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【かまわぬ×角川文庫】コラボカバー作品一覧

人気てぬぐい専門店「かまわぬ」と角川文庫の名作がコラボ!
和柄 Special カバー作品をまとめました。
(※カバーの絵柄は(株)かまわぬのてぬぐい&風呂敷柄を使用しています)


人気てぬぐい専門店「かまわぬ」×角川文庫コラボカバー作品

芥川龍之介『蜘蛛の糸・地獄変』

娘を犠牲に芸術の完成を図る老絵師の苦悩と恍惚を描く王朝物の傑作「地獄変」ほかを収録

地獄の池で見つけた一筋の光はお釈迦様が垂らした蜘蛛の糸だった。絵師は愛娘を犠牲にして芸術の完成を追求する。両表題作の他、「奉教人の死」「邪宗門」など、意欲溢れる大正7年の作品計8編を収録する。

ISBN:9784041033142
定価:356円(本体324円+税)
ページ数:224ページ

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https://www.books.or.jp/book-details/9784041033142
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芥川龍之介『杜子春』

芥川の代表作「杜子春」他17篇を収めた珠玉の短篇集

人間らしさを問う「杜子春」、梅毒に冒された15歳の南京の娼婦を描く「南京の基督」、姉妹と従兄の三角関係を叙情とともに描く「秋」他「黒衣聖母」「或敵打の話」などの作品計17編を収録。

ISBN:9784041061763
定価:660円(本体600円+税)
ページ数:336ページ

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芥川龍之介『トロッコ・一塊の土』

中期の名作「トロッコ」や芥川文学の転機と言われる「一塊の土」など21編

今年八つになる良平は、鉄道の敷設工事で行き来するトロッコが面白くて仕方がない。ある日、見知らぬ若い男達とともにトロッコを押す機会を得た良平だったが……「トロッコ」。倅を亡くしたお住は、毎日畑へ出て男まさりに稼ぐ嫁、お民に敬意を感じている。しかし、いつしか「稼ぎ病」に取り憑かれたお民の存在がお住を苦しめるようになり……「一塊の土」。表題作の二篇をはじめ、芥川の転機となる中期の21篇を収録。

ISBN:9784041075852
定価:748円(本体680円+税)
ページ数:304ページ

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芥川龍之介『或阿呆の一生・侏儒の言葉』

芥川が命を絶った昭和2年の作品や評論、遺書「或旧友へ送る手紙」等を収録

時代を先取りした「見えすぎる目」がもたらした悲劇。自らの末期を意識した凄絶な心象が描かれた遺稿「歯車」「或阿呆の一生」、最後の評論「西方の人」、箴言集「侏儒の言葉」ほか最晩年の作品を収録。

ISBN:9784041075876
定価:748円(本体680円+税)
ページ数:400ページ

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遠藤周作 イラスト: 駒井哲郎『海と毒薬』

日本人にとっての〈罪の意識〉とは? 今こそ読みたい不朽の名作。

腕は確かだが、無愛想で一風変わった中年の町医者、勝呂。彼には、大学病院時代の忌わしい過去があった。第二次大戦時、戦慄的な非人道的行為を犯した日本人。その罪責を根源的に問う、不朽の名作。

ISBN:9784041245255
定価:398円(本体362円+税)
ページ数:192ページ

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角田光代『愛がなんだ』

直木賞作家が描く、<全力疾走>片思い小説!

OLのテルコはマモちゃんにベタ惚れだ。彼から電話があれば仕事中に長電話、デートとなれば即退社。全てがマモちゃん最優先で会社もクビ寸前。濃密な筆致で綴られる、全力疾走片思い小説。

ISBN:9784043726042
定価:572円(本体520円+税)
ページ数:224ページ

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梶井基次郎『檸檬』

繊細な文体が鮮やかな印象を残す名作!

