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私達が結婚式をキャンセルした理由

「結婚式キャンセルしてもいい?笑」
言いづらかったこの一言を捻り出せたのは、結婚式の予約をしてから2ヶ月後のことでした。もともと結婚式はやりたかったのですが、今回色々なプロセスを経て「結婚式をしない」という意思決定をしました。

その間、色々な人に相談したところ、奥さん側がそこに納得してやめられるのめっちゃいいね!と言われることが多かったので、詳細をnoteに書き留めておきたいなと思います。

読んでもらいたい人

・結婚式なるべくやりたくないな…と思っている男性
・結婚式を猛烈にやりたい!と思っている女性

入籍とキャンセルまでのプロセス

・2018年5月:入籍
・2018年末:両家への挨拶

・2019年1月:結婚式を選定(その場で即決)
・2019年3月:キャンセル

結婚式に対するスタンス

旦那
・結婚式はできればやりたくない
・恥ずかしいので派手に祝われるのはいや(スポットライトいや、ファーストバイトもいや、前撮りは死んでもいや…etc)


・結婚式はやりたい
・型にはまった結婚式はしたくない
・旦那さん側の希望が全て通りそうな所を見つけたい

8割の女性は結婚式をやりたいし、8割の男性は結婚式をやりたくない?

自分が主人公になれる、一生懸命痩せてドレスを着ておめかしして、人生で1番幸せな瞬間を共有し皆んなに祝福される。そんな"夢"みた結婚式について食い違ってしまうカップルは多いようです。

私の周りの男性も、「できれば結婚式はやりたくない」「どっちでもいい」という方がほとんどでした。

私達が選び出した最高の結婚式

一度申し込んでキャンセルしたにも関わらず、神対応をしてくださったのが「IWAI」さんでした。

オーダーメイドウェディングの先駆けとして、1,000組以上の結婚式を作ってきたCRAZY WEDDINGさんが導き出した、最高の形が「IWAI」です。
キャンセルした側のくせにあれですが、IWAIさんは私達にとって最高の結婚式だとすぐにピンときました。(ステマではありませんw)

通常の結婚式
・型が決まっている中から選ぶ
・ごはんはありきたりなフレンチやイタリアン
・準備が多く、とにかく大変
・招待状は紙
・新郎新婦は高砂
・派手できらびやかな装飾
IWAI
・ヒアリングの上で最適な形をつくる
・とことん食材にこだわったメニュー、最後にみんなで釜飯を食べる
・準備はほとんどなく、ゲストに想いを伝えることに時間をかけられる
・招待状はアンケートつきのwebアンケート
・高砂はなくす
・季節のお花を最小限飾る


めっちゃいいじゃないですか?笑 ということでその場で即決したのです。
「この結婚式が私たちのベストだ!」とビビッときたのです。

急に迷い始めた1ヶ月後

準備を進めるうちに具体的な話になってきました。
どの費用を誰がもつのか、どのくらいの人数をどこから呼ぶのか、二次会はどうするのか、指輪はいつ買うのか(買ってなかった)、ドレスはどうするのか、親の泊まる場所はどうするのか(彼の親族は海外、自分の親族は三重)、会社にはいつ伝えるのか、、、、、

ついでに資金面の話から他の話にも議論は飛びました。新婚旅行はいけるのか、子供はいつ作り始めるか、家はこのままの場所でいいのか、将来どうするのか?等々、結婚式をきっかけに普段考えないことをじっくり考える時間が生まれました。

「自分の大切なことってなんだろう」

そんなことを2ヶ月考えに考え、結婚式をやる意味と初めてちゃんと向き合ったのです。

結婚式をやりたい理由とは?

