愚痴や不平不満を言う人への_対処法2step_

愚痴や不満を聞く時の対応方法2step!

人間誰しも、生きていたら、色んなことがあります。
時には、愚痴や弱音の一つ二つこぼしたくなることも…そりゃ、ありますよ。


私は時々、大なり小なり、愚痴を聞く機会があります。
あまりに、毎度同じような事ばかり言う人に対しては、華麗にスルーをさせてもらうのですが(笑)、今日は、そのように愚痴を聞く立場になった時に、解決しやすい対応方法があるので、ご紹介していきたいと思います。

Step1:まずは、とことん同調してみる

最初にする事は、相手の話の腰を折らずにとことん聞きまくる。
口を挟まず、「うんうん」と、しっかりと相槌を打ち、中にあるものを、一旦全て出し切ってもらいます。

一方頭の中では、切り分けを行います。
どんな切り分けかと言うと、

① 事実
② 解釈(その人の思い込み)
③ 感情

です。

例えば、こんな内容のことを話し始めたとします。

最近自分の部門に配属されてきた後輩のAがさ、とにかく仕事に対して、やる気がないんだよ。
早く緊張を解いてあげたいなと思って、飲みに誘っても「いいです」なんて断るし、可愛げないんだよ。
それからさ。毎週のチームミーティングの時も、全然発言しようともしないし、つまらなそうでさ。
でも、Bマネージャーが時々入るミーティングの時は、コロッと態度が変わって、積極的にマネージャーに質問したり、意見を述べたりして、急にやる気見せちゃってさ。
なんか人を選んで仕事してんのかよ、コイツ!って思って頭くるよ!


なんて。
想像しながら書いた割には、我ながら、どこにでもありそうな話だなと思います(笑)。

この発言を聞きながら、先ほどの①事実、②解釈、③感情、に切り分けていきます。例えば、

① 事実:
・飲みに誘ったけど断られた。
・マネージャーが入った際のミーティングで質問したり意見を述べたりしていた。
② 解釈:
・仕事に対してやる気がない。
・飲みを断るなんて可愛げがない。
・マネージャーが入る会議だけ急にやる気を見せる。
・人を選んで仕事をする。
③ 感情:
・頭くる!

事実は、2つだけなんです。
だけど、その事実を、語ってくれた人の中では、上のような解釈で捉えたり、変換し、その事実を受け止めているんですね。
それで、最後に「頭くる!」と、感情をむき出しムンムンにしているわけです。

そんな時、「それって、その子にも(飲みを断る)事情があったんじゃない?」とか「たまたまマネージャーがいる会議の進行が分かりやすくてノッてたんじゃない?」なんて返すと、相手は、よりキーーーッってなるんです。自分のことをわかってくれてない!と思って、尚も後輩Aくんのエピソードを出してくる…。なんて結果に、おそらくなります。

なので、まずは、とことん相手の気持ちに乗っかってあげる。また、私がやるのは、例え本心じゃなくても、もっと重ねる、ということをします。
例えば、

なんだよ、そのAくん!
確かに相手を選んで仕事する子っているんだよね。小賢しいにも程があるよね。
そんな子、一旦、放置しちゃっていいんじゃない?
相手にしよう、何とかしたいって思うから目に入るんであって、必要最低限のコミュニケーションを取ってみたら?
そんなことでストレス抱える必要ないでしょ。

と返したとします。(我ながらキツイ…笑。まぁ、本心じゃないですが、あえてね。)
すると、相手は、

え?あ、まぁ…うん。そうだね…
でもね、全部がダメってわけじゃなくてさ…
自分も、もっとAが前のめりに仕事に取り組めるような仕事のお願いの仕方ができてなかったかもしれないし。
あ、それから、先日依頼した資料が、なんて言うか、すごく完成度が高くてさ…本当はデキる奴なんだよね。

なんて、今度はAくんを擁護するコメントをし始めるんですね。
なぜか、自動的に良いところを探そうとする。

さらには、自分も悪いところがあったなど、次第に矢印が自分に向き始める。
そこまでいったら、もうこちらは、黙っていても、勝手に当人が考え出してくれるので、チャンチャンです◎

では、続いて。それでも収まりそうにない場合。


Step2:どうしたら良いんだろうね?と聞いてみる。

先ほどの流れでも、どうしても相手のイライラがおさまる様子がない時などは、「じゃあ、どうなったら良いと思う?」と投げかけてみると良いと思います。

または、その良い状態になるために、あなたはどうするか?
と、問いかけてみる。

すると、相手に向いていた矢印が、質問を投げかけられたことにより、自分に向き始めます。

よく言うのが、他者と過去は変えられない、ということです。
であれば、その状況、そのAくんに対して、あなたがどうしたいか?どうするか?と、自分と未来軸の話で考えてみる方が建設的です。

また、Aくんが仕事がつまらなそう、やる気がない、のは、Aくんの問題であって、話をしてくれた本人の問題じゃないんですよね。

そのように、
・相手の問題(課題)
・自分の問題(課題)
を切り分けて考えることを、「課題の分離」と言います。


相手の課題と、自分の課題を切り分けて考えて、自分は自分の課題に向き合えばいいわけです。
そして自分の課題についてのみ、自分で考えられるベストな選択をとればそれで良しなわけです。
物事がシンプルになりますよね。

優しい人などは、愚痴を聞くと、一緒になって解決してあげないと、と思ってしまったり、場合によってはストレスが伝染してしまう事もあると思います。
でも、私は本日書いた2つのStepでだいたい対応できることが分かりましたよ。
それでもダメなら、華麗にスルーでいいでしょう。

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