私は体調の悪いときに美しいものを見るという贅沢をしたくなる。香りや色に刺激され、丸善の書棚に檸檬一つを置き——。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した表題作など14編を収録。

ISBN:9784041008386
定価:440円(本体400円+税)
ページ数:288ページ

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川端康成『雪国』

ノーベル文学賞作家による永遠の名作。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。「無為の孤独」を非情に守る青年・島村と、雪国の芸者・駒子の純情。魂が触れあう様を具に描き、人生の哀しさ美しさをうたったノーベル文学賞作家の名作。

ISBN:9784041008461
定価:398円(本体362円+税)
ページ数:224ページ

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川端康成『山の音』

ノーベル賞作家が紡ぐ、不朽の傑作

会社社長の尾形信吾は、「山の音」を聞いて以来、死への恐怖に憑りつかれていた――。日本の家の閉塞感と老人の老い、そして死への恐怖を描く。戦後文学の最高峰に位する名作。

ISBN:9784041061541
定価:748円(本体680円+税)
ページ数:368ページ

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坂口安吾『不連続殺人事件』

鬼才・安吾が遺した不朽の傑作ミステリー! 待望の新装刊。

詩人・歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まった様々な男女。邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに、血が血を呼んで、恐るべき八つの殺人が生まれた――。第二回探偵作家クラブ賞受賞作。

ISBN:9784041100196
定価:572円(本体520円+税)
ページ数:336ページ

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太宰治『走れメロス』

執筆活動の充実ぶりを示す、中期の佳作を収録

妹の婚礼を終えると、メロスはシラクスめざして走りに走った。約束の日没までに暴虐の王の下に戻られねば、身代りの親友が殺される。メロスよ走れ! 命を賭けた友情の美を描く表題作など10篇を収録。

ISBN:9784041099131
定価:398円(本体362円+税)
ページ数:272ページ

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太宰治『津軽』

宿命の生地・津軽への思いを素直に綴った、著者中期の傑作名紀行文

昭和19年、風土記の執筆を依頼された太宰は三週間にわたって津軽半島を一周した。自己を見つめ、宿命の生地への思いを素直に綴り上げた紀行文であり、著者最高傑作とも言われる感動の一冊。

ISBN:9784041067949
定価:572円(本体520円+税)
ページ数:224ページ

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田辺聖子『おちくぼ姫』

千年の昔、日本で書かれた姫君と貴公子のラブ・ストーリーを、田辺語訳で!

貴族のお姫さまなのに意地悪い継母に育てられ、召使い同然、粗末な身なりで一日中縫い物をさせられている、おちくぼ姫と青年貴公子のラブ・ストーリー。千年も昔の日本で書かれた、王朝版シンデレラ物語。

ISBN:9784041314234
定価:484円(本体440円+税)
ページ数:240ページ

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田辺聖子『光源氏ものがたり 上』

光源氏の波瀾万丈の人生を楽しく読み解いた、源氏物語入門書。

桐壺から真木柱まで。元祖イケメン光の君の、幼少期~源氏38歳の冬までを収録、波瀾万丈のストーリーを楽しく読み解いた源氏物語入門書。古典文学に造詣が深く、男女の機微に鋭い田辺聖子が、田辺ことばで綴る魅力満載の現代語訳。

ISBN:9784041146231
定価:1,056円(本体960円+税)
ページ数:496ページ

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田辺聖子『光源氏ものがたり 下』

青年源氏が老境へ――さらに源氏亡き後、薫と匂宮に引き継がれるラブロマン

「梅枝」から「夢浮橋」まで。明石から戻った光源氏は、太上大臣に昇進し栄華を極める。しかし、最愛の紫の上が死を迎えたことにより、この世はまぼろし――とたちつくす。そして、源氏亡き後、二人の貴公子薫と匂宮に物語は引き継がれ――。田辺聖子が綴る、華麗な王朝絵巻。

ISBN:9784041146255
定価:1,012円(本体920円+税)
ページ数:464ページ

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谷川俊太郎『空の青さをみつめていると 谷川俊太郎詩集I』

日本を代表する詩人・谷川俊太郎の初期作品を精選した1冊

1952年に『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たし、日本を代表する詩人となった著者の1950年代~60年代の代表作を精選した詩集が、読みやすくなって再登場! 著者によるあとがきも収録。

ISBN:9784041076699
定価:836円(本体760円+税)
ページ数:368ページ

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谷川俊太郎『朝のかたち 谷川俊太郎詩集II』

なつかしくもみずみずしい、ひらがな詩やわらべうたなど中期の代表作

日本を代表する詩人・谷川俊太郎の1970年代~1980年代前半までの代表作を精選した文庫版詩集、第2弾。「ことばあそびうた」「わらべうた」「みみをすます」など、子どもから大人まで楽しめる1冊。

ISBN:9784041076675
定価:836円(本体760円+税)
ページ数:400ページ

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谷崎潤一郎『春琴抄』

マゾヒズムを究極まで美麗に描いた谷崎の代表作!

