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コンサルタントは見た⁈

 はじめまして、門田由貴子です。
 社会人になってからウン十年。ずうっと「コンサルティング」の仕事をしてきました。なぜこんなに長続きしたのか? それは純粋に面白かったから、そして私の資質や適性に合っていたからでしょうね。
 コンサルティング業務の何がオモシロイのか?
 それは主に次の3点です。

コンサルタントの魅力その1


 第一に、多くの人は自分自身が勤める企業1つか2つしか体験できないところ、コンサルタントはクライアント企業を通じて様々な業界・業種業態・企業・業務機能・職種・階層の人々に触れる機会が得られること。あれこれと「知りたがり」の私には、訪問先で見ること聞くことすべてが新鮮で興味深かったのです。どのクライアントにも共通しているのは、せいぜい「ビジネスをしている組織」な点であることだけで、それ以外はすべて企業ごとに「全くの別世界」です。金融・通信・医薬・製造・流通・運輸・IT・サービス業など、今まで数百の世界に触れ、数十万人規模の人に関わることができたのは本当に貴重な経験です。特に私が関わってきたクライアントの7割以上が大企業のため、直接的/間接的に関与した人の数は膨大になるのです。 
 

コンサルタントの魅力その2


 第二に、世間一般には知られていないクライアント企業の内部を垣間見られるから。一流企業には一流なりの高度で専門的な悩みがあり、中小零細企業にはその企業に応じた問題や課題があります。似たような事件への対処方法も、きわめて論理的で民主的な方法をとるスゴイ企業もあれば、ほぼ非合法的・違法な方法をとったり、隠蔽やすり替えをしてしまうショーモナイ企業もあります。どのような企業にも、絶対に外には漏らせない闇や公然の秘密があるものです。こういうヒミツに触れるのは、ちょっと罪悪感を伴いつつもワクワクしますよね? まるで深夜のチーズケーキの如くに…。

コンサルタントの魅力その3


 そして第三に、コンサルタント(=外部の第三者)という立場でクライアント企業の全体像を眺めることで、表面的な現象とそれを発生させている背景や原因、そのメカニズムなどを体系的・構造的に俯瞰して理解することができること。物事の部分や断片を見ているだけでは絶対にわからないことが、全体像を知ることで徐々に見えてくるというのは、得も言われぬドキドキな機会です。
 それはまるで私が尊敬するシャーロック・ホームズが、わずかな手掛かりを重ねて推論を加えて、事件の全体像を知り、真犯人をつきとめるようなドラマチックな経験なのです。

コンサルタントの条件


 ところで、コンサルタントに求められる最重要な資質が、守秘義務、すなわち「秘密を守れること」。コンサルティング業務を受託する際に交わす契約書には、守秘義務に関する条項も明記してあります。 
 それゆえ、私がコンサルタントとして関与してきたクライアント企業や受託したプロジェクトに関しては、社名はもちろん、プロジェクトのテーマ・規模・関係者・方法・経緯・成果などを公表することも口外することも絶対にいたしません。中には、「こういうプロジェクトが存在すること自体がヒミツ」というケースもありました。

私が世界のために貢献できること


 とはいえ、今まで私がコンサルタントとして本当に様々な貴重な場面にふれる経験をさせていただいたのは、何かしらの意味があるからと考えます。 
 この世界は、一体なぜ私にこのような数々の体験をさせたのか?
 おそらく、これらの見聞や体験を通して「私が学んだこと」は、必ずや誰かのお役に立つものになるだろう。いつの頃からかそう考えるようになりました。
 はい、遅くなりましたが、これがnoteに記事を書いてみようと思った理由です。
  
 とはいえ、かつてのクライアント企業の皆様は、どうぞご安心ください。
 ここに書く目的は、「王様の耳はロバの耳~ぃ!」と秘密を暴露することが目的ではありません。
 決して社名は明らかにいたしません。どの企業の話かわかるようなことは書きません。もちろん、御社の抱える闇をここで暴露するようなことは絶対に致しません。(その気があるなら、とっくに文春にネタを売っていますから(笑)
 
 あくまでも、多数のクライアント企業に関与してきた「私自身の経験」と、「その経験から学んだこと」を回想しつつ、意味あるレッスンとして整理していきたいと考えております。
 はじめは、ゆるゆると不定期に更新していきます。
 
 もしも、「おもしろい」「これから読んでやっても良いぞ」と思われた方は、ぜひぜひご評価やシェアをお願いいたします。
(あまりにも反応が希薄だと、更新をあきらめてしまいますから…)

 ではでは、次の更新まで皆様ごきげんよう~(^^)/
 


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