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日々雑感

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日々思うこと、感じること、アンテナに引っかかったこと、興味関心ごとを徒然なるままに。
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2020年6月の記事一覧

他者を理解するには、まず自分を知ることから

今この文章を書き始めているのが、明け方の4時。 日本との時差がある国の旅から帰ってきた直後の時差ボケのような。 でも、心や脳の奥の方は、とても清々しく冴え渡っていて心地よい感覚。 半年間のAOC(Art of Coaching)の学びが、昨日無事に修了して、 今はまさに長い旅を一旦終えて、一息ついているような。そんな感覚でいます。 よし!自分はコーチを目指そう。 では、良いコーチとは、果たしてどんなコーチなのか? 半年前は、そんな決意と期待の出発点にいました。 そこから

人の感情はうつろうもの

今日は、ある企業さんの若手〜ミドル社員に向けた研修がありました。 その中で、「最近ちょっぴり嫌だったこと」を切り口にしたワークを行いました。 3人で行う、こんなワークです。 Aさん:そのちょっぴり嫌だったことについてフリートークしてもらいます。 Bさん:「ふんふん」「それは嫌だよね」など相槌を打ちながら共感的態度で話を聞きます。 Cさん:事実/解釈/感情を聞き分けながら分析的な態度で話を聞きます。 Aさんが話終わった後に、Bさんから短めに共感的なフィードバックを行い、

出来ることなら北風じゃなく太陽のような存在でありたい

自分はどんなコーチでありたいかな?と自問することが増えました。 そして最近イメージとして浮かんだのが、イソップ寓話の「北風と太陽」の中で描かれている太陽のような存在です。 ここでコーチングの場面に例えてみたいと思います。 コートを着ている旅人を、クライアント。 そこに向き合う、北風コーチと、太陽コーチ。 北風コーチは、ビュービューと風を吹かせてクライアントのコートを脱がせようとする、つまり相手を変容させよう、行動させてみせよう、と必死です。 一方の太陽コーチは、ポカポカ

ワクワクの光が見えた時はHowに飛びつかずWhyから探ろう

人がぽろっと漏らす言葉の中に、時に本人さえも無自覚なほど、大事な心理が隠れていることがあります。 今日はそんな話を。 数ヶ月前。 友人と二人で食事をしていた時のことです。 彼女は突然「YouTuberになりたい!」と言い出したのです。 その予想外でツッコミどころ満載な発言に、 私は、「いいね、いいね!じゃあ、どんなテーマのチャンネルにする?」と、その言葉に乗っかり、お酒の席にありがちな、どこか無責任でありながらも、タガが外れた時だからこそ思い浮かぶ奇想天外な発想のキャッチ