九つの時に失明し、やがて琴曲の名手となった春琴。美しく、音楽に秀で、しかし高慢で我が儘な春琴に、世話係として丁稚奉公の佐助があてがわれた。どんなに折檻を受けても不気味なほど献身的に尽くす佐助は、やがて春琴と切っても切れない深い関係になっていく。そんなある日、春琴が顔に熱湯を浴びせられるという事件が起こる。やけどを負った女を前にして佐助は――。異常なまでの献身によって表現される、愛の倒錯の物語。解説/山崎ナオコーラ。

ISBN:9784044001292
定価:396円(本体360円+税)
ページ数:128ページ

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谷崎潤一郎『細雪 上』

戦争の気配迫る昭和初期の大阪を舞台にした四姉妹の物語。谷崎の代表作!

旧家・蒔岡家の四人姉妹、鶴子・幸子・雪子・妙子。上流社会に暮らす一家の日々が描かれる。上巻では、奔放な四女・妙子の新聞沙汰、美しいが無口で未婚の三女・雪子の縁談を巡って物語が展開してゆく――。

ISBN:9784044001308
定価:572円(本体520円+税)
ページ数:304ページ

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谷崎潤一郎『細雪 中』

戦争の気配迫る昭和初期の大阪を舞台にした四姉妹の物語。谷崎の代表作!

奔放な四女・妙子は神戸の大洪水に遭うも一命をとりとめた。しかしその後さらなる悲劇が妙子を襲う。三女・雪子は、縁談を期待して東京の本家に移り住むことになるが、都会の空気になじめず――。

ISBN:9784044001322
定価:660円(本体600円+税)
ページ数:336ページ

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谷崎潤一郎『細雪 下』

戦争の気配迫る昭和初期の大阪を舞台にした四姉妹の物語。谷崎の代表作!

日中戦争開戦の向きがいよいよ本格的になる中、三女・雪子の縁談に光が見える。一方、家から絶縁を言い渡された妙子は――。著者・谷崎が第二次大戦下、自費出版してまで世に残したかった、大作の完結編。

ISBN:9784044001315
定価:748円(本体680円+税)
ページ数:384ページ

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谷崎潤一郎『刺青・少年・秘密』

耽美、マゾヒズムに彩られた谷崎文学の原点。初期代表作8篇を集めた作品集

舞台は江戸時代の下町。腕ききの刺青師・清吉の心には、人知らぬ快楽と宿願が潜んでいた。ある日ふとした折に見かけた娘の足。その娘こそ、彼が憧れる肌の持ち主だった。
1年後、偶然にもその娘が訪ねてきた。娘を麻酔薬で眠らせ、一心に女郎蜘蛛を娘の背中に刺し込む清吉。そして娘は――。谷崎潤一郎24歳の処女作「刺青」。

ガキ大将の仙吉と、良家の子息の信一、信一の姉、そして私。踏みつけたり、姉を縛り上げるなど、4人の少年少女の「遊び」は次第に過激なものとなってゆく。子供の倒錯した世界を描く「少年」。

普通の刺激に慣れ切った私は、女装をして浅草の街中を歩くことに悦楽を覚え始める。だが、映画館の貴賓席で、かつて暫く関係を結んでいたT女と出会い――。秘されたものに魅了された男を描く「秘密」。

耽美、サディズム、マゾヒズムが交錯し、それでいて格調高い物語の数々。著者初期の代表作8編を収録した短編集。
永井荷風による「同時代人の批評」を収録。

ISBN:9784041109748
定価:770円(本体700円+税)
ページ数:448ページ

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壺井栄『二十四の瞳』

角川文庫の名作が読みやすくなって新装!

昭和のはじめ、瀬戸内海の小島に赴任したばかりの大石先生と、個性豊かな12人の教え子たちによる人情味あふれる物語。戦争のもたらす不幸、貧しい者が常に虐げられることへの怒りを訴えた不朽の名作。

ISBN:9784041113110
定価:396円(本体360円+税)
ページ数:256ページ

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寺山修司『家出のすすめ』

家出や反俗、悪徳と自立を薦める、寺山流青春論。

愛情過多の父母、精神的に乳離れできない子どもにとって、本当に必要なことは何か?「家出のすすめ」「悪徳のすすめ」「反俗のすすめ」「自立のすすめ」と四章にわたり現代の矛盾を鋭く告発する寺山流青春論。

ISBN:9784041315231
定価:528円(本体480円+税)
ページ数:240ページ

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寺山修司『ポケットに名言を』

Tシャツでも着るように、名言をもっと気楽に自分のものにしよう!

