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クリスマス・年末年始にピッタリの作品を紹介してみた

こんにちは。ブックラブ事務局です。
いよいよ今週はクリスマス。そしてあっという間に年末年始ですね!…ということで、ブックラブでは『クリスマス・年末年始にピッタリの作品を紹介しよう!(メディアフリー)』というイベントを開催いたしました。
季節感、テーマ共に縛りすぎたかな?とも思いましたが、会員のみなさまがバラエティ豊かな本をたくさん紹介してくれました!今回はご紹介いただいた本を何冊かピックアップしながら、イベントの様子を紹介したいと思います。

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当日は男性5名、女性8名の計13名が参加。イベントテーマに沿ったゆる~いアンケートでは、クリスマスとお正月に関する4つの質問を用意しました。

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<クリスマス・年末年始大調査>① サンタからのプレゼントにガッカリしたことはある?
② 例年、年越しは誰と楽しむ?
③ 子どものころに親に預けたお年玉。返ってきた?
④ クリスマスとお正月、どちらが楽しみ?

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結果は、なんと7割の方がプレゼントにガッカリしたことがあるという結果に…!やはり欲しいものを胸に抱いているだけでは伝わらないのかもしれません。また、お年玉を「大人になるまで」と言われ預けたものの、未だに返ってこない方も3割。自分だけじゃなかったとホッとした方も少なくないのではないでしょうか。

さて、次は参加者全員による自己紹介。「お名前・お住まい・紹介する作品(概要)」を順番に発表してもらいます。今回は、参加者13人中12人がイベント参加経験有りでしたが、初めての方にも安心してイベントを楽しんでいただけるようブックラブでは毎回丁寧な説明と進行を心掛けています。まだ参加したことのない方も安心してイベントにご参加ください!

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自己紹介が終わると少人数の交流パートに移ります。グループは自動振り分けなので、どのメンバーと一緒になるかはグループになってからのお楽しみ。今回の進行役は自己紹介時に事務局からランダムに渡された数字が「最も小さい」方にお願いしました。

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グループに分かれたあとは、お名前に加え「サンタの正体に気が付いた年齢ときっかけ」をお話しいただいてから交流スタートです。
初めましての緊張も、微笑ましいクリスマスのエピソードですぐに打ち解けられた様子。「教会のクリスマス礼拝で事情を察した」「欲しいものと違う物が届き、おかしいと気が付いた」「家族全員でプレゼント交換をするシステムに移行して」「友人に言われてもサンタをずっと信じていた」など、それぞれのエピソードを披露してくれました。中には、母親がサンタのコスプレをして現れたという方もいて、少人数パートは和やかな雰囲気で進行していきます。

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場もすっかり温まった頃には、お待ちかね「クリスマス・年末年始にピッタリの作品」紹介。サンタやトナカイ、クリスマスを題材にした物語はもちろん、頑張った一年を振り返るきっかけになる作品、新しい年に向けて気持ちをリセットしてくれる作品などテーマを一段掘り下げた作品も。参加者のコメントを引用しながら、いくつか作品を紹介をしたいと思います。

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『OLIVE the other REINdEER』邦題:トナカイになったオリーブ
(著:ヴィヴィアン・ウォルシュ イラスト:J.オットーシーボルト)
英語ですが、子供向けの本なので簡単に読めます。デザイナーさんがイラストを描いているので、絵がかわいらしくてとってもオシャレ。イラストだけでも楽しめるところは、おススメしたいポイントです。
この本、自分が留学していたときに偶然本屋さんで見つけた本なんです。主人公の犬のぬいぐるみがかわいすぎて衝動買いしまいた。絵本の中で、トナカイに交じって一生懸命プレゼントを配る主人公の様子がこれまた本当にかわいらしいんです!日本語版は絶版になっているようですが、洋書はAmazonでも買えますのでクリスマスシーズンにピッタリです。
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オリーブ

