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仕事の壁をどう乗り越えたら良い?

生きていると当然楽しい、心地よいという「快」なことばかりじゃなく、難局や逆境…「痛み」を伴うことも、たびたび起こります。
仕事の中でも、それはよくあることで。
スキルや実績不足から起こることや、人間関係においてなど。
「うまくいかないな」と、なんとなく目の前に「壁」を感じるような状態になることもありますよね。

わたし自身も、これまでの仕事人生で、幾度となく、そういったことがありました。
今日は、その中で、自分なりにその壁にどう向き合ってきたか、乗り越えてきたか、ということを書いてみたいと思います。

壁はチャンス?!

無理やりポジティブに捉える必要はないですが笑
わたしは、目の前に壁を感じる時は、「今、自分に何かを気づかせてくれようとしてるんだ」と捉えるようにしています。
こう考えられるようになったのは、わたしの母が昔伝えてくれた言葉がもとになっています。

以前、仕事で八方塞がりになっていたとき。
深夜に帰宅し、疲れ果て、電気もつけず真っ暗なリビングでボーっとしていると、母が目を覚まし起きてきました。
思わず母に、しんどい思いを吐露すると、じっと話を聞いた母はこんなことを言いました。
「試練は、それを乗り越える人のところにしかこないよ」と。

わたし自身もそうなのですが、母はそれに輪をかけたポジティブ思考な人なので。
肩を落とすわたしをみて、慰めるわけでもなく、この言葉を残して、目をこすりながら寝室に戻っていきました。

その時は、この言葉によって、視界が開ける思いでした。
そうして、今目の前にある壁をどうやって打破しようか?という思考の切り替えができました。

でもこの話のオチとしては。
その言葉は、母のオリジナルではなく、どうやら"イチロー選手"の言葉だったことを、後から明かしてくれました笑

そこから数年経ち。
改めて「壁はチャンス」なのだと捉えられるようになったこととして、研修会社に勤めていた頃、上司が研修の中で話してくれていたことがあります。

下の図に起こしてみました。

人の成長は真っ直ぐには伸びていかず、必ずどこかで「壁」にぶつかるのだ、と。

そのタイミングこそがチャンス!
壁にぶち当たったということは、それまでのお馴染みのパターン(思考パターンや行動パターン)では通用しなくなったことを知らせてくれているタイミングなんです。

そこで、これまでとは違うパターンを獲得したり、試すことで、その壁を乗り越えられるのです。
新たな思考で発想することや行動変容が、一段高い成長につながる。

こうして考えると「壁」は、決して辛く苦しいもの、というだけではないのだ、と思えませんか?

壁へのアプローチ 4パターン

ここからは、これまで、わたしが「壁」にどう太刀打ちしてきたかをお伝えします。

1. 客観的にその地点で自分に「足りてないもの」を見つめ直して、得るための努力をする

一つ目は、真摯に自分の「足りないもの」は何であるかを分析して、受け止め、それを得るために動く、ということです。

わたしは、組織やチームの中で課題が見えた際など、それを解決するためにアイデアを考案し、そのために動くことは得意でした。しかし、その過程で反対されたり納得できない人たちに対しては「納得してくれるまで対話を重ねて、理解をしてもらう」という熱意で押し切る!というアプローチしかできませんでした(苦笑)。

そんな時に、とても優秀な女性に出会いました。経営コンサル経験のある彼女は、同じく課題提起や解決策を提示するのですが、そのプロセスがとてもロジカルでした。何が要因になっているのかという根拠を、時に数値をもとに示し、優先度や重要度を踏まえて打開策を提示していました。

周囲から高い納得度を得られる彼女の仕事の進め方に、当時の自分に欠けていたものが明確にわかりました。
彼女と協業して仕事をする中でも多くのことを真摯に学ばせてもらいましたし、同時に社会人向けの経営大学の授業を受け始めたのも、それがきっかけでした。

2. 1の逆。既に自分の中に "あるもの" にも目を向けて乗り越えるためのリソースとして活かす

上記の逆を書きます。2点目は、自分の中に「ちゃんとあるもの」にも目を向けて、それを磨くことも忘れない、ということです。

先に書いた女性からは、「私は門脇さんのように、一人一人にあれほど丁寧に向き合い、情熱的に関わることはできない。私にはできないことだ」と言ってもらえたことで、自分の強みにも気づけました。

人の脳は、どうしても「欠けているもの」に意識が向いてしまう、と言われています。
もちろんそれを補完することも大事ですが、ないことで自分を責めたり悲観するのではなく、あるものもしっかりと受け入れることも大事かな、と思います。

3. 仕事以外の「サードプレイス(仲間)」を作る

よく仕事の壁は、仕事で乗り越える!ことが一番だ、と言われます。しかし、人生は仕事だけが全てじゃないですよね。

自分を成長させてくれたり、影響を与えてくれる環境を「仕事」のフィールド以外にも持っておくことも大切だと感じます。私もこれまで、趣味や学びなど、色々なコミュニティに参加してきましたし、今も積極的にそれを心がけています。

仕事以外の利害関係のない仲間が…いや、むしろ詳しい事情は知らない人たちだからこそ、全てを丸っと無条件で受け止めてくれたり、時にざっくりとしたフィードバックをくれたり笑
その言葉にヒントや気づきをもらえたり、心の静寂をもたらしてくれることもありますよね。

4. 「今は壁に向き合わ図、逃げてもいい」と自分に許可をする

どうしようもない壁の前で、にっちもさっちもいかなければ。
時に「逃げる」という選択もありだと思います。

わたしも以前は、クソ真面目に責任を背負い込みすぎるきらいがありました。
そんな時、めちゃくちゃ仕事ができる上司が、「逃げるが勝ちということもある」と話してくれたことがあります。
潰れる前に、上司なりのフォローをしてくれたのだと思います。

その上司が、周囲から常に信頼され、豪雨のように降りかかる様々なタスクを、飄々と捌くことができているのも。
「逃げるが勝ち」の精神を、どこかで最終手段で持てているためだとわかりました。
実際にそうすることで、精神を病むとなく、落ち着いたタイミングで冷静に対処することもできた(結局はうまく解決ができた)、という経験も話してくれました。


みなさんの壁の乗り越え方や、対処の仕方なども、ぜひ教えてください^^
お読みいただき、ありがとうございました。



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