流れに飛ばされそうになる
田舎道を窓を開けてクルマを走らせている。
開けた窓から入ってくる春の香りを感じられる。
・田んぼの匂い
・菜の花の香り
・春の空気独特のぼんやりと掴みどころのない柔らかな日差しと、草いきれのわずかな香り
でもその道も終わってやがて道は大きな幹線道路に突き当たる。
季節も天気もお構いなしに、人もクルマもビュンビュン走る。
思わず私は怖気づいてしまう。
あの流れの中で私は翻弄され、どこかに飛ばされてしまうのではないか。
どうせならば私の知らない宇宙の果てか、あの人が待っているあの時間に飛ばして下さい。
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