雪を掻き分け、春を手繰る。
4月になり、ようやっと雪が消えた。散歩すると、道すがらに色とりどりの花を見かけるようになった。冬は雪天に積雪で白しかない景色が広がる豪雪地帯では、色がある日常というのは久しぶりの光景だ。車を走らせる山道でふきのとうを目にすると、春の訪れを一気に実感する。
当たり前だけれど、グラウンドにも雪が降る。
12月に入った頃からFC越後妻有は体育館での練習が続く。廃校を活用した施設のため、同じ建物内に体育館がある環境は有り難いものの、芝生が恋しい気持ちもある。ここに住む動物たちが春を