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ハプニングから垣間見れる「その人らしさ(本質&魅力♡)」

人それぞれどのような「強み」や「価値観」、「固有の特徴」を持っているのか?
キャリアコンサルティングやコーチング、研修の場などで、このようなテーマを扱わせていただく機会が多いのですが、正直、明確に意識化できている人(認知できている人)の方が少ないんですよね。

理由は、ご本人にとっては、それが極々当たり前で、自然にできてしまう(無意識にやってしまっている)ことだから。

だからこそ、研修の場などでも、色々なアプローチで、ここを掘り起こして、気づきが起きる支援をさせてもらっているのですが。

今日、これがありありと表出した出来事が起きました。

今日は、ある企業さんのリーダーシップ研修(全6回のうちのDay5)だったんですね。
いつも通り、開始の40分前くらいに現地に到着し、研修ルームに向かおうと思ったところ、私の姿をみた、スタッフの方(研修の参加者のお一人)が、とても驚いた顔をしていたんです。

その顔を見て、ピンときました。

「さては、今月の研修日の認識に齟齬が起きたんだな。」と。

研修がキックオフする今から数ヶ月前。
半年間に渡る研修の全日程をお伝えしていたのですが(毎月第四月曜日)、
今月は、5週あるため、「最終週の月曜日」だと勘違いされてしまったのだろう、と。

ここは、私がいけません。
齟齬が生まれる可能性に気づいた時点で、
「今月は、第五週目ではなく、第四週目の22日に伺います」と、一報入れておけば済んだ話だったはずです。
でも、その連絡を怠ってしまった。。
相手を信じてしまったんですね。。まさか誤認するわけないだろう、と。
私の悪い癖です。
念には念を…がたりてない。ツメが甘い。

その後、私の来訪に気づいた他の研修参加者の皆さんが集まってきて、
申し訳なさそうに私を気遣ってくださいました。

でも、そんな最中、私自身は、実はとても落ち着いていて。
もっと言うと、皆さんの「強み」「特徴」が、とてもよく現れているなぁ、なんて興味深く観察してました。

Aさんは、
日程調整を行った社長に連絡を取り、事実を伝え、双方どのような解決を図ることが最適なのかを探りたい、と申し出てくれました。
また、社長に伝える際も、私の都合や印象が不利にならないよう、伝え方についても擦り合わせてくれました。
さすが、みんなを引っ張るtop of リーダー。
冷静な状況&解決への判断、アクションの速さ、相手への配慮、全てに無駄がなく、お見事です。

Bさんは、
社長と私とでやりとりした証拠となるものがないか?と、真っ先に尋ねてきてくれました。
状況に飲み込まれることなく、まずは「事実」を掴みたい。
そこから、どうすれば良いか? 次の判断につなげられたら、という彼の冷静さが窺えました。

Cさんは、
私が気まずくならないよう、いち早く隣にきて寄り添い、行き違いについてみんなを代表しお詫びをしてくれ、
困惑しながらも優しい笑顔で、私がリラックスできるよう、色々と話しかけてきてくれました。
社交性のあるムードメーカーの彼女らしい温かい人柄が現れています。

Dさんは、
私と一瞬目があったものの、さっとその視線をそらしました。
でも、決してその場から離れたり、立ち去ろうとはしませんでした。
責任感の強いその方は、自分が責任を取れないことには、無理に手を出すべきではない、と思ったのかもしれません。
状況を見て、自分に確実に手伝えることが分かったら、直ちに対処する。そう言う彼女の誠実さの表れのようにも感じました。

他にも数名いましたが、この辺りで。


研修時は、皆さん、自身の強みや価値観、特徴を炙り出すのに、苦労していた場面もありましたが。
こういうハプニングが起きた時、イレギュラーの事態が発生した時など、その人らしさが、こんなに分かりやすく見えるものなのだなぁ、と。

おそらく、皆さん、この場面に置いて、自分の強みや特徴を意識している方など、一人もいなかったと思います。
ですが、ちゃんと、こうして表れるんですよね。
これが見れただけでも、今日は行った甲斐がありましたよ笑

研修Day5、冒頭で、皆さんに今日の私から見えた気づきをシェアしようかな、と思い帰路につきました。

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