世に名言・格言集の類は数多いけれど、これほど型破りな名言集はきっとない。歌謡曲から映画の名セリフ。思い出に過ぎない言葉が、ときに世界と釣り合うことさえあることを示す型破りな箴言集。

ISBN:9784041315248
定価:440円(本体400円+税)
ページ数:192ページ

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中勘助『銀の匙』

夏目漱石が手放しで称賛した、錆びることない永遠の文学(解説 川上弘美)

書斎の小箱に昔からある銀の匙。それは、臆病で病弱な「私」が口に薬を含むことができるよう、伯母が探してきてくれたものだった。成長していく「私」を透明感ある文章で綴った、大人のための永遠の文学。

ISBN:9784041013380
定価:484円(本体440円+税)
ページ数:224ページ

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夏目漱石『三四郎』

無意識の偽善という問題をめぐり複雑な愛の心理を描く。「それから」「門」と続く三部作の序曲となる作品

大学進学のため熊本から上京した小川三四郎にとって、見るもの聞くもの驚きの連続だった。女心も分からず、思い通りにはいかない。青年の不安と孤独、将来への夢を、学問と恋愛の中に描いた前期三部作第1作。

ISBN:9784041001073
定価:398円(本体362円+税)
ページ数:352ページ

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夏目漱石『吾輩は猫である』

漱石の処女作であると共に、一躍その名をたかめた代表作

苦沙弥先生に飼われる一匹の猫「吾輩」が観察する人間模様。ユーモアや風刺を交え、猫に託して展開される人間社会への痛烈な批判で、漱石の名を高からしめた。今なお爽快な共感を呼ぶ漱石処女作にして代表作。

ISBN:9784041001011
定価:660円(本体600円+税)
ページ数:592ページ

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夏目漱石『門』

真の意味の求道者としての人間漱石の面目を示す。明治43年、漱石「修善寺の大患」の年の作品

かつての親友の妻とひっそり暮らす宗助。他人の犠牲の上に勝利した愛は、罪の苦しみに変わっていた。宗助は禅寺の山門をたたき、安心と悟りを得ようとするが。求道者としての漱石の面目を示す前期三部作終曲。

ISBN:9784041001097
定価:440円(本体400円+税)
ページ数:256ページ

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夏目漱石『草枕・二百十日』

人間の事象一切を無私の眼で見る「草枕」。漱石には珍しい社会批評の方向を示す「二百十日」

俗世間から逃れて美の世界を描こうとする青年画家が、山路を越えた温泉宿で美しい女を知り、胸中にその念願を成就する。「非人情」な低徊趣味を鮮明にした漱石の初期代表作『草枕』他、『二百十日』の2編。

ISBN:9784041001042
定価:482円(本体438円+税)
ページ数:272ページ

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夏目漱石『それから』

自然の情念に引きずられ、社会の掟に反いて友人の妻に恋慕をよせる主人公の苦しみ。明治42年の作品

友人の平岡に譲ったかつての恋人、三千代への、長井代助の愛は深まる一方だった。そして平岡夫妻に亀裂が生じていることを知る。道徳的批判を超え個人主義的正義に行動する知識人を描いた前期三部作の第2作。

ISBN:9784041001080
定価:440円(本体400円+税)
ページ数:352ページ

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夏目漱石『文鳥・夢十夜・永日小品』

近代的人間の運命を追求していた漱石が時として見せた滋味豊かな一面。美しくも香り高い珠玉の短篇集

夢に現れた不思議な出来事を綴る「夢十夜」、鈴木三重吉に飼うことを勧められる「文鳥」など表題作他、留学中のロンドンから正岡子規に宛てた「倫敦消息」や、「京につける夕」「自転車日記」の計6編収録。

ISBN:9784041001172
定価:482円(本体438円+税)
ページ数:256ページ

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夏目漱石『こゝろ』

漱石自身の孤独と明治という時代への思いを示し、漱石文学の絶頂をなす作品

遺書には、先生の過去が綴られていた。のちに妻とする下宿先のお嬢さんをめぐる、親友Kとの秘密だった。死に至る過程と、エゴイズム、世代意識を扱った、後期三部作の終曲にして漱石文学の絶頂をなす作品。

ISBN:9784041001202
定価:396円(本体360円+税)
ページ数:336ページ

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夏目漱石『虞美人草』

三角関係の先にある衝撃的な結末とは?

