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インテリアのことを引き続き考えたりミニマリストとは と思ったりしている

先日購入して良かった本のレビューしたら著者の人にとりあげていただき、有料noteでも再度紹介してもらってました。

その後ブラインドに変えたりテレビまわりにアートフレーム入れたりしてます、あとは間接照明いくつかほしいところ。

で、和洋のインテリアの違いは「床で生活する意識があるかないか」という気づきがあったわけですけど(他のインテリア本が低い家具推奨してくるのもたぶんそれ、基本的な目線が床に座った状態になるから)。

再度紹介してもらって「どうしてそうなるのか」みたいなことをつらつら考えてて、昨今のミニマリストの流行ってのもそういうことなんだろうな、と思ったんですよね。
あれ、「日本の賃貸のせませまダサ部屋では何も置かないのが一番オシャレ」に辿り着いてしまった結果なんだろな、と。

そもそも日本の賃貸、難易度が高い。
・狭い
・天井が低い(これも基本的に畳に座ってた時代の名残だろうなあ)
・床と扉と巾木がすべて別の茶色
・アルミサッシにすりガラス
・湿気の強さ重視の謎でこぼこ壁紙

これたぶん和室で育ってきた大家さん世代が内装のセンスというものがないままに耐震耐湿気安価丈夫で整えた結果なんでしょうね。そして洋室で育ってセレクトショップやカフェの内装を浴びて育ってきた若、中年世代がそれをあてがわれているという。
イトーヨーカ堂や商店街の洋装店のセンスをよしとする人々が用意した部屋にユナイテッドアローズとかSHIPSとかに高校生から触れてる人々が押し込まれている。
これが海外なら親世代も祖父世代も伝統的な文脈があるからそういうことにはならんのだろうな。

でもって内装、建具というハコの状態で相当に高難易度なのに、家具を買うのも相当しんどい。ニトリにせよROWYAにせよ、2万円前後出しても化粧合板の「なんか違う」家具しか手に入らず、安く済ませようとすればホームセンターのプラ引き出しとカラーボックスになる。そしてシーリングライト。

ちゃんと「いいもの」を買おうとするとすごく探し回らないといけないし、通販家具の倍以上の出費は覚悟しないといけないし、しかも思い切って買ったのになんか部屋になじまないとか使い勝手悪いとか買い直すのも捨てるのも大変な労力、じゃあニトリで「そこそこ」でいいや……となる。

で、ミニマリストですよ。
「どうがんばってコーディネイトしてもださくなるんならいっそ何も置かない」を選んだのがミニマリストなんかなあ、と思ったんですよね。
選択肢は「買わない/捨てる」に一本化されて試行錯誤の必要がなくなるし、いわゆる「一抜け」をすることで部屋の設備への出費は消えるし、「がんばってる気配はあるのに垢抜けない部屋」ではなく「潔い部屋」になる、点数評価から抜けることができる。

部屋になにも置かないのが最高と言ってるミニマリストに広いおしゃれ物件と十分な予算と知識を与えても部屋をおしゃれにせずにいられるのだろうか……ということを考えたりしています。
でも欲しいものにアンテナを貼り続けるということ、インターネットで適切な検索をするということは実は特殊能力らしいので(ウェブデザイナーなんて検索力で食ってるような職種なのでしばらくわからなかった)、それが難しいようなら「降りる」のもありなんだろうな。
わたしは幸いガイドブックを手に入れたのでできる範囲でやっていきます、サバイバルを……

それはそれとして紹介いただいた有料マガジンは勉強になるしおもしろいなーと思って楽しく拝見しています、基本的に海外調達だけども今は海外の個人輸入が難しい模様……旅行と同じく「北側」のルートが使えなくなったことのあれですかね。

部屋、ダイエットと同じく「三ヶ月間置き換えドリンクで過ごせば以降は何もしなくていい」というわけではなくずっと続く試行錯誤の道なので、そこそこに向き合って楽しくお部屋の新陳代謝をしていけるといいよなあと思ってます。

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