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香月にいな
2021年3月16日 15:03
BAR〇二一四 平安編 テンバイ峠の怪 この物語は、みやびとは裏腹にドロドロとした戦いが続いていた平安時代末期の頃のお話。紀伊国のとある茶店に立ち寄った商人「政(マサ)」の体験した不思議な話である。 なお、伝わりやすくするため雅な言葉は現代語に翻訳している。◇◆◇一、宿を出て 紀伊国のとある峠に骨董品屋があり、そこにはこの世のものとは思えないほど美しいかんざしがあるが、偏屈な店主は全く
2021年3月16日 07:18