ぶっちゃけいうと結婚式に憧れはありました!根っからのおっさん系女子だと思っていた私も、一応女の子だったんですね。憧れだけで突き進んできたため、何故やるのか?について明確に整理したことはありませんでした。
整理した結果、以下の理由が大まかなものでした。

①親へ感謝を伝えたい
②ドレスが着たい
③知人に会いたい/夫を紹介したい
④結婚式への憧れ
⑤皆んながやっているから、やるものだと思っている

私の場合は、②と③の理由が強かったのですが、申し込んでからというもの「やらなくてもいいんじゃないか…?」という考えが頭をぐるぐるすることが増えました。

やらないと決めた理由3つ

①資金
一番不安要素だったのが、これですね。お金が余ってしょうがないという状態ならまだしも、社会人3年目に数百万はかなりの大金でした。他にやりたいこともたくさんあり、費用対効果を考えはじめ悶々としていました。

②周囲への感謝の場が既にあったこと

社内婚ということで、会社が結婚式を入籍当日に企画してくれたこともあり、会社への結婚報告は既に十分すぎるほどでした。
(以下、感謝が止まらない代表のコーポレートブログ)

また、年末に旦那さんの実家へ挨拶も済んでおり、向こうで旦那さんのご両親がどうしてもやりたいとのことで、披露宴のようなものを企画してくださり、改めて結婚式をする意味があまりないような気もしていました。

③労力

会社も私も、仕事において大事な時期であり、結婚式に時間をかける余裕がなかったのも大きな要因でした。ミニマムな準備とはいえ、普段仕事をしながら色々決めていかなければならないとなった時にゾッとしてしまいました。

結婚式をやめた結果、2人が楽しめる海外旅行へ!

思い切って結婚式をやめた結果、私の人生最大の楽しみである海外旅行に行かせてもらえることになりました!2人ともタイ料理が大好きなので、プーケットでのんびりすることに。虎と写真も撮らなければ、象にも乗りません。(笑)海辺でぼーっとして本読んで、トムヤムクンでむせながらシンハーを飲む。それが私達の結論の末に手に入れたGWです。

男性側へ伝えたいこと

奥さんには、ぜっっったいに「結婚式をやりたくない」とは言わない方が良いです。頭ごなしにやりたくない、と言ってしまうと、たぶんキレられます。笑
ちょっと苦手なんだよね、という前提共有をしつつ、結婚式をやる意味を整理しておいても損はないはずなので、奥さん側に色々な気づきを与えられるように、一緒に状況整理をしよう、というスタンスが大事だと思います。

<番外編>結婚式をやる方向になった時に、ポジティブに自分を宥める理由3選(笑)

どうしても、折れざるを得ない時もあると思いますし、奥さん側に明確なビジョンがある時には、それを叶えてあげるのが大事だと思います。でも、納得いかない!どうしようと言う時には、以下の整理で自分を宥めましょう。

1.その先30〜50年の安泰に先行投資するのだと考える
今後の夫婦生活、けんかの度に「結婚式の時だってそうだった…」と持ち出されるのは癪ですよね。結婚式は、多くの女性にとって大事なイベントなので、安泰への先行投資だと考えれば高い買い物ではないと思います。結婚式は旦那さん側の人生最大の優しさアピールの場だと思いましょう。(by旦那)

2.家族への最大の親孝行だと考える
結婚式をしてほしくない親御さんというのは、いないと思います。おじいちゃんおばあちゃん、両親、兄弟のために一肌脱いじゃおうと考えると、結婚式の本質的な意味を考えることができ、気も楽になるのではないでしょうか。

3.友人と再会できる、良いきっかけの場だと考える
数年会っていない友達、いるんじゃないでしょうか。中々会えない友人との再会の場に、最愛の人がおめかしして登場するのは悪くないと思います。友情はお金では買えませんが、結婚式はご祝儀つきで友達に会える格好の場だと思うと気が楽かもしれません。

今回の学び

"盲目的にならずにしっかり意味を考え、納得感の高い意思決定をしよう。"

一回本質見失ってた私が言うなよってかんじですが笑
人生における大きな買い物や、重要な意思決定においてどうしてもまずオプションから考えがちなのですが、プライベートにおいても0ベースで考えることの重要性を身をもって体感しました!

平成最後に良い学びを得て、令和初日からプーケットでのんびりしてきたいと思います!!笑

このnoteで、「結婚式をやらない」という意思決定も悪くないな〜!ということをちょっとでも多くの女性に感じて頂き、結婚式をやりたくない男性側の助けになれば幸いです。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!!!
皆さんも引き続き良いGWをお過ごしください!

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