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『真夜中のパン屋さん~午前1時の恋泥棒~』(著:大沼紀子)
※シリーズ全6冊中2作品目
営業時間が午後11時から午前5時までという不思議なパン屋さんのお話です。主人公はパン屋に住み込みで働く女の子。ほかにはパン職人男の子とパン屋のご主人が働いています。
実はこのパン屋さん、亡くなった奥さんの遺志を継いでご主人がやっているお店。ある日、シュトーレンというクリスマスに食べるパンを作ると、どうも奥さんが作っていたシュトーレンと味が違う。
何が違うのか分からないので奥さんのレシピを探すんですが、書いてあったのはごくごく普通のレシピ。だけど最後に「愛を少々」って書いてあるんです…。
みんなが何を「愛」と書いたのか推測していく様子や、最後にわかることがとても愛おしく、あぁ…本当にいいお話だなと思えるので紹介しました。全6巻あるので、年末年始の長期休暇にもピッタリです。
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『翻訳できない世界の言葉』(著:エラ・フランシス・サンダース 訳:前田まゆみ)
自分の感情を言葉で表現することは、できているようで実はできていないのでは?と思うんです。何だろうこの感情…と思ったとき「寂しい」という言葉が近いからなんとなく「寂しい」と表現してしまっているような。
絵本の中には世界のいろんな言葉が書かれていて、日本語には訳すことができないものもあります。でも、この感情は私も感じたことがあるなぁとか、こんな言葉があるの?とか感じながら楽しめるステキな本です。
例えば、ウェールズにある「過去に失った場所や存在しない場所に対して抱く追憶の感情」を表現する言葉。日本語にはひと言でそれを表現する言葉はないけれど、その感情はわかるなぁ…とか。マレー語の「バナナを食べる時の所要時間」を表す言葉に文化を感じてほっこりしたりとか。
大人が一年の終わりに一息つきながら読む「大人の絵本」としておススメの一冊です。***

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『ビロードのうさぎ』(著:マージェリィ・W・ビアンコ イラスト:酒井駒子)
大人が読んでもジーンとくる絵本。仕事に追われ、大切なものを見失いそうになったとき原点に返れる一冊としてクリスマスの時期にピッタリの一冊です。
クリスマスの時期は、久しぶりに会う家族や友人に一年の報告をする機会が多く、次の一年へのビジョンもイメージする大切な時期。だから仕事で荒んだ心をリセットして綺麗になっておきたいんです(笑)。お話に出てくる主人公(うさぎのぬいぐるみ)は、持ち主の男の子との交流や予期せぬ別れを通して自分がつい忘れそうになっている「本当に大切なこと」を思い出させてくれます。
本物とは?自分とは?愛情ってなに?なんて普段考えることがないので、自分にとって本当に大切なものを考えたり振り返ったりするよいきっかけになります。一年を振り返るクリスマスの時期にどうでしょう。ちなみに、久しぶりに読んだら思わず泣いてしまいました(笑)!
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それぞれの思いのこもった「クリスマス・年末年始にピッタリの作品」紹介が終わると、気になる本についてさらに質問したり、話を深めたりするなどして時間一杯交流を楽しんでいた様子。クリスマス、年末年始に向けて貴重な情報交換の場となったのではないでしょうか。
今回も、イベント後にたくさんのアンケートを頂戴しましたので、一部抜粋にて紹介いたします。


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「絵本の紹介が多く、読んだことのないものばかりだったので、楽しかったです。」
「初参加でした。オンライン上で初めてお会いする方々と楽しくお話できるだろうか、と不安が大きかったのですが、皆さん聞き上手・話し上手で、本当に楽しい時間を過ごすことができました。また、事務局の方のファシリテーションもとても丁寧で、不安な気持ちはすぐに無くなりました。」
「今日も楽しかったです」
「和やかな時間となりました。ありがとうございます。」
「今日も読みたい本・見たい映画に出会えました。」
「クリスマスに読む本か、年末年始にがっつり読む本の情報を仕入れたくて参加しました。オーディオブックは斬新でした。」
「好きなポアロさんの、実写版の情報をおすすめしていただけたのが良かったです。他のグループですが絵本が多かったのが印象的でした。なかなか手に入れにくいイメージですが読んでみたいです。」
「グループの皆さんすてきな方ばかりで楽しかったです。」
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1月もブックラブでは交流イベントや読書会を企画しています。月末の読書会は、非会員様も参加できますので気になる方はチェックしてみてくださいね。
~読んでつながる読書会・ブックラブ~
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