美しく聡明だが、我が強く、徳義心に欠ける藤尾には、亡き父が決めた許嫁・宗近がいた。しかし藤尾は宗近ではなく、天皇陛下から銀時計を下賜されるほどの俊才で詩人の小野に心を寄せていた。京都の恩師の娘で清楚な小夜子という許嫁がありながら、藤尾に惹かれる小野。藤尾の異母兄・甲野を思う宗近の妹・糸子。複雑に絡む6人の思いが錯綜するなか、小野が出した答えとは……。漱石文学の転換点となる初の悲劇作品。

ISBN:9784044002848
定価:616円(本体560円+税)
ページ数:464ページ

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夏目漱石『明暗』

日本近代文学の最高峰、漱石未完の絶筆。

幸せな新婚生活を送っているかに見える津田とお延。だが、津田の元婚約者の存在が夫婦の生活に影を落としはじめ、漠然とした不安を抱き――。複雑な人間模様を克明に描く、漱石の絶筆にして未完の大作。

ISBN:9784041061770
定価:836円(本体760円+税)
ページ数:656ページ

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夏目漱石『道草』

すれ違いながら、互いへの理解を諦めきれない夫婦の姿を克明に描く異色作!

留学帰りの健三は仕事に忙殺され、妻子を思いやる余裕もなく日々を過ごしていた。
ある日、彼のもとへ絶縁したはずの養父・島田が金の無心にやって来る。かつての恩義や見栄のため、頼みを断れない彼に嫌気がさす身重の妻。
しかし意固地な二人は話し合うこともせず、すれ違う。
腹違いの姉からも経済的支援をせがまれ、健三の苦悩は深まる。そんな中、妻は出産を迎えるが……。
分かり合いたい、分かってもらいたい、けれども分かり合えない二人。

互いへの理解を諦めきれない夫婦の姿を克明に描く、漱石後期の名作。

ISBN:9784041075883
定価:484円(本体440円+税)
ページ数:352ページ

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灰谷健次郎『兎の眼』

新任教師小谷先生と心を開かない一年生鉄三、二人を中心に人々のふれあいを描く感動の名作

新卒の教師・小谷芙美先生が受け持ったのは、学校で一言も口をきかない一年生の鉄三。心を開かない鉄三に打ちのめされる小谷先生だが、周囲とのふれ合いの中で次第に彼の豊かな可能性を見出していく。

ISBN:9784043520015
定価:660円(本体600円+税)
ページ数:352ページ

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灰谷健次郎『太陽の子』

お父さんの心の病の原因は? 沖縄を通じ、生きることの尊さを描いた渾身作

ふうちゃんが六年生になった頃、お父さんが心の病気にかかった。お父さんの病気は、どうやら沖縄と戦争に原因があるらしい。なぜ、お父さんの心の中だけ戦争は続くのだろう? 著者渾身の長編小説!

ISBN:9784043520107
定価:792円(本体720円+税)
ページ数:432ページ

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林芙美子『浮雲』

波乱の人生に委ねながら恋に生きる、男と女の物語

第二次大戦下、義兄の弟との不倫に疲れ仏印に渡ったゆき子は、農林研究所員富岡と出会う。様々な出来事を乗り越え、二人は屋久島へと辿り着いた――。敗戦後、激動の日本で漂うように恋をした男と女の物語。

ISBN:9784041061534
定価:704円(本体640円+税)
ページ数:416ページ

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林真理子『葡萄が目にしみる』

葡萄作りの町で高校に通う乃里子、もどかしくも美しい日々。

葡萄づくりの町。地方の進学校。自転車の車輪を軋ませて、乃里子は青春の門をくぐる。淡い想いと葛藤、目にしみる四季の移ろいを背景に、素朴で多感な少女の軌跡を鮮やかに描き上げた感動の長編。

ISBN:9784041579084
定価:482円(本体438円+税)
ページ数:240ページ

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三島由紀夫『不道徳教育講座』

不道徳を説くことで、真実の道徳を問い直す。機知を笑いに富んだ傑作エッセイ!

大いにウソをつくべし、弱い者をいじめるべし、痴漢を歓迎すべし等々、世の良識家たちの度肝を抜く不道徳のススメ。西鶴の『本朝二十不孝』に倣い、逆説的レトリックで展開するエッセイ集、現代倫理のパロディ。

ISBN:9784041212073
定価:704円(本体640円+税)
ページ数:352ページ

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三島由紀夫『夏子の冒険』

男たちに絶望した女の前に、理想の男が現れた! 彼こそ運命の男なのか?

