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【要約】人生の3分の1を占める睡眠がどれだけ重要かわかる本みつけてもたwww

こんにちは。もんたです。

今回は読み終えた後に

となったくらいには睡眠の重要性を学べた本になります。


あ、今回紹介する本はこちらです。

あ、ここで「熟睡者」を読んだ皆様からコメントをいただいています!

早速、見ていきましょう!

どうやら睡眠に対するモチベーションが半端なく高まる本のようですね。

では早速どんな本だったか解説していきます!どうぞっ!



●科学者はそろって「絶対になるべき」と言う理由

はじめに、睡眠不足による悪影響をさらっと説明します!

たった一晩の寝不足も甘く見てはいけない


多くの人が誤解しているのが、「一晩くらいの寝不足は問題ない」という考え方です。
しかし、科学的研究により、たった一晩の睡眠不足がもたらす影響は、決して軽視できないことが明らかになっています!


例えば、わずか一晩の睡眠不足でも、私たちの体内時計を制御するクロノ・プロテイン(時計タンパク質)の生成に関わる遺伝子にエピジェネティックな変異が生じることが確認されています。
これは、体の代謝や細胞機能に直接的な影響を及ぼし、健康へのリスクを増大させます。


睡眠不足は、細胞が正常に機能するために必要なプロセスに影響を与え、代謝障害のリスクを高めます。
具体的には、2型糖尿病や肥満などのリスクが指摘されており、これらの健康問題は、長期的な睡眠不足の結果として現れる可能性があるのです。


睡眠と老廃物の除去

さらに、睡眠は脳内の老廃物を除去する重要な役割も担っています!

睡眠中には、脳を洗浄するようにして老廃物が除去されるため、一晩の睡眠不足でも、脳の機能に悪影響を及ぼし、認知機能の低下につながることがあります。

これは、睡眠の質と量を確保することが、単に身体の健康だけでなく、精神的な健康にとっても極めて重要であることを示しています。


2徹と2週間連続6時間睡眠は同じ!?

多くの人が寝溜めで睡眠不足を補えると考えがちですが、実際には「徹夜した脳と6時間睡眠を2週間続けた脳はパフォーマンスが同じ」という研究結果があります。

ナメてませんか「睡眠負債」 国民の2割 30-40代の3人に1人は睡眠負債をためている

これは、一晩徹夜するのと、毎晩6時間しか睡眠を取らないことを2週間続けた場合、身体と精神に与える負の影響が同等であることを意味しています。

この事実は、睡眠時間を確保することの重要性を浮き彫りにし、寝溜めが本質的な睡眠不足の問題を解決しないことを示唆しています。

つまり、質の高い睡眠を毎晩確保することの重要性が、改めて強調された研究であるということですね!

寝溜めは意味ない!質の高い睡眠が大事!


睡眠には4つのステージが存在する

睡眠には4つのステージが存在するって話をします。

まず下の図をご覧ください!
横軸が「時間」で縦軸が「眠りの深さ」を意味しています。

眠りの種類 ~レムとノンレム~

図を見ると、眠りの深さによってステージが変化していることがわかります。
それではそれぞれのステージがどのようなものか見ていきましょう!

  • 第1ステージ:覚醒から睡眠への移行(N1)
    この初期段階では、脳波の周波数が徐々に低下し、身体はリラックス状態に入ります。

    この時、突然の筋肉の痙攣(ジャーキング)が起こることがあり、これは身体が平衡感覚を保つための筋肉の緊張を緩める過程で起きます。

  • 第2ステージ:睡眠紡錘波の出現(N2)
    睡眠のこの段階では、睡眠紡錘波と呼ばれる速くリズミカルな脳波が視床から大脳皮質へ送られます。
    この現象は、特定のスキルや記憶の定着に関連しており、睡眠が運動神経を強化する手段となることを示しています。

    睡眠紡錘波の少ない人は睡眠の質が低く、容易に覚醒する傾向があります!
    ちなみに、女性の方が男性よりも睡眠紡錘波が多いことが観察されているそうです。

  • 第3ステージ:深い眠り(N3)
    夜の前半に多く見られるこの段階では、最も深い眠りに達し、身体の回復が最大化します。

    ストレスホルモンの一種であるコルチゾールの減少と共に、成長ホルモンのソマトロピンが分泌され、筋肉の増強や免疫システムの強化が行われます。
    また、脳では、新たに形成された神経細胞の接合部であるシナプスの整理が行われ、不要なものが除去されます。
    これにより、新しい情報を学び、処理するための「脳の容量」が確保されます。

