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シュトレン2021

お疲れ様です、ユウコです。
私が今年デビューしたシュトーレンの紹介です。

早速表記揺れから始まりましたが、シュトレン?シュトーレン?この違いはなんなのでしょうか?
ウィキペディアをご覧ください。
口頭だと聞き取りやすいので「シュトーレン」と発音してます。字面だとどっちでもいいけど、耳なじみはシュトーレンのが良い。気分で適当に書き分けます。

●出会いと印象

幼少期から目にしており、何回か流れで口にしたことがあると思うのですが、その時は美味しくないな…と感じていました。子供には酵母の匂いやかたさ、洋酒につけたドライフルーツなども口に合わない…今思うと納得なのですが、「白くて硬くて別に美味しくないお菓子かパンみたいなやつ」という印象。

●そして今

いま家にシュトレン5種類あります。どれもうめぇ……。
実は私昨年ぐらいからスパイスカレーなどを調理(ヤ)るようになりまして、となると手元にスパイスがあるからカレー以外の食事やお菓子作りにもスパイスを取り入れるようになるのですが、そんな嗜好でシュトレンに興味が出ないわけがなく。とはいえどうかな〜食べきれるかな〜〜などと悩んでいたのですが、セリ氏が「去年催事で買ったシュトーレンを毎日薄く切ってあっためて食べてたの最高だったから今年も買った」と言っていたのもあって購入してみました。
また、スパイスを扱うお店や飲食店、料理人さんなどのSNSを見守り続けていると、縦の繋がり横のつながり、好きな人たちの口コミやらなんやらで素敵なスパイスフードに出会えることがあり、そこでもちょいちょい目にしていたため、今年思い切って気になっていたお店のシュトレンを通販で購入してみました。ネトスト気質の私にはありがたいSNS大興盛時代。SNSよ、私に様々な情報を与えてくれてありがとう…圧倒的感謝……!!

ということで家にある5種類をご紹介します。

●uneclef

▼まとめ
風味の奥深い、玄人っぽい一品。誰にでもは薦めないけど、大人が趣味で買う、というのであれば超オススメ。

▼感想
これが私のファースト・シュトーレンだったのですが、まぁうまい……美味しい。
箱も綺麗で開ける前からテンションが上がります。そして開封、意外と本体小さいのかな、と思いましたが、中のみっちりぎっしり感は今回購入ラインナップの中で随一。一番偏屈な人が作っていそう…という失礼かつ率直な感想でした。言葉に語弊がありますが、こだわりの詰まった丁寧な一品……ハードコアな、作り手の意向を存分に突き詰めて詰め込んだ仕上がり、そうであることを感じる……というのを二文字で表すと色々こぼれて偏屈、になってしまいました。
でも本当に、含まれる素材の多さ?つぎ込み具合?をふんだんに感じる…そしてそれの一体感が本当に美味しい。一体感の素晴らしさについては、あとあと食べ進めるうちに理解しました。こんな一体感、他になかった……。あと周りの粉糖も綺麗にまとわりついていて、包丁を入れた衝撃で溢れ落ちるのが惜しいぐらい。そして後を引く、後味……。
あと「最初はさっくり、だんだんと馴染んだらしっとりした食感をお楽しみください」という説明書きが完全な手ほどきがとても嬉しかったです。そういう楽しみ方をしたいのよ…食べ比べてあーだこーだ言いたいのよ!!

▼紹介
「spice」と「tea」の2種類あるというのがもう……スパイスの方をください、に即なってしまった。こちらのお店はもともとカルダモンロール(シナモンロールの派生、スウェーデン発祥。まだ食べたことがない)が有名な世田谷区のパン屋さんで、足を運べそうなエリアにはあるものの、現在オンライン販売のみ実施中。近隣エリア民殺到<日本が殺到、になってしまったため、まだカルダモンロールにはありつけていません。今見たらカルダモンロールも売っていたけど、今は買えない、悔しい…。

シュトレン、まだ売ってるよ!!(12/12 12時現在)
https://uneclef.theshop.jp/items/35650924

●焼き菓子店 Ashiato

▼まとめ
お菓子屋さんらしく、やさしく甘くて美味しい。万人にオススメできる、ケーキ・パウンドケーキ寄りの一品。

▼感想
こちらはセカンド・シュトーレン。「まとめ」で書いたように、uneclefさんはハードコアな一品(だからこそお店の雰囲気を十分に味わえる)なので好みも別れるかな、と思うのですが、こちらは多くの人が美味しく感じるだろうな…というやさしい味。私が子供の頃にこちらに出会っていたら、もっとシュトレンとは長い付き合いになっていただろうな…と思った。
最初にuneclefさんとashiatoさんを一緒に食べ比べたのですが、まぁ後を引く。こちらも本当、ナッツがカリっと口に入った瞬間などに風味が一層弾けておいしいです。これもまた後を引く、もうちょっと食べちゃおうかな……になる。uneclefさんは構えるけど、こちらは構えずに食べたくなる(でも結局コーヒーを入れたりして心構えは作るんですが)。お菓子感覚で、うまいうまい…と消えていくタイプ。ケーキのようなご褒美スイーツ感覚の嬉しさがある。

