【2024年8月】KADOKAWA文芸編集部の新刊一覧
KADOKAWA文芸編集部より、8月に刊行される文芸単行本の新刊2冊をご紹介させてください!
(発売日は予定です。変更の可能性もありますのでご注意ください。また、トップバナーおよび記事本文内の書影は随時更新予定です。)
2024年8月新刊
新名智『雷龍楼の殺人』(8月2日発売)
「完全なる密室」の謎を解け。横溝賞作家による衝撃不可避の本格ミステリ!
富山県の沖合に浮かぶ油夜島。この島にある外狩家の屋敷「雷龍楼」では2年前、密室の離れで4人が命を落とす変死事件が起こった。
事件で両親を失った中学生の外狩霞は、東京にいる従兄弟・穂継の家へ身を寄せていたが、下校途中、何者かに誘拐される。一軒家の一室に監禁された霞に誘拐犯は、穂継が外狩家の親族会議に参加するため雷龍楼へ向かったと告げる。そこで「あるもの」を手に入れる事が霞を解放する条件だと。
しかし穂継が到着した夜、殺人事件が発生。その状況は2年前とまるで同じ密室状態で、穂継は殺人の疑いをかけられる。穂継が逮捕されると目的のものが手に入らないばかりか、警察に誘拐を知られてしまう。穂継の疑いを晴らしたければ協力しろ、と誘拐犯に迫られた霞は、「完全なる密室」の謎解きに挑む。
穂波了『月面にアームストロングの足跡は存在しない』(8月2日発売)
地球から約30万km、超極限状態でのサバイバル・ミステリ!
新世紀の月開発プロジェクト「アルテミス5」。同計画のクルーとして月軌道プラットフォームゲートウェイ(LOP-G)に滞在する六人の男女は、NASAから不可解な指令を受ける。曰く「1969年のアポロ11号は月面に着陸していない。この事実を隠蔽するため、アームストロング船長の足跡を捏造して欲しい」というのだ。船長のロバートとヴェテラン宇宙飛行士のジョンは、この指令に「従うべき」という立場をとるが、副船長のサイラスと民間人クルーのキャサリンは「人類への冒とくだ」として強硬に反対する。日本人宇宙飛行士イシグロ・コウタと医師モチダ・アカネは、態度を決めきれない――。船内がバラバラに分裂する中、突如として制御を失った人工衛星がLOP-Gに激突する……!
地球に生還できるのは、誰なのか? 捏造ミッションの真相は、何なのか?
地球から38万km、超極限状況のサバイバル・ミステリ!
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