裕福な家で奔放に育った夏子は、自分に群らがる男たちに興味が持てず、神に仕えた方がいい、と函館の修道院入りを決める。ところが函館へ向かう途中、情熱的な瞳の一人の青年と巡り会う。長編ロマンス!

ISBN:9784041212110
定価:572円(本体520円+税)
ページ数:288ページ

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宮沢賢治 編:中村稔『新編 宮沢賢治詩集』

生前公刊された詩集「春と修羅」や、ノート、手帳に書きつけられた膨大な詩から、最も魅力ある作品を厳選

亡くなった妹トシを悼む慟哭を綴った「永訣の朝」。自然の中で懊悩し、信仰と修羅にひき裂かれた賢治のほとばしる絶唱。名詩集『春と修羅』の他、ノート、手帳に書き留められた膨大な詩を厳選収録。

ISBN:9784041040058
定価:607円(本体552円+税)
ページ数:368ページ

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宮沢賢治『注文の多い料理店』

暖かさと懐かしさ、そして神秘に満ちたイーハトーヴからの透きとおった贈り物

二人の紳士が訪れた山奥の料理店「山猫軒」。扉を開けると、「当軒は注文の多い料理店です」の注意書きが。岩手県花巻の畑や森、その神秘のなかで育まれた九つの物語からなる童話集を、当時の挿絵付きで。

ISBN:9784041040010
定価:484円(本体440円+税)
ページ数:240ページ

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宮沢賢治『イーハトーボ農学校の春』

故郷の岩手県、農業への深い愛慕に満ちた作品集。

訪れた春の暖かい陽射しのなかで、歓びにあふれ、農作業を謳歌する農学生たちを描く表題作をはじめ、賢治の農学校教師時代の生活や、農学生時代の思い出から生まれた作品を集めた短篇集。

ISBN:9784041040119
定価:572円(本体520円+税)
ページ数:208ページ

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宮部みゆき『あやし』

その話が、どういうふうに終わるのか、おまえは、ちゃんと聞いたのか?

木綿問屋の大黒屋の跡取り、藤一郎に縁談が持ち上がったが、女中のおはるのお腹にその子供がいることが判明する。店を出されたおはるを、藤一郎の遣いで訪ねた小僧が見たものは……江戸のふしぎ噺9編。

ISBN:9784043611041
定価:616円(本体560円+税)
ページ数:304ページ

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武者小路実篤『馬鹿一』

人間愛に満ちた武者小路実篤の名作が、70年の時を経て新装版で登場!

「この世は美しいものでいっぱいなので、醜いものをみる暇はない」――他人に馬鹿にされながらも、なんの変哲もない石や草を描き続ける画家・馬鹿一。決して上手とは言えないが、自然を愛する素直な人柄が表れる彼の絵は、不思議と周囲の眼を引きつける――。時代を超えて読み継がれる武者小路実篤の代表作『真理先生』の登場人物が織りなす、明るい知恵と人間愛に満ちた名作短篇集。

ISBN:9784041137840
定価:814円(本体740円+税)
ページ数:320ページ

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森鴎外『山椒大夫・高瀬舟・阿部一族』

森鴎外の歴史物を集めた名作集。詳しい注釈付き。

安寿と厨子王の姉弟の犠牲と覚悟を描く「山椒大夫」、安楽死の問題を扱った「高瀬舟」、封建武士の運命と意地を描く「阿部一族」の表題作他、「興津弥五右衛門の遺書」「寒山拾得」など歴史物計9編を収録。

ISBN:9784041002872
定価:524円(本体476円+税)
ページ数:304ページ

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夢野久作『少女地獄』

怪奇小説の帝王が描き出す、美しい少女の不思議な心理。

可憐な美少女・姫草ユリ子は、接触するすべての人間に好意を抱かせる天才。その秘密、常識離れした虚言癖にあった。自分を偽り、虚構の世界を生き続けた少女が、最後に選んだ道とは……。

ISBN:9784041366059
定価:704円(本体640円+税)
ページ数:288ページ

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夢野久作『瓶詰の地獄』

遭難兄妹が海に流した三つの瓶。そこに収められた地獄の真相とは?

海難事故により遭難し、南国の小島に流れ着いた可愛らしい二人の兄妹。彼らがどれほど恐ろしい地獄で生きねばならなかったのか。読者を幻魔境へと誘い込む、夢野ワールド7編。

ISBN:9784041366141
定価:704円(本体640円+税)
ページ数:288ページ

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