  • 第4ステージ:レム睡眠と夢の世界(レム睡眠)
    レム(Rapid Eye Movement(急速眼球運動))睡眠では、閉じた瞼の下で眼球が活発になっています。
    この段階では、脳は覚醒時と同じくらい活発に動いており、様々な記憶がランダムに思い出されます。

    特に、感情を呼び起こしたり、日中処理しきれなかった記憶が活性化され、夢の形で現れることがあります。

・たった一晩の寝不足でも細胞機能に直接的な影響を及ぼし、健康へのリスクを増大させる
・睡眠によって脳と体のリフレッシュが行われる
・『2徹 = 6時間睡眠×2週間』!7時間~8時間は確保しよう!
・睡眠には4つのステージがある!特に重要なのは眠りはじめの深い睡眠(N3)


●睡眠の「すごい効果」

睡眠は単なる休息とは一線を画すほど重要です。
特に、感情と判断力をコントロールする脳の部位に対して、睡眠は重要な役割を果たしています。

ここからは、睡眠不足が扁桃体にどのような影響を与えるか、前頭葉と扁桃体の関係、そして睡眠不足が仕事のパフォーマンスや身体ににどれほど深刻な影響を及ぼすかについて詳しく解説します!


眠ってか、感情が整うぅ!?

扁桃体は感情、特に恐怖やストレスに関連する反応をコントロールする脳の部位です。

適切な睡眠を取ることで、扁桃体は感情的な記憶を適切に処理し、翌日の精神的な健康と安定性を支えることができます。

しかし、睡眠不足はこのバランスを崩してしまうのです。
扁桃体の活動が過剰になり、小さな問題に対しても過剰反応するようになるため、感情的な不安定さやストレスが高まります。

扁桃体と関連性の高い脳の部位といえば前頭葉です。
前頭葉は意思決定、問題解決、抑制制御などの高次脳機能を司ります。

健康な睡眠パターンでは、前頭葉が扁桃体の過剰反応を抑え、感情的な衝動をコントロールするのを助けてくれるのです!
このバランスが保たれることで、私たちは感情に振り回されることなく、合理的な判断ができるようになります。(ありがとう前頭葉)

しかし、睡眠不足になると前頭葉が扁桃体の過剰反応をおさせる能力が低下し、感情的な反応が増加してしまいます!(ぴえん)

以上のことから睡眠不足は意思決定、問題解決能力の低下、感情的になってしまうといった様々な問題があることがわかったかと思います。

もちろんこれはプライベート、仕事といった実生活に大きな悪影響があります。
世界の名だたるCEOたちが7~8時間睡眠の睡眠を推奨していることからも睡眠に気を使うことの重要性がわかるかと思います。

健康と仕事、プライベートの充実のためにも、睡眠に気を使っていきましょう!


脳細胞をリフレッシュする

睡眠は、私たちの脳を毎日きれいにしてくれる大切な時間です。

考えてみてください、私たちの脳は1日中働いています。
情報を処理し、記憶し、さまざまな感情を経験します。

この忙しい活動の結果、脳内には「ゴミ」がたまります。
この「ゴミ」とは、脳細胞が働く際に出る老廃物のことです。

車が走ると排気ガスが出るのと同じように、脳も活動することで「排気ガス」を出してしまうのです。

そして、夜にしっかり眠ることで脳の中の「清掃員」が働きます。
この「清掃員」とはグリア細胞と呼ばれる細胞のことで、脳内の「ゴミ」、つまり活動によってたまった老廃物をきれいに片づけてくれます。

しかし、睡眠不足になると、この清掃作業がうまく行われません。
結果として、「ゴミ」がたまり続け、脳の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

特に心配なのは、アミロイドβという名前の「ゴミ」です…!
この「ゴミ」がたまると、脳の中で病気を引き起こす原因になり、認知症やアルツハイマー病のリスクが高まると言われています。

まとめると、良い睡眠は私たちの脳を「きれい」に保ち、長期的な健康を守るために非常に重要です!

毎日しっかりと睡眠を取ることで、脳の「清掃員」がきちんと働き、脳の中を清潔に保ってくれます。


長時間寝るとスリムになる

長く寝ることがなぜ体重管理に役立つのか、その科学的な説明をご紹介します!

夕食が体内で熱に変わりにくいという事実から始めましょう。
私たちが食事から得るエネルギーは、通常、体の中で熱に変換されますが、このプロセスは朝や昼に特に活発で、夜になるとその効率が落ちます。

つまり、夜遅くに食べた食事はエネルギーとして使われにくく、結果として脂肪として体内に蓄積されやすくなります。

さらに、睡眠不足はこの問題を悪化させます。

寝不足になると、翌朝の食事から得られる熱の量が低下し、体はエネルギーを蓄えようとする傾向が強まります。
つまり、寝不足の時は体が「もっと多くのエネルギーを蓄えないと!!」モードにになるということです!

また、睡眠不足になると、満腹感を感じさせるホルモン「レプチン」の分泌も減少します。

レプチンは、私たちが食べることを止めるタイミングを知らせる重要な役割を担っています!

つまり、寝不足になるとレプチンの分泌が減り、食欲が抑えられにくくなり、特に甘いものや高カロリーの食べ物を欲するようになります!(負の連鎖すぎる)

このように、睡眠は単に休息を提供するだけでなく、食欲をコントロールし、エネルギーの使用を最適化する役割も担っているのです!

・睡眠不足になると、感情を司る扁桃体の活動が過剰になり、感情的になる!
・睡眠不足は日中のあらゆるパフォーマンスを低下させる!仕事のためにも睡眠には気を使っていこう
・日中の活動によって脳は必ずゴミを出す。車が走ると廃棄物が出るのと同じ。
・深い睡眠(N3)中はグリア細胞による脳内の清掃が行われる!これによって脳内のゴミが掃除される
・睡眠不足になると脳が多くのエネルギーを欲する様になり、食べ過ぎてしまう


●今日からできるアクションプラン!

良質な睡眠は健康と日々のパフォーマンスなどあらゆることにとって不可欠であることがわかってくださったかと思います!

そこで最後に、今日から取り入れられるいくつかの簡単なアクションをまとめました!


これをしよう〜〜

まず、『寝る前に部屋を暗くする』ことが重要です!
部屋を暗くすると、体内のメラトニン(睡眠ホルモン)が自然に分泌され、心身ともにリラックスした状態へと導かれます。
これにより、より深い睡眠へと入りやすくなります。

『寝る前に食事を取らない』ことも大切です。
消化活動は体を活発にし、眠りにつきにくくする可能性があります。特に、夕食を遅く取る習慣がある場合は、寝る2~3時間前には食事を終えるよう心掛けましょう。


『寝る前に激しい運動は避ける』こと。
運動は体温を上げ、心拍数を高めるため、就寝前には避けた方が賢明です!リラックス効果のある軽いストレッチやヨガなどは睡眠の質を向上させるのに役立ちます。


『15時以降はコーヒーを飲まない』
ようにしましょう。
カフェインは覚醒効果があり、夜の睡眠を妨げる原因になり得ます。
午後のカフェイン摂取を控えることで、夜にぐっすり眠ることができます。


最後は、『朝に日光をたくさん浴びる』ことです!
朝の自然光は体内時計をリセットし、夜の睡眠リズムを整える助けになります。朝日を浴びることで、一日を通じての活動リズムが整い、夜になると自然と眠気が訪れます!

意識的に日光をたくさん浴びるようにしよう!
でも浴びすぎは注意です。だいたい20~30分ほどにしましょう。

これらのアクションを取り入れることで、睡眠の質が向上し、日中の活動性や集中力も改善されます!

健康的な生活習慣を築き、充実した毎日を送りましょう。

まとめと余談

いかがでしたでしょうか?

今回は『熟睡者』の解説をしました!

寝不足による身体への影響、日中のパフォーマンスへの影響などがわかり、睡眠がどれだけ重要かわかってもらえたかなと思います。

この記事をきっかけにみなさんの睡眠習慣がちょっとでも良くなればとても嬉しいです!

人生の三分の一を占める睡眠に気を使っていきましょう〜〜!🐶


最後までお読みいただきありがとうございました!

今回紹介した本

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