでもなく長い。7作だけど上下巻に分かれている作品もあったのでトータル10冊にも

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保険会社のビルを見上げると、保険に入るのが嫌になる

保険の営業は、年収1000万なんてザラと聞く。でも、大量に採用しては辞めていく。採用コストと教育コストは膨大で、人件費も膨大。で、馬鹿みたいにCMを流している。それでもでっかい自社ビルが建つ。

保険会社、どれだけ儲けてるんだ?

資金の運用益や、ビルの賃料があるというのはわかる。ただ、もしそっちの収益が大きいならあんなに必死になってCM流したり、営業かけたりする必要はないわけだし。つまり、保険は

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もしかして、世の中、脱資本主義に向かってる?

書店を見れば、1年後にどんな言葉が流行るのかがわかる。僕はそのように考えている。

事実、AIのことをみんなが話題にし始める1年前くらいに本屋ではAIの本が流行り始めたし、アートや教養が大事と言い始める1年前くらいにアートや教養の本が流行り始めた。SDGsやDX、フィンテックもそうだった。

本を読む人は多いけど、そんなに多くはない。そのため、あるテーマの本が流行ったからといって、それがすぐにオフ

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