▼紹介
こちらも世田谷区にある、水曜・土曜のみ営業されている小さなお店。最初瀬戸内レモンを使用したレモンケーキが美味しそうで足を運んだところ、どれも美味しくて、たまにご褒美的に買いに行くようになったお店。
シュトレン、秋に"有機ほうじ茶と丹波栗のシュトレン"を販売されていたものの買い逃してしまい、冬のシュトレンを購入。ほら、食べ比べって大事だから…そこに学びがあるから……。


●ぱん屋ニレカゼ

↑もう一枚の写真をどうぞ

▼まとめ
やさしくにぎやかな風合いで、オレンジピールの香り高さが最高!

▼感想
こちらはどちらかというとパン屋さんのシュトレン、という感じで一体感やみっしり感よりはライトな印象なんですが、ま〜ぁオレンジピールの香りが絶妙でめちゃくちゃうまい!! トータルももちろん美味しいのですが、私はチョコレートとオレンジピール(オランジェット)が苦手で、チョコと合わす意味ある!?という味覚の持ち主なんですが、オレンジピールに出会うときは大体チョコがセットになっているため、合わせ技でオレンジピール自体に苦手意識がありました。
が、見事に払拭!!あまりにうまい柑橘の華やかさとほの苦味……!!
全体の感想よりオレンジピールの話ばかりなのですが、5個並べていたら「偏屈」「お菓子みたいなやつ」「オレンジピールの」と表現するぐらいには特筆すべき美点でした。いやもちろんナッツやスパイスの風味も美味しいです。こちらは今回オーソドックスに作ってみました!ということなので、また来年も食べて見たい。

▼紹介
北海道は江別市にあるぱん屋さん。この度縁あってシュトレンを入手。実は先日札幌出張ついでにお店を訪問したのですが、どれも本当に美味しそう&美味しいで最高でした…。北海道の小麦を使用した食パン(バター・牛乳不使用などもあり)、ナッツやフルーツを使ったハードなパン、めちゃうまピスタチオクリームを挟んだスコーン、私が行った時にはスパイスのスコーンもあり、お手頃価格なパン屋さんで3,000円超ごっそり買い込んでホクホク帰宅、数日に渡り楽しんだのですが、どれもすごく丸い味、角のない優しい味ながら、具材の味がしっかり届いてきて、本当に美味しかったです。「こういうパン知ってるけど、こういう美味しさの組み合わせだったんだ…」という驚きも。食パンも一口目は普通に食べちゃうんですが、6分目7分目ぐらいから「あっえっ!?なにこれめっちゃうまいパンだ!!うまい!!!」というスタンド攻撃みたいに襲い来る旨さです。
江別、札幌駅からJRで30分ぐらい。思ったより遠くないので是非。ラインナップの素敵さはインスタをご覧ください。

●その他

●母がカルディで買ったシュトレン、カルディ シュルンダー ミニマジパンシュトーレン 200g
https://www.kaldi.co.jp/ec/pro/disp/1/0079344077559?sFlg=2
こちらは流通商品かつお手頃価格(¥538/税込)で、レビューもすぐ出てくるので割愛。
「シュトレンって値段なりなんだな」というのを私に教えてくれた一品。

●母が出先で家族に買って来させたポンパドールの、シュトレン 小
https://www.pompadour.co.jp/eshop/_stollensyou/
こちらも分類としてはカルディに近いので割愛。

下2つについては、私はシュトーレン経験値が上がったので、なるほど…という感じになりますが、頭で書いた幼少期の苦手意識の方に近いっちゃ近い気がします。しっとりよりはライトな感じで、それをボソつきを感じる人もいるだろうなぁ…と。でも本当にこの辺は好みだと思うので、今回は買いにくいものを紹介、手に入りやすいものは割愛しました。どれもこの後も引き続き美味しくいただきます。ちなみに大体は実家と半分ずつ食べています。
というか、クリスマスまで持たんのだが?と言いたい。日付じゃなくて、美味しいから割とすぐに消えていく……。

あと食べ方の紹介ですが、セリ氏に教えて頂いたように、薄く切ってトースターで食パン一枚程度あったためて食べると、家中に砂糖とスパイスの香りが漂ってかなり気分が上がります。そのままでも美味しいですが、ちょっとあっためて香りを出すのがまた楽しい。こちらもオススメです。もちろんコーヒーとともに。


食べもの、美味しいもの大好きなので、美味しいもの・面白いものを食べたり、食べ比べの機会があれば今後も紹介したいと思います。
以上、ユウコでした。

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