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趣味はないけど幸せ
先日、ふと気づいた。
今、自分には「趣味」と呼べることがない、ということに。
以前は、多趣味すぎて、部屋の中が趣味の道具でわちゃわちゃだったのに。
気づいたのは、昨年末に、仕事で行わせていただいた
ある企業さまへのインタビュー場面でのことだった。
先方は、社長さんをはじめ、数名の社員さんたち。
こちらは、営業のエースと私。
「今回のインタビュー記事は、他社さまにとっても有益な記事内容になるに違いない!」と思っていたので、なんとか先方さんには、リラックスいただき、思う存分語っていただきたい、と思っていた。
そのため。
営業の彼女と急遽話しあって、いきなりインタビューに入る前に、
アイスブレイク(雑談)タイムを設け、空気を和やかにしてからスタートさせていただくことにした。
その際に彼女がから出たのが「ご趣味は?」という問いだった。
社長さんをはじめ、皆さん、ご自身の趣味について嬉々として語ってくださり、笑いも起き、場が盛り上がりはじめた。
うんうん、いいムードだ!
…でも、途中から私はハラハラした。
…あれ?今、私、趣味ってなんだっけ?と、無趣味なことに気づいてしまったからだ。
どうしよう、、この和気藹々ムードで、私の番になり、「特にないんですー」なんて言ったら白けるだけだ。
皆さん、意表をつく趣味を発表くださり湧いているのに、この流れを止めたくない。
なんだか大喜利のような気分だった。
どうしよう、どしよう、、、
ついに私の番になり、皆さん一斉に私に集中。
視聴率100%!
そして苦し紛れに飛び出したのが、
「はい、そうですね。最近はもっぱら"推し活”ですかね。誰かって?BTSってご存知ですか?…」
と、その後は、自分でも何を話しまくったかは、あまり記憶にない…
途中、社長さんから「"推し活”とは何かね?」と、隣の社員の方にボソッとお尋ねになる声が聞こえたが、Non stopのトーク(暴走トーク)は続いた…
結果的に、その後のメインのインタビューの内容自体は、とてもうまくいったので、一件落着。
趣味かぁ。その後も、色々考えてみて、趣味ではないけど、唯一欠かさず毎週のルーチンとして続けられていることはあることに気づいた。
それは、パーソナルトレーニングです。
自分のビジネスをちゃんと軌道に乗せていこう!
そう決めた時に、やっぱり、そのためには心身をタフにしておく必要があるろうな、と思いまして。
昨年から通いはじめたのだ。
まぁ、キツイキツイ笑
翌日は階段が登れなくなる、PCのキーボードをまともに叩けなくなる、ってこともザラで。
苦しくて、しんどくて、一人じゃ諦めちゃうくらいのハードなこともやります。
そんな中、編み出した方法が、専属のトレーナーさんが横でカウントしてくれる声を聞きながら、毎回意識を飛ばすために、BTSメンバーを年下順に一人一人を思い浮かべる、ということです笑
トレーナーさん:いーち
私:(うん、マンネ、マンネ。マンネみたいなキレッキレの体になるぞ)
トレーナーさん:にー
私:(テテ、だね。テテも最近体絞って、ますます男度が増したね)
トレーナーさん:さーん
私:(はいきた、ジミンちゃん。Diorのアンバサダー、おめでとう)
…次に、ナムさんとホビとが、時にテレコになりそうになって、脳内でわちゃわちゃしながら、
最後、一推しのジンくんの時は、兵役での彼の勇姿を想像して踏ん張ります。
インターバルの時は、一気に脱力。
水もゴックゴクに飲んでいる側で。
最近、同じく韓流(彼女はドラマの方)にハマりはじめたトレーナーさんは、最近見ているドラマの話を大興奮で話してくれます笑
正直、こちらは呼吸を整えるのが精一杯な状態なのですが、
彼女のトークに乗せられ、応答しているうちに、
「はい、じゃああと2ラウンドいきます!」なんて、煽られます。
そんな感じで。
行くと、リセットされるんですね。
頭も心も空っぽになる。
そして終わる時には活力にみなぎる。
それが、最高に心地良い!
そしてまた、やりたいこと、考えたいことのために集中できる。
今、私には趣味はないです。
けど、今、とても幸せだな、って思ってます。
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