【読書メモ】7つの習慣に学ぶ手帳術
そういや手帳術の本やまほど読んできたけども7つの習慣は意識高そうで難しそうだからって昔ぱらっと見ただけで終わったなー一度読むかなあ……と思ってたところにまとめ本的なのがkindle unlimitedであったので読みました。メモ。
思ってたより「具体的」だった
なんか人生の目的とか心のコンパスとか意識高い系の、勤務先での「五年後の目標」みたいなの書かされる「知るか」的なやつだったよな……と思ってたら、意外と精神論でなく具体的手法に満ちてました。
まとめ本のさらにまとめたあれなんですが、一言で言うと「第二領域を最優先しろ」に集約されます。
あとなんかゲーミフィケーション的かもしれないとすら思った。
第二領域とは
はいこの図です。
「重要で緊急性の高いこと」は、しゃあない。それはもうやらなきゃいけない。
でも「あなたの人生において最重要なのは「重要で緊急性がないこと」、7つの習慣でいう「第二領域」ですよ、なのに先送りされるのが「第二領域」ですよ、ということ。
「最優先したいのはこれ」というはっきりした意識を持つことで、忙しくしてるだけでそれなりの満足と必要感を得られる「第三領域」や時間をやりすごせる「第四領域」に逃げ込みにくくなる、というか「第二領域最優先の意識」を掲げておかないとこの辺無理、ふりまわされるし逃げる、いろいろやってるし疲弊感はあるのに何もできてる気がしないかんじが続く、と提唱者は言っている。
つまり「第二領域」ほど後回しにされ続ける(数日、数ヶ月、数年単位で!)ので、こいつをどうにか予定の核に据えて絶対にこなせるようにしていこうね! が、いわゆる7つの習慣手帳術の肝だななるほどな、と思いました。
第二領域をいっぱい
でもって、まあ例えばですね、仕事に生きるパパが「よーしパパ第二領域がんばるぞー取引先に中国が増えてきたから中国語を単語だけでも理解するぞー」みたいなのね、いいんですよ、いいんですけどそれだとやばいぞ的なセーフティネットも7つの習慣手帳術には示されます。
帰宅後や土日にどっさり中国語漬けになって「第二領域を重視しろっていうから」ってなって家族との距離が広がり学習時間のために不摂生になり、みたいなことになるわけです。
はい、そこで設定されているのが「自分の役割」です。
最終的には7つにしろと言われてるんですがまずは3つからが推奨されてます。
役割1、自分自身。役割2、仕事。役割3、家族。
上のパパの例で言えば「自分自身の研鑽」「営業」「父親」ってかんじでしょうか。
自分自身を高めるというのは重要な役割、だそうです。
で、それぞれに第二領域の最優先がなんなのかを見極めて設定します。
1ならアルコール控えてジムもちゃんと通うようにする、2なら中国語、3なら家族との対話、みたいな。
ひとりの人間の軸として、仕事だけとか趣味だけとか家族だけとかいうことはないし、柱一本がどれほどあやういかはいろんなところで言われてるわけです。でもって「役割」ってのは「立場」「関係性」ともいえる。
7は多くない? と思うけども、まあたぶん慣れるんだろうな。
「自分自身」の目標をさらに4項目
自分自身の役割の目標として、「肉体」の目標、「精神」の目標、「知性」の目標、「社会・情緒」の目標の4つを設定します。とにかくこの手帳術、「偏らせはしないぞ」という意識が強くてすごい、おもしろい、ってなりますね。
肉体目標の例はいうまでもなく、体動かす何か。ラジオ体操とかストレッチとか。
精神の目標は座禅とか音楽をきくとか瞑想とかそういう。メンタルにや知性の目標は本を読むとかなにか書くとか。わたしここばっか特化してるな。
社会の目標は人との関わり。飲み会の企画からボランティアまで。わたしここ皆無だな。
なるほどこれ4つ回せばメンがヘラることすくなさそうー。
あとこのパラメータ設定っていうか分類するのゲームっぽくておもしろーい。
予定は一週間単位で
これもなるほどなーーと思うところで、「予定は一週間単位で見通せ」みたいにかいてます。わたしもシステム手帳であれこれ試行錯誤してるところですが、一ヶ月は長すぎる、二週間も多い、一週間のサイクルが一度に認識できる限界だな、という感じがあります。とくにこの手帳術だと3つから7つの役割があるわけだし。
1日単位だと狭すぎる、とかかれてるけども、わたしはまあ1日単位も必要なんで一週間単位をみながら1日単位もやってますよ…
まとめ:誤解してたけど読んでよかった
この本で読むかぎりは人生の目標5年後10年後目標の話は出てこなかった、原著にはあるのかな。
ざっくり見るかぎりでは「価値観を定めて、一週間単位で考えて、日々の計画を立てる」です。
たしかにこれも裏しながら進めていけたら強いわあ、と思うけども毎週毎日書き出すフォーマット多い……
ご安心ください公式リフィルが出てますよ。
たっけえけど。
でもおもしろそうではあります、ようは「第二領域」の設定方法が肝なんですけど、これを細かくワーク的に書き出させることで建前や見栄でないそれを炙り出すようになってたり、自分自身の研鑽目標を4項目にわけるみたいなかんじで、もっと目標に具体的な意識を持てる書き込み欄とかもたくさんあるみたいです。
大事なのは生活と自分自身ということが根底に横たわるのを感じる、さすがに名著として長く続いてるわけだわあ、という本でした。取り入れられるとこだけやってみようかな。原著はいずれ。
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