観たメモ 劇場版アンパンマン「てのひらを太陽に」

観ました。
前回の「勇気の花がひらくとき」が最高だったので期待してました。
とくに「てのひらを太陽に」なんて、やなせたかしの代表作のサビじゃないですか。

はい、つまらなかったです。

アンパンマン映画と聞いて大人が想像するとおりのつまらなさでした。
なんか小学生のとき、学校で公民館とか体育館とかで、劇団四季もどきが演じる、大人が感じてほしい道徳性だけで作られた舞台とかみせられたじゃないですかああ言う脚本だった。

「勇気の花がひらくとき」があまりに「テーマ」「業」を内包していたのに対し、本作では会話だけで、しかも動機なども不十分なまま「そういう情報が会話で出たからそのとおりに動く」といった展開。
かつヒロインがまあほんと、なんだこいつ…… みんなで楽しい打ち上げでも「シャイン王子はどうしているのかしら」と一人で場をぶちこわし姫ムーブするわ結局彼女の適当なあれで全員が石化という目にあうわ終盤ではアンパンマンに剣を振らせるわ、もう、ほんとうに、虚無だった。上映時間を埋めるためだけの言動がそこにありました。

唯一よかったのはだいこん役者(キャラ名)くらい。なんかこの、「なんで彼とその一座を抜擢した?」感も、お役所の依頼で子供用の劇をやる劇団が「恩義はあるけどクセがあって使いにくい先輩を客演で呼んでいい役回りを与えた」感を感じてしまいました。

ゲストのキャラデザは良かった。
あと今回これをアナログVRゴーグル的なもの装着しながらみてて、長年の夢だった「皿洗いや掃除をしながら映画を見る」方法が確立できたのでよかったです。この方法についても別